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1-3-3赤ちゃんの学び「嗅覚」とは

こんにちは!赤ちゃんのにおい、ご自分のにおい、衣類のにおい、生活の中で沢山のにおいに囲まれています。においの始まりは、妊娠初期からというのに驚き。においに関することを取得してきていることに驚きます(自己紹介はココ)

総論:においと記憶は結びついている、安全であるにおいをキャッチしやすいように、強すぎないかおりのなかでの赤ちゃんの生活ができるとよいですね。

妊娠期から嗅覚が発達してる


 赤ちゃんの嗅覚の感覚が発生してくるのは、妊娠6週ごろより鼻の突起が形成され、9週ごろ(妊娠2ヶ月)より嗅覚の細胞発達し、妊娠20週ごろから嗅覚細胞が機能し始めると言われています。肺呼吸・鼻呼吸もしていないのにもう知っているって神秘的だなと思います。


匂いと記憶にも深い関係があるといわれています

においと記憶について


 なぜ、においと記憶の関係が深いのかといえば、においを感知する場所が脳みそに近い場所でにおいをキャッチするため、すばやい伝達が行われやすいといわれているからです。


 もうすこし丁寧にお話すれば、下記図の鼻の奥の上の方に嗅上皮というがあり、鼻と脳みその壁(基底部)を通り越して嗅球というにおいを受け取る場所があります。その先嗅索を通して大脳の嗅覚野という場所に達し、においを分別すると言われています。

系統看護学講座専門基礎解剖生理学/医学書院より引用

 におい自体は化学物質で認識され、認識したものを電気信号へ置き換えて40万種類あると言われているものを記憶で嗅ぎ分けるそうです。


 においだけで覚えるのは、なかなか難しいもので、出来事と一緒に覚えていたりするために、香りと記憶と感情が結びやすいともいわれています


 特定の香りの特性が、それに結び付く記憶や感情を呼び起こす現象を「プルースト現象」と呼ばれているものがあります。

例えば記憶の仕方として


 例えばミカンのにおいがあったとします。ミカンと過去の出来事が結びついていることはないでしょうか。もちろん卵焼きのにおい、衣類のにおいなどでも構いません。


 それが心地よい記憶であったのか、そうでない記憶であったのか、そういったこともにおいの記憶の中に残っていくわけです。人によって、好ましいにおいと、そうではないにおいに分けられる記憶になると思います。

強いにおいがあったとして


 強い香りの中にいると、しばらくすればその匂いに慣れくる経験はないでしょうか。そしてその周辺にあったにおいに鈍感になってしまったりすること経験した人もいるかもしれません。


 赤ちゃんにとってにおいは五感の大事な1つです。乳汁の香り、抱っこしてもらう人の香り、衣類寝具の香り、生活の香りなど、赤ちゃんなりに感じ取っていきますので、なるべく香りの強すぎない環境で過ごせたらよいですね。


なお、五感シリーズもお勧めです。よかったら
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