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鬱病関連

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自分の鬱病になって、立ち直るまでの薄暗い話。今鬱病で苦しんでいる人たちの救いや助かるチャンスになれたら幸いです。
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記事一覧

鬱が治り始めたきっかけ

鬱が治り始めたきっかけ

そういえば、と思い出したことを書く。

鬱病関連の記事にしては珍しく無料公開だ。

そもそも鬱病関連の記事を有料に設定している理由が、2つある。

まず一つは、というかコレが1番大きい。
『自分が経験したあの苦しみが全く無駄だった、ということにしたくない』だ。

無駄な足掻きとも言う。

とにかく自分は鬱病になってかなり価値観も人生も変わった。
鬱になることでわかる様になった人の気持ちや世間の事柄

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私が絶対に自殺しない理由

私が絶対に自殺しない理由

私は自殺しない。絶対にしない。親から貰った身体だからだとか、命はかけがえのないものだからだとか、そんな言葉だけの薄っぺらい戯言を信じているからではない。私の『今』は親のエゴが文字通り生んだ肉塊が歩んできた無為な時間の積み重ねでしかないし、命はかけがえのないものではない。いくらでも生まれいつでも終わる。その中の一つでしかない自分が死んでも決して世界は変わらない。決して変わらない。決して。

私は人生

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死ぬくらいなら学校に行かなくていい、という言葉に感じる違和感

死ぬくらいなら学校に行かなくていい、という言葉に感じる違和感

夏休み明けには学生の自殺が多発するという。単純に学校に行きたくない学生が学校が始まる事実に耐えきれなくなり死に逃避するということだが。

それを受けて最近は『死ぬくらいなら学校に行かなくていい』という言葉をよく目にする様になった。だがしかし自分は素直にこの言葉を今にも自分の命を潰す瀬戸際に立っている学生が素直に従えれるとは思えない。

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生きる理由

生きる理由

生きる理由。生まれてきた理由。

それがわからないから人間は悩み苦しみ続ける。思春期の多感な十代の青臭い厨二めいた悩みでもあるが一生をかけて追求しなくてはいけないものでもある。

思春期真っ盛り、今思えば辛い思いも悲しみも苦しみも何もない様な、周りより早く初体験済ませてぇくらいの焦りしかないお気楽な時期でさえ自分は生きる理由、生まれてきた理由とは何かと考え悩み苦しんでいたし、『イヤ、俺なんか寺継ぐ

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人は人を助けられない

人は人を助けられない

うつ病を克服し、その永久にも思える鬱屈と茫漠とした死の気配から脱した人間。
おめでとう。本当に頑張った。
もしかしたら自分は頑張ってなどいないと言うかもしれない。 そんなことはない。
ただ生き抜いた。それだけでもう充分に立派だ。

しかし今回の話はそんなうつ病から抜け出した人間が陥りがちな親切心への忠告だ。

うつ病を運良く克服できた人間、良くも悪くも、まあ「うつ病になった」と言う事実は一生足を引

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自分の記事に値段をつけるということ

自分の記事に値段をつけるということ

noteは自分の書いた文に値段をつけれる。
人によっては3000円だとか、強気だと10000円、一つの記事に値段をつけれたりする。

『この値段をつける』という行為だがこれが中々に難しい。『他人が自分の価値を評価して値段をつける』ではなく、『自分が自分の価値を評価して値段をつける』のだ。

人によっては簡単かもしれない。
例えば自分に自信のある人。
自分の価値を信じれて、自分の文にそれ相応の値段を

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忌まわしき鬱病の思い出

忌まわしき鬱病の思い出

昔話だ。

自分が鬱病になったときのこと。

鬱病になるまでの過程は書き綴ったがその最中のことはまだ書いていなかった。
だいぶ時間が空いてしまったが。

幸せなことに辛かった時期をもうほとんど自分は忘れかけている。
苦しんでいる最中は決してこの心は治らず、人生も立ち直せないと思っていたにも関わらず、私は今、鬱病になる前と変わらずとは決して言えないが、既に忌まわしい宿痾から脱し非常に精神的健康を享受

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海外アニメにハマってうつ病からぬけだした話

海外アニメにハマってうつ病からぬけだした話

うつ病は心の病という。しかし心ってのはどこにあるのだろうか?心という曖昧な概念を用いるから軽んじられているのであって、実際には脳の病であるし正気の死であり不治の宿痾である。

うつ病は治らない。正確にはうつ病の状態から抜け出す事はできる。しかしうつ病になったことで得た歪んだ考え、感情は一生引きずる事になるし、なにせ正気を失う病である。うつ病の時に半狂乱で傷つけた人の心は永遠に取り戻せない。

うつ

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