ぴっぴ

梶田琴理です。最高位戦日本プロ麻雀協会所属5年目の麻雀プロ。福井県出身。競技かるたA級…

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梶田琴理です。最高位戦日本プロ麻雀協会所属5年目の麻雀プロ。福井県出身。競技かるたA級六段。つれづれなるままに書きます。

最近の記事

門番の卒業

ありがたいことにnoteの更新を待っている旨を伝えてくれる方が時々いて、それなのにただぼんやりと日々が過ぎていくばかりで久しぶりのnote。 日々を過ごしているのか、日々が過ぎていくのかではまるで違う。後者は停滞。良く言えば安定だが。 麻雀プロ歴丸5年。新人ではなくなり、ベテランでもない。たまに何かの予選ぐらいは勝ててもタイトルには手が届きそうになったこともない。 リーグ戦? リーグ戦はもうずっとコンプレックスになっていた。最高位戦日本プロ麻雀協会には現在A1からD3

    • 「若いのに凄い」の違和感

      久しぶりのnoteだけど、そんなに大したことは書かない。 自分よりも年下の人が何かで活躍したり凄い成績を残したりしたときに、なんとなく「若いのに凄い」って言ってしまいがちだけど、その称賛の仕方って合ってる?ってふと思った話。 私は今年32歳になる。小学校高学年くらいでモー娘。の辻ちゃん加護ちゃんあたりをガッツリ好きだった世代。モー娘。のメンバーは好みの程度の差はあれど全員が憧れのお姉さんたちだった。甲子園で野球をしている高校生のお兄さんたちは大人と同じくらい大きく見えてい

      • シンデレラファイト Day2 #3 後半

        続きです。南場に入ります。 全員ほぼ原点持ち。ヒリヒリするけど、よっしゃここから鳳東や!と思って臨みました。 南1局 西家 打南としたところ。打1mの方がよさそう。ターツ足りないけど2m引きで新しいターツできても嬉しくない。3m引きは3456mの4連形できるから1m切っちゃってても少ししか痛くない。縦重なりの枚数でも南白發中の方が1mより1枚多い。こういうのちゃんとしろ。 河に南南白白が並んでいるのがつらい。私の河には下手くそ!と書いてある。 それにはいったん目を瞑っ

        • シンデレラファイト Day2 #3 前半

          自分で気になったところを書いておきます。 たぶん初めての自戦記です。 東1局 西家 發は2枚切れた後に重ねた。 対面の親が8p6p手出しで安全牌の西をツモ切り一向聴か聴牌か。上家もドラ2sをツモ切り、下家は9s対子落とし。自分の手牌価値がおそらく一番低く、ここからストレートに4sを打ち出すのが憚られ、4s周りをキャッチできるようにしておいた方が聴牌を取り切りやすいと思った。各家には数牌で対応できそうだったので、一向聴取らずの打發とした。5m切って6m引いたときだけリーチの

        門番の卒業

          お世話になりました!

          約2年間常勤スタッフとして働かせていただいたMLスタジアムを退職することになりました。 2019年秋に麻雀プロになり、2020年春に福井の会社を退職して上京した私。麻雀店で働くのはMLスタジアムが初めてでした。 最初は右も左も分からず、麻雀を打つのも牌を磨くのも遅いポンコツでした。恥ずかしながら接客も未熟で、 「おしぼりを置くのは(本走スタッフより)お客様が先」 「お客様にお尻を向けて立たない」 などなど、今思えば当たり前のことを店長や先輩スタッフからたくさん注意して

          お世話になりました!

          世のため人のためにならないことばかり好きになってしまう

          表題、以前からふと気分が落ち込むと考えてしまうことだ。 「世のため人のために」というのは子どものときに入っていた合唱団の先生が事あるごとに口にしていた言葉。 そんな殊勝なことを常に意識しているその先生のような人は稀だとしても、自分も将来は何か世の中のためになるようなことをしていこうと漠然と思っていた。 かるたと読書がずっと好きだった。 どちらもそれなりに時間とお金を費やした。 かるたが強くなっても、面白い小説をたくさん知っていても、世のため人のためにはほとんどならな

          世のため人のためにならないことばかり好きになってしまう

          特東戦記

          天鳳で七段になったらnoteを書こうと決めていて、なかなか七段にならなかったため随分久しぶりの投稿になった。 麻雀のことを書くのは結構珍しい。 たくさんの人に読んでもらいたいという気持ちももちろんあるが、自分の記録として残したいのが主だ。 人によっては七段到達は取るに足らないことかもしれない。 七段になって喜々としてnoteを書くことは、もしかしたら恥ずかしいのかもしれない。 しかし私はこれまで麻雀で何かの結果を出したことが一度もなかったから、自分の中ではかなり大き

          特東戦記

          信用と期待

          信用と期待について最近思ったこと。 信用とは「それが確かなものと信じ、受け入れること」らしい。 一方、期待は「あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること」らしい。 ニュアンスに少し違いがありそうだ。 例えば、待ち合わせの時間が決まっていて、相手がその時間にきちんと現れるだろうと思うことは「信用」の部類という気がする。 待ち合わせの時間を守るということは一般的には当然のことだから。 例えば、共同生活をしていて、特にルール化されていないところの家事を相手がや

          信用と期待

          祖父の言葉

          社会人になる直前、祖父は言った。 「最初から全力でやらんくたっていいんだわ。この子は出来るって周りに思われるとどんどん大変になるから」 これから仕事を頑張っていこうとしている孫に言うことなのか?と当時は思った。ぬるま湯に浸かったような学生生活を送ってきていきなり社会に出たら、相当頑張らなければならないに決まっている。それに、祖父は長年会社勤めをしてきた仕事人間だった。普段は優しいが、仕事のこととなると自分にも他人にも厳しい印象があった。だから意外な言葉だとも思った。 実

          祖父の言葉

          不寛容が怖い

          不寛容を恐れている。 私はぼんやりとした人間だ。 コンビニでレジに並んでいて横入りされ、店員さんにも気付かれず、おや?と思うけれどもまぁいいかとやり過ごす。その瞬間は多少ムッとするが。自分の立っている位置や向きがレジに並んでいるように見えなかったのかもしれず、それならば相手に悪気はないことになる。じゃあ仕方ないかと。 ぼんやりとしているが、その分他人のぼんやりとした部分もあまり苦にならない。 育った環境がほのぼのとした田舎だったことも関係があるのかもしれない。 スピ

          不寛容が怖い

          お仕事帳(中)

          小さい頃、将来の夢を問われる場面では、やりたいことが多すぎて困っていた。毎回答えが違った気がする。ピアノの先生、学校の先生、作家、声優、車掌さん…。「なんでも屋さん」と言ったこともあった。自分はなんでもできるのだと、可能性を信じて疑わなかった。眩しいねぇ。ただ、麻雀プロだけは発想にもなかった。不思議なものだ。車掌さんだけは今でもちょっとやってみたいと思っている。そんな梶田が今までにやってきたバイトや仕事の話。前回の続きです。 お仕事帳(上)→https://note.com

          お仕事帳(中)

          お仕事帳(上)

          私はとても怠惰な人間だから働くのは好きではない。起きている間中ずっと眠たい。できればずっと布団に潜っていたい。でも生きていくためにはお金が必要だから働く。どうせ働くならば好きなことや楽しいことをしたい。 そんなわけで今までにいろいろなアルバイトをしてきた。そして会社員を6年間。それぞれのエピソードを書き留めておこうと思う。 ※エピソードの中には時効のものもあるがちょっとヤバいかなと思うものもあるので、保身のために今回は有料記事とさせていただきます。 ①某ドーナツ店:高校

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          お仕事帳(上)

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          橋を渡す

          麻雀プロになったとき、私はかるた界出身だから、双方の業界を結びつけるようなことを何かできたらいいなぁと思っていた。 一昨日、かるた界と麻雀界から協力を得て競技かるたのYouTube生配信をしたことで、その思いを少し形にできた。 動画リンク→https://youtu.be/6DwfXktnftI 出演してくれたのは、麻雀界から中月裕子プロ(日本プロ麻雀協会、競技かるた経験者)、戸丸めぐみさん(最高位戦日本プロ麻雀協会研修生)。 かるた界から浜野希望六段(慶應かるた会・

          橋を渡す

          琴理という名前の由来は、鳥のように自由に羽ばたいてほしいから、ではなく、実はゴルフから来ているらしい。 両親はゴルフが好きだった。 過去形で書くともういないのかと思われるかもしれないが健在だ。ただ、もう数年(十数年?)ゴルフをしている気配がないから過去形で書いておいた。 ゴルフについてはあまり詳しくないが、規定より少ない打数でカップインすることには「バーディー」やら「イーグル」やら「アルバトロス」やら鳥系の名前がついているらしい。逆に規定打数より多くなったときの「ボギー

          30歳

          連なっている日々のただ1日にすぎないが、個人的な節目の日。今日で30歳になった。まずは健康にここまで生きてこられたことに感謝。写真は近影。この日の服装はたくさん褒めてもらえてうれしかった。 年齢を公表することにためらいはない。 私と関わってくれている同年代やそれ以上の方々がいい感じに輝きながら年齢を重ねておられるからか、今はまだそれほど歳が増えることにマイナスイメージがないのだ。 まあ自分の感覚がそうだから隠さないのだが、私のnoteなんかは結構何でもありのまま書きすぎ

          「人」を書くこと

          人を書くのは難しいけど楽しい。 最高位戦の選手にスポットを当てる連載「FACES」。取材・執筆を担当させてもらった松井夢実さんの回が公開された。ゆめみんさんの魅力を最大限に伝えたかった。伝わってほしい。 FACES vol.3 → https://saikouisen.com/11673/ でも、私が文章で伝えるというのもおこがましいかもしれない。記事はほとんどがゆめみんさんの言葉で構成されているから。それほどゆめみんさんの一言一言が印象的だった。 普段のnoteは好

          「人」を書くこと