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必要ない?TOEIC試験を毎月受けるワケ

先月からTOEICのLR(リスニング&リーディング)の試験を始めました。ここで改めてTOEICを受ける理由と、対策、今後の計画について記録しておこうと思います。


TOEICを受験する理由➀文法+語彙習得のため

TOEICの試験はリスニングとリーディングの2つからなります。全部で7つのパートに分かれ、パート1~4がリスニング、5~7がリーディングになります。このリーディングのパートでは語彙と英文法を理解しないと問題は解けません。そのため必然的に文法学習をやることになります。

とくにリーディングのパート5は、文法問題が出題されます。続くパート6、7の長文読解も、文法の基礎知識がないと回答できません。またリスニングパートも、ある程度の点数までは文法の基礎知識がなくても聞こえた単語だけで回答できると思いますが、さらに正確に聞き取るためには文法必須。パート3、4は、リスニング+リーディングのスキルも必要になるので、やっぱり文法の基礎知識は必要ということです。

もう1つは語彙。TOEICはビジネスの現場でのシチュエーションが多いため、ビジネス関連の単語を知っておかなければいけません。TOEIC(LR)のスコアは主に企業の採用試験でみられるため、仕事で使うためにも覚える必要があります。

TOEICを始めてわかったのですが、私もこのビジネス関連の言葉は必要になってくると思うので、文法とともに単語も覚える必要があります。

TOEICを受験する理由➁仕事のため

TOEICを受験するもう1つの理由は、来年あたりから仕事の幅を広げたくて、そのためにTOEICのスコアを上げておきたい、ということ。
文法、語彙習得のためには英検を受験するという手もあります。ただ英検の場合は合否で判定されるため、受からなかったら履歴書に書けません。さらに、20年外資系企業の人事をやっていた友人曰く、企業で評価されるのは主に英検1級だといいます。それだとハードルが高すぎるので、やはり私はTOEICでスコアを伸ばしたいと思います。

現在は、TOEICのリスニング&リーディングだけですが、もしかしたら今後スピーキング&ライティングの試験も受けるかもしれません。

目標到達スコア800点のワケ

実は、TOEICを受けると決めた時、明確な目標スコアは決めていませんでした。というのも、当初の目的がスコアではなく文法習得だったからです。ただTOEICの勉強を進めるにあたり、どれだけのスコアを取れたらどんな仕事に就けるかという話をまわりの人から聞くようになりました。

その結果、次のステップに進むためにはTOEIC(LR)のスコアが750点以上必要だということがわかりました。750点を目指すと700点になるので800点以上を目標にします。

TOEICを毎月受験する理由

英語の試験は、自分の現在の能力をみるものなので、年に2回程度でいいと思っていました。ただ、私の場合、だらけて全然勉強をしません。そのため毎月受験してモチベーションを保つことが必須です。それによって継続的に学習できるからです。

TOEIC(LR)の1回の受験料は7,810円(税込)。ここに会場までの交通費もかかるため1回1万円弱かかることになります。毎月1万円の出費をしてまで受けるなら、その1万円をオンライン英会話にかけたほうがよっぽど身になるのではないかと思うことも。

英語の初中級者以上になったら、文法の基礎知識がないとそこから先の伸びがかなり遅くなります。それどころか文法を間違ったまま覚えていたり、その場しのぎの適当な発言を繰り返していると、それが身についてしまい、いつまでたってもまともな会話ができなくなってしまう可能性があります。これは私が3年間オンライン英会話をやってきて感じた大きなミスです。基礎がないのに話しても伸びない!

ちなみに、TOEICを受験する場合、1年後の同月から3ヵ月間に実施の公開テストのうち1回が割引価格7,150円(税込)で受けられるリピート受験割引があるので、もし1年前に受験していて再受験したい方は、申し込みの際に気を付けてください。

会話だけしても伸びない。だからといって文法に傾倒すると…

ここで1つ言っておくと、よく「オンライン英会話をやっても伸びない」または「うまく話せないので、英会話をやめて文法に絞ります」「TOEICで○○点取ってから英会話をやります」という人もいますが、私は「文法のみ」の学習法は勧めません。

英語を習得する目的が、英文を書けたり読めるようにすることなら、英会話は必要ありません。もし英会話ができるようにしたいのであれば、文法を学びながら一緒に英会話をやるのがベストです。なぜなら習った文法をそのまま会話で練習できるので。文法の知識だけあっても会話の練習しなかったらいつまでたっても話せないまま。

文法を先にやるなら3カ月ですべて習得して、それから会話をやるなど、短い期間で集中してやることをおすすめします。文法に1年もかけていたら英語を話せるようになるのが遅くなり、場合によってはワーホリや転職などの年齢制限を過ぎてしまうので注意してください。

スコアよりもPART5を重視するのは…

私は5月の試験に続き、6月、8月……とTOEICを受験する予定です。
というのも、私の過去の学習傾向からすると、試験になれるまでに1、2回。3回目以降に今の実力に近いスコアがでるのではないかと予測しています。

5月に受けた結果を見ても、やはりかなりリーディングが足を引っ張っている結果に。リーディングは苦手意識がつよすぎて、これまで何度か自主学習でパート6と7に挑戦したものの、「読むの無理」という感じで放置ぎみになっていたのですが、試験当日最後までちゃんと問題に取り組めただけすごいと思ってます。意識が低すぎてすみません……。

スコアだけみたら、リスニングに力を入れたほうがいいのですが、それだと「文法を習得する」という本来の目的から逸脱してしまいます。そのため、文法の基礎となるパート5の問題を全問正解できるように、かつ解説できるように、ここを目標としてやっています。

逆にいえば、パート5ができれば、6も7も読めるようになり、リスニングパート(半分リーディング)である3と4のスコアも上がるはずです。パート3と4に関しては、問題文の話の内容はある程度わかるけど、回答文の内容がよくわからならいので正解できない、という感じです。
そのため、私にとってはパート5が重要です。

これはあくまでも私の目的と課題にそったやり方なので、TOEICを受験される方は、自分の目標と課題に沿ったやり方をすることをお勧めします。
現在の自分の強みと弱みを把握しないままスコアだけを目標にすると、どこをどう学習したらいいのかわからなくなる可能性があるのでご注意ください。

現在のスコアと具体的な目標設定の仕方などを知りたい方は、TOEIC専門コーチングの無料相談をお勧めします。ここは実際に私が12週間受けたところですが、相談するだけでも目標とやるべき課題が明確になるのでお勧めです。

TOEICスコアの伸ばし方

スコアの伸ばし方についてはいろいろあると思いますが、私は基本的には語彙を増やすこと、文法に注力すること。ここがメインになってきます。文法に関しては、TOEIC専門スクール「コレダケ」にてパート5で品詞分解を徹底的に教えてもらったのでそれをベースにやります。また、パート6、7に関しては、文法力と語彙力を高め基礎的な読解力を高めつつ、問題文のどこを見て考えるべきかを教えてもらったので、そこも気を付けながらやります。

パート1、2に関しては、音読&瞬間英作文&シャドーイングでフレーズを覚える&英会話で使えるものはどんどん使っていく。パート3、4は、質問の意図を確認しながら先読みで解答を探す。あと問題文の意味を素早く理解できるように品詞分解を怠らずやる。
1~4のリスニングパートに共通していえることは、音声変化に注意すること。とくにリンキングと音の強弱には細心の注意を払う。

やることを迷わなくていいというのは、私にとってかなりの時間短縮になるはずです。自分でプランニングしてやると、スコアが伸びなかったときにあれこれいろんな問題集に手を出して、結果嫌になって辞めそうなので(笑)

コレダケで学んだ具体的な学習方法はこちら。


自分に合った学習方法は?

学習方法は人によってそれぞれ違います。体を動かすなど体験を通して記憶するタイプ、イメージやイラストで勉強・記憶するタイプ、言葉や文章で記憶、暗唱するタイプ、体感できる学びを選ぶ、感覚で記憶するタイプなどがあります。私は「言葉や文章で記憶、暗唱する」+「体験」+「イメージ化」が得意なので、音読やシャドーイングを中心に文章を丸ごと覚えるやり方が合っていると思います。

一人でやると絶対に続かないので「コレダケ」のチーム学習で知り合った人たちと、Twitterでつながりながら励まし合いながらやっています。
同時に、習ったフレーズをスピーキングにも活かせるように、オンライン英会話のQQEnglishも受講しています。こちらは、「体験」を増やすために「TOEICコース」でパート5を中心に勉強しています。先生に質問されてわからなかった、うまく説明できた、といった体験が単語や文法と一緒に記憶に残るので。

自分に合った学習方法を知りたい方は、以下の「タイプ別学習診断法」のページを参考にしてみてください。

毎日の学習時間確保の仕方

TOEIC対策をやっていてなにが大変かといえば、時間の確保です。毎日、家事をして、子どものお世話をして、オンライン英会話やって、仕事をしてとなったら、それだけでやることてんこ盛り。そのうえTwitterやって、2日前からはオンラインゲームも始めて…となったら、ほんと時間がありません。

この時間確保こそが最大の課題だと思います。「時間がない」という人におすすめなのが、朝時間を使うこと。朝は眠いし、忙しい。でも、それを逆手に取ると、集中力が上がり確実に習慣化できます。

Twitterも英語垢にして、オンラインゲームも海外の友達と英語で会話しながらにすれば、さらに英語に触れる時間が増えます。ゲームでの会話はTOEIC対策にはならないけれど(笑)

TOEIC目標到達後の計画

今後の目標としては、3回目の受験となる8月の試験で第一目標の600点に到達する。その後は毎月継続して受験を続け、半年から1年を目途に800点を目指す。目標スコアが達成できたら、現在の仕事に加えて派遣の仕事に登録。3カ月単位でいろんな職場をめぐる。
2022年12月までにQQ Englishのスピーキングテストでレベル5(現在4)に到達する。
2023年度中に、もう1つの目標である別の仕事を始める。

計画だけはばっちりだけど、実力が伴うかが心配です……。ただ、目標を設定して計画を立てないことにはいつまでたっても先延ばししてしまうので、忘れないうちに書き出してみました。

約1年前、TOEICの試験を受けようかと思って、メルカリで中古の公式本を買い、届いた1週間後にテキストを開いたものの……5秒で閉じて、そのまままた売ったときのことを考えると、ずいぶん成長したと思います(笑)

TOEICを受ける際に気を付けたいこと

TOEICを受ける場合、先になんのために何点必要なのかということを決めておくことをお勧めします。趣味で受けていたり、私のように文法やリーディング、リスニングなどを極めたいという人はそれでいいと思いますが、ただやみくもにスコアだけ上げることを目標にしても挫折することになります。

目標を設定しなくても、私のように途中から具体的な目標が生まれる人もいるので、それはそれでいいと思います。

最終的な目標が「英語を話せるようになりたい」というものなら、TOEICと一緒にオンライン英会話や英会話スクールに通ったほうが効率よく習得できます。TOEICのスピーキング、ライティングもありますが、スピーキングは「英語を話せるかどうか」ではなく「英語でどんなことを話せるか」「スピーキングではなく、スピーチ力はどのくらいあるのか」ということがメインになると思います。会話の基礎をつけた人がプレゼン能力などを鍛えるためにやるべきものだと思うので、そこは注意してください。
ライティングも同じく。

「TOEIC学習、一緒にやってもいいよ」という人がいたら、コメントください。Twitterかnoteをやっている人はフォローするので一緒に頑張りましょう!

ちなみに、私の学んだTOEIC専門スクール「コレダケ」では、サマーセールをやっているようなので気になる方はチェックしてみてください。












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