ぴよこ

かんがえごと。 ときどき物語。

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#04 におい

いとこから桃を貰った。 うちにいっぱいあってさ、と2つ ❥ ❥ 桃色の桃、ってわけじゃなくて ちょこんとクレヨンで塗りくわえたような ほっぺだけ赤いみたいな感じの桃で…

ぴよこ
2年前
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短編小説 「蒼と、空」

こんな場所があっただろうか、とそう思わせる場所が僕の視界の先にふと現れた。 小さな白い花、 背の低い木につかまる黄色い花、 …

ぴよこ
3年前
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短編小説 「蒼と、雲」

不規則な足音が響く。 隙間からのぞく蒼は 軽々しい雲に飲み込まれていくようで、いつもの、好きなそれとはちがって見えた。 肺に入る空気。ひや、として、わざとらしい空…

ぴよこ
3年前
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#03 かわいい

可愛いお洋服に お気に入りの色を煌めきを目元に乗せて 耳元で揺れる気合いをつけたなら 今日のあたし最強だ 古着屋さん大好き。 かわいいお洋服があの価格で買えることも…

ぴよこ
3年前

#02 ぴよこです

note開設をしてもう3ヶ月あまり経っているというのに 投稿数は脅威の2 その事実にふと気づいた ハイパー夜中テンションで紡いでいきます お久しぶりですぴよこです。 「大…

ぴよこ
3年前

#01 月をみると〜ぴよこの場合〜

日中、月を見ると、 いつも心が浮つく。 そのほうが、綺麗だと わたしは思ってしまう。 青地に白。 いいじゃないか。 そりゃさ 星々と並んで発光してる姿は 美しいんで…

ぴよこ
3年前

#00 ぴよこ、歩きはじめてみる。

言葉を紡ぐ。 からだの真ん中らへん、 ちょうど心臓の裏側あたりが火照って、 ぐぅ、とエネルギーが集中して。 並んだ文字を見て。 で、また、綺麗に閉じて。 こうして書…

ぴよこ
3年前
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#04 におい

#04 におい

いとこから桃を貰った。

うちにいっぱいあってさ、と2つ ❥ ❥
桃色の桃、ってわけじゃなくて
ちょこんとクレヨンで塗りくわえたような
ほっぺだけ赤いみたいな感じの桃で
白いネットにくるまってコロンとかわいい。

ダイニングテーブルのど真ん中に置いてみた。

携帯やらテレビやらお菓子食べるやらの、なんとなくの時間を過ごして
そんで疲れたから机に突っ伏した。

そしたら桃のにおいがきた。
甘くてみず

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短編小説 「蒼と、空」

短編小説 「蒼と、空」

こんな場所があっただろうか、とそう思わせる場所が僕の視界の先にふと現れた。

小さな白い花、
背の低い木につかまる黄色い花、
若い綺麗な緑たち。

そこは喫茶店へ向かう、ごくありふれた道の途中の、空き地。
建物と電柱のあいだから注ぐ陽がじんわり滲んで、フェードがかかっている。
ただの、空き地

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短編小説 「蒼と、雲」

短編小説 「蒼と、雲」

不規則な足音が響く。
隙間からのぞく蒼は 軽々しい雲に飲み込まれていくようで、いつもの、好きなそれとはちがって見えた。
肺に入る空気。ひや、として、わざとらしい空気。カランカランなんて鳴っているのは 実は僕の心臓の音なのかもしれない。
ビル街は、いつも通り午後の香りに侵食され、輝くひかりに吸いとられていく。

PM3:21。
僕は今日、パフェを食べるこ

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#03  かわいい

#03 かわいい

可愛いお洋服に
お気に入りの色を煌めきを目元に乗せて
耳元で揺れる気合いをつけたなら
今日のあたし最強だ

古着屋さん大好き。
かわいいお洋服があの価格で買えることもそうだけれど
なによりお洋服を見つけ出せるところがいい
1回さよならされたお洋服を、今度はあたしが迎えにいく。
ただ優越感に浸りたいだけかもしれない
でもそれでいい

なんか、なんか
嬉しくなっちゃう
そんで、新品より愛着が湧いちゃう

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#02 ぴよこです

#02 ぴよこです

note開設をしてもう3ヶ月あまり経っているというのに
投稿数は脅威の2
その事実にふと気づいた
ハイパー夜中テンションで紡いでいきます
お久しぶりですぴよこです。

「大事にしまってた、それを変えてみようと思う」
そう決意して始めたらしい。
ちょっと大口を叩きすぎたんでは?と思う午後11時過ぎ。

大事にしまってたけど、1度外の世界へ放り出してもいいよね
そう思った
でもなんかそれより実際自分の

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#01 月をみると〜ぴよこの場合〜

#01 月をみると〜ぴよこの場合〜

日中、月を見ると、
いつも心が浮つく。

そのほうが、綺麗だと
わたしは思ってしまう。

青地に白。

いいじゃないか。

そりゃさ
星々と並んで発光してる姿は
美しいんですよ。
雅ですよ。

そうなんだけど、
何故だか
昼間の月だけが持つ、爽やかさが
すきで。

同時に
世界が纏う色も
いつもより生き生きしてて。

呼吸を感じて、
あ、今日この日だ
って。

集めてる瓶の蓋が
新しく増えたみたい

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#00 ぴよこ、歩きはじめてみる。

#00 ぴよこ、歩きはじめてみる。

言葉を紡ぐ。
からだの真ん中らへん、
ちょうど心臓の裏側あたりが火照って、
ぐぅ、とエネルギーが集中して。
並んだ文字を見て。

で、また、綺麗に閉じて。

こうして書いてきた溢れんばかりの言葉たちを
大事に大事にしまうことが
なんか心地よくて、
わたしにとっての
〝幸福〟
そのものでもあった。

瞬時にうまく言い回せないことを
じっくり、
ああこれだと感覚しながら
のめり込むように文章を書いてい

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