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第379号『こんなにも悪い奴がいるのか④』

Netflixでアニメ『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の配信が開始されました。

例によって私は配信後に全話一気に視聴してしまいました。

80年代から90年代のあの頃に少年ジャンプで毎週の掲載を楽しみにそれこそ貪るように読んでいた学生時代の記憶が蘇ってくるようでした。

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の割と前半のエピソードでアビゲイルとの闘いの中で『悪の定義』について触れられているシーンがあります。

「オマエの悪のチカラはこんなものか!?」

悪の脅威的な力に対してそれ以上の暗黒の力で押し勝つという流れです。

相手が卑怯な手段で攻めてきたときにはそれ以上のド汚ぇ邪悪な手段で圧倒的に勝つ!それこそが闘いの本質だ、と宣言しています。

(作中でも語られていますが)確かにその通りです。

勝たなければ何の意味もありません。

綺麗事では済まされないということです。

まさに『正義無き力は暴力なり、力無き正義は無力なり』というやつです。

そして、そんな言葉を口にしつつも主人公ダーク・シュナイダーは(言葉とは裏腹に)仲間も敵もみんな救います。

徹底的に助けます。心も身体もひっくるめて全部です。(そうやってみんな仲間になっていきます)

四天王最後の敵である高弟カル=スに対しても闘いの最中においてすら「許す!俺が全部許してやる!」とまで言ってのけるのです。

そんな王道ベタベタ展開の80年代から90年代の少年漫画が私は大好きでした。(今でも勿論大好物です)

*****

それから数年後、社会人になって様々な人間と出会いました。

現実の世界には良い人もいれば悪い人だっています。そりゃそーです。

漫画とは違います。だってそれが現実なんですから。

けど、出会うほとんどの『悪』はとても悪と言えるレベルでもないただの『小悪党』でした。

会社の経費(領収書)などをチョロまかしたり。

歓迎会という名の飲み会の幹事を務めながらも、参加者から集めた会費よりも安いお店を押さえてその差額をチョロまかして自分の懐にいれてしまうようなタイプの小悪党。

違法駐車をしてかけられたワイヤーロックを工事用の機材で切断してそのまま逃走したりするような豪胆な悪党もいましたが、やはりそれすらも小さいレベルの悪のように感じます。

私はそれらの悪が『小悪党』だと感じてしまうくらいに、それ以上の悪の力をこれまでに見てきてしまいました。

今回ご紹介するタイプの悪はおそらくは史上最大レベルの悪だと私自身が認識しています。(正直書くことをそこそこためらいました)

たぶんこれが文字通りラスボスということになりますので、このシリーズ記事も今回が最終回ということになります。

またいつか新たな悪が現れた際には紹介することがあるかもしれませんが、当面はこれ以上の悪は出てきそうな予感もありませんのでやっぱりこれが最後になるかと思います。

それでは全く張り切らずにいきましょう。

小悪党は数十万から数百万、本当の悪は億!

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