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忌まわしき鬱病の思い出

昔話だ。

自分が鬱病になったときのこと。

鬱病になるまでの過程は書き綴ったがその最中のことはまだ書いていなかった。
だいぶ時間が空いてしまったが。

幸せなことに辛かった時期をもうほとんど自分は忘れかけている。
苦しんでいる最中は決してこの心は治らず、人生も立ち直せないと思っていたにも関わらず、私は今、鬱病になる前と変わらずとは決して言えないが、既に忌まわしい宿痾から脱し非常に精神的健康を享受しながら生きていると言っていい。

生きていれば悩みは尽きないがどうせどんなに満ち足りていても将来への不安は必ずあるものだ。しかし、得体の知れない焦燥感も、虚無感も、あれだけ苛まれた死への憧憬もほとんど失ったと言っていい。

しかし今日の様な、なんだか心の曇る日にはクソみたいに色の無い波の音と共にクソみたいに惨めだった日々が思い出される。

鬱病を治す心構えは既に前記事で書いた。
ので、今回は鬱病最中の良く言えば闘病、飾る事なく表すのならば死に損なった苦悶の日々を思い出して書き綴ろうと思う。

決して気持ちの良い話では無いし、ためになる話でもない。私個人の昔話だ。
ただ、過去の自分と同じような状況にある人間に対して自分が快方に向かった様に、精神状態が改善する可能性があることを提示できたら幸いだと思う。


◆救いようのない馬鹿

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私は遊園地にあるパンダの乗り物と同じなので、お金を入れると動きます。さ、お金を入れてぴんくチャンを動かしてみよう!今度はどんなえげつない動きをするかな??