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【弊社代表に初インタビュー】社長としての大失敗は?大量生産停止にまで追い込まれた壮絶な当時を振り返る!#前編

こんにちは。PLEN Roboticsインターン生の鈴木です!
さて今回は弊社代表取締役である赤澤さんにインタビューしてまいりました!

社長といっても普段どんな業務をしているのか知らない人も多いハズ!ということで我らが社長に根掘り葉掘り聞いてみましょう~📣

まずは自己紹介をお願いします!

「PLEN Robotics代表取締役の赤澤夏郎と申します。年齢は52歳、趣味は山登りです。」


PLEN Robotics創業の経緯について教えてください。

「2017年に富田敦彦と共同で創業しました。実は『PLEN Robotics』以外にもう一つ『PLEN Project』という会社も持っています。その会社を創業するまで何をしていたかと言うと、20代の頃はスキーのインストラクター兼プロスキーヤーとして10年間を過ごしていました。30代に突入し、スキーはずっと続けられる職業ではなかったので、大阪に戻ってきました。
すると町工場を経営していた私の父親が、新規事業として小さい二足歩行型ロボットを大学と共同研究していることを知りました。それまでの私の町工場のイメージとは全然違っていて、興味を掻き立てられました。なんとかそのプロジェクトに潜り込むことに成功し、それ以来ロボット開発をテーマに20年弱走り続け、今に至ります。
『PLEN Project』では人に喜んでもらいたい人の役に立ちたいという思いから教育ロボットを開発していました。ですが、もう少し人の役に立つ領域を広げたいと思い顔認証AIアシスタント『PLEN Cube』を開発する『PLEN Robotics』を新たに起業しました。」

2足歩行プログラミングロボット『 PLEN:bit』
顔認証で接客業務のDXを推進する『PLEN Cube』


1日を通してどんな仕事をしていますか?

「まず朝いちばんに、取引先との毎日の定例ミーティングがあります。次に溜まったメールにどんどん返信していきます。平均して1日に2, 3本のオンラインミーティングがあるのでそれ以外の時間に、取引先への提案資料を作成し、完成したものから送っています。
残業はしたくないので、定時になったらなるべく早く帰ります。(笑) これがオフィスにいるときの働き方です。
コロナ禍が明け、日本全国にいるお客さんの元へ出張することもよくあります。月に2回ほどですね。遠出するのが好きなので苦痛ではないです。
ちなみに海外出張は半年に1回ほど。メインは中国になります。」


普段開発をすることもありますか?

「もちろん指示をすることはありますが、コードを書くなど手を動かして開発をすることは今はもうないです。昔は自分でやってましたが、今は会社全体で自分のイメージを共有、実現、達成できているので、自分でコードを書くか書かないかにこだわりはないです。」


起業して良かったことは?

「短期間で経験値を上げられたことです。雇われの身ではないので良いことも悪いことも経験することが多いです。不安でもありますが、これからが楽しみでもあります。(笑)」


起業する時に大変だったことは?

「会社のマネジメントについてあまりにも知らないことが多すぎて苦労しました。金融のこととか、ひたすら調べて覚えていきました。
それにベンチャー支援の会社をしている方々が仕事を越えて親身に教えてくださいました。」


富田さんと共同創業して良かったこと、難しいと感じたことは?

「彼は元々金融業で壮絶なサラリーマン生活を経験してきた人なので、仕事の仕方はとても学びになりました。それ故にそのハードなペースについていくのが正直しんどかった。。良かったことでもありツラかったことでもあります。(笑)
ですが今ようやく僕が追いつき、足並みが揃ってきた実感があります。」


社長として辛かったことは?

「人材マネジメントです。時には心苦しい決断をしないといけないときがあります。よって恨まれることもあります。個人的な好き嫌いの感情ではどうにもならないのですが..。経営判断によって人間関係が悪くなるのはツラいですね。必ず起こりうることなので受け入れるしかないです。」


大きな失敗はありましたか?そこから何を学びましたか?

「たくさん失敗してきました。人を喜ばせたい、人の役に立ちたいと思い作ったものが、全く人の役に立たないんだと感じたとき、失敗したなと思いました。でも今振り返ってみれば、本当に役に立たないものだったわけではなく、活かす場面を見極めきれていなかったんだなと感じます。当時は『莫大な時間と労力をかけて、ゴミみたいなものを作ってしまったんだ…』と自己嫌悪に陥りました。(笑)」

また弊社は2017年にKickstarterMakuakeでPLEN Cube量産のためクラウドファンディングを行いました。がしかし、プロジェクトが予定に反し長期化し、支援者から数々のお叱りを受けるといったことがありました。

量産停止にまで追い込まれたクラファンの失敗経緯はこちらから。↓↓

その当時を振り返ってみてどう感じますか?

「俗に言う、『叩かれる』ってこういう感じなんだと実感しました。これまでは炎上している芸能人などを見ても、放っておけばいいじゃないかと思っていました。
ですがいざ自分が批判的な声を浴びるとやはりメンタルが落ち込みました。完全に代表である私の落ち度なので言われて当然です。かなりダメージを喰らいました。今となれば経験です(-.-;)」


大切にしている価値観は?

「『思ったことは実現できる』です。改めて口に出すと恥ずかしいですが。(笑)

特にモノづくりの分野においては、経済的にいつも苦労します。最初は売るものがないし、作っても売れない日が続きます。そんな毎日なので、自宅に帰っても気が気でない。実際かなりピンチのときもあったし、スタッフの方々に迷惑をかけたこともあります。
ですが今振り返ってみれば、結局なんとかなっているんです。会社は潰れてないし、これまで確実に支払いを滞ったことはないです。
それを経て最近思ったのが、そんな心配するだけ無駄ということです。どれだけピンチが訪れても、これまでなんとかなってきたから今回も大丈夫!という自信になりました。(笑)
そう思えるのは過去20年やってきた実績があるからだと思います。それが10年でも5年でも同じですが、ここまでやってきたんだから大丈夫!という自信は大切にしたいです。」


ということで今回の記事は以上!内容が盛りだくさんなので、後編は後日公開します!

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弊社COO富田さんへのインタビューはこちらから!


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