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エッセイ | 人に迷惑をかけてみよう!(HSPの方へのメッセージ💗)

 noteをはじめてから、HSPという言葉をよく聞くようになった。
 言葉としては比較的新しいようだけれど、「神経質」という言葉は、昔からよく聞いていた。

 この記事では、専門的な話をするわけではない。HSPを単に「精神的に傷つきやすく、敏感な人」と大まかに定義しておく。

 HSPの人は、他人のちょっとした言動に傷つきやすい。それは決して悪いことではない。人の発する言葉を、人並み以上に敏感に受けとることができることを、短所だとは言えない。実際に、HSPの人には、真面目な人が多い。

 しかし、人の期待に応えなくてはならない、人に迷惑をかけてはならない、という思いが強い。そのような思いを持ちつつ強く生きることは、HSPの人には、とても難しいことだろう。

 約束の時間には間に合わなければならない。言われた通りにしなければならない。決められたことを決められた通りにできなければ、後で他人から何を言われるかわからない。だから、忠実に言われたことを遂行しなければならない。

 慎重かつ真面目であることは悪くないが、すべて完璧にできる人は多くない。しかし、HSPの人は、ちょっと失敗しただけで、気持ちが沈んでしまう。

 おそらくその原因は、「人に迷惑をかける練習」が欠如しているからではないだろうか?

 幼少期に、嫌いな人参を食べさせられることを拒否できなかった。いつも相手が遅刻してくるのに、自分は約束通りの時間に必ず集合場所に到着していた。

 相手が守らない約束など、守る義務はない。何なら、相手を待たせてもよい。相手がいつも1時間遅刻してくるなら、自分は2時間くらい遅刻しても構わない。

 せっかく母親が作ってくれた人参入りのカレーだって食べなくてもよい。

 最初から強くなろうとするから、精神的につらくなってしまうのだ。

 どんなに真面目に生きたって、生きている限り、人は他人に迷惑をかけ続けるものである。一気に強くなろうとすると、暴力にうったえたり、完全に人との接触を閉ざすようになってしまう。

 だから、精神的にもろい人は、日頃から意図的に、「人に迷惑をかける練習」を心がけてみたらどうだろう?もちろん、人を殺すような「大きな迷惑」をかけてはいけません。約束の時間に10分くらい遅れる練習、まずい飯に「まずい」と言う練習など、「小さな迷惑」をかけてみることをオススメします☺️。

 意外と人は忘れっぽいものです。小さな迷惑をかけたくらいで離れていく人は、「器がちいせーなぁ😊」くらいに思っておけばいいのです😄。


(*注)
私は一介の「妄想哲学者」であって、「心理学者」ではありません。くれぐれも鵜呑みにしないように!

 

 

 

 

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