扉や床に散乱しているのは本家本元の傘。 本来、傘があるところに一本ちいさな傘が写っている。これは、プロサッカーチーム「横浜F・マリノス」の応援グッズのひとつ「トリ…
「ママー!」と呼ぶ声がする。 母を呼ぶ声ではない。 次女(1歳10ヶ月)が、私か妻に歯磨きの仕上げを依頼するときの声。 「おかあちゃん」と泣きながら呼んでいる。 やは…
年長児の娘が、バレンタインのために何かを作ってくれるらしい。ということで私と年少児の息子は家を出るように命ぜられた。昨年、8月に第三子を迎えて以来めっきり上のふ…
気まぐれで集め始めたカードやシール。 一過性の流行で終わってしまったガチャガチャ。 "頼んだものの"のハッピーセットのおまけ。 「これぞ子どもに必要なもの!」と気合…
「トトはカカと私とT(弟)と誰がいちばん好き?」 長女に質問された。 ああ、懐かしい自分も聞いていたな。 「おかあさん、僕と弟とどっちが好き?」 『どっちも好きだよ…
ショッピングモールで買い物中、大概妻が単独行動となり、私は子どもらとブラブラしてる。本屋を見たり、おもちゃ売り場を見たり、アイスクリームを食べたり、諸々済ませた…
亡くなった母が、あるとき言った。 たしか夏だったと思う。 コーヒーだったか。少し背の高いコップに氷が浮かんでた。ミルクとガムシロを混ぜていたときだったと記憶してい…
petit_port
2023年7月23日 13:33
扉や床に散乱しているのは本家本元の傘。本来、傘があるところに一本ちいさな傘が写っている。これは、プロサッカーチーム「横浜F・マリノス」の応援グッズのひとつ「トリパラ」と呼ばれるもの。僕らマリノスサポーターは、チームが勝利するとこの小さなトリコロール柄のパラソルを回しながら、勝利の歌を声高に歌うのです。今シーズンは、子どもたち3人(1歳、年長、小2)と7試合観戦している。戦績としては6勝1分と
2023年6月26日 22:23
「ママー!」と呼ぶ声がする。母を呼ぶ声ではない。次女(1歳10ヶ月)が、私か妻に歯磨きの仕上げを依頼するときの声。「おかあちゃん」と泣きながら呼んでいる。やはり、母を呼ぶ声ではない。『おかあさんといっしょ』をテレビで見せてくれと訴える次女の声。「かか」と呟きながら始まる朝6時のベッドでの探検。これは正真正銘、母を探す次女の声。わが家には「ママ」「おかあちゃん」「かか」という同じ
2022年2月12日 11:06
年長児の娘が、バレンタインのために何かを作ってくれるらしい。ということで私と年少児の息子は家を出るように命ぜられた。昨年、8月に第三子を迎えて以来めっきり上のふたりとあるいは、どちらかひとりとでも出かける機会はめっきり減った。自転車に出かけて気軽にどこかへということも、ほぼできなくなった。これは、チャンスと息子とふたり自転車デートを楽しむこととする。都県境を流れる川に沿って自転車を走らせる。黒
2021年9月5日 17:07
気まぐれで集め始めたカードやシール。一過性の流行で終わってしまったガチャガチャ。"頼んだものの"のハッピーセットのおまけ。「これぞ子どもに必要なもの!」と気合を入れて買い集めた(親が勝手に)木のおもちゃ。子どもたちの中に残らずに去っていくおもちゃが圧倒的に多い中、親として不必要かと思うものが何年も手元に残り続ける。いつか拾ってきた、どんぐり。幼稚園の先生に教わり、茹でて虫処理したっ
2021年7月24日 23:20
「トトはカカと私とT(弟)と誰がいちばん好き?」長女に質問された。ああ、懐かしい自分も聞いていたな。「おかあさん、僕と弟とどっちが好き?」『どっちも好きだよ。』「どちらかと言うと?」そんなくだらいけれど、本人たちにしたら深刻な問題。さあ、私はどう答えよう。『もう、わかってるくせに。君が思っている通りだよ』「カカ?」『言わせないでよ〜。ほんとはわかってるでしょう?君が思ってる
2021年7月18日 18:02
ショッピングモールで買い物中、大概妻が単独行動となり、私は子どもらとブラブラしてる。本屋を見たり、おもちゃ売り場を見たり、アイスクリームを食べたり、諸々済ませた後元水遊び場(コロナの時代後、水が流れなくなった)で遊ぶ。水が吹き出していた、岩によじ登ったり、ただただ走り回ったり。思い思いに遊んでいる。長女(年長5歳)は水場を囲む金属製の柵の上を歩き、端から端まで到達することを目標に毎度励んでいる
2021年7月18日 01:10
亡くなった母が、あるとき言った。たしか夏だったと思う。コーヒーだったか。少し背の高いコップに氷が浮かんでた。ミルクとガムシロを混ぜていたときだったと記憶している。曇りガラスのマドラーと氷がぶつかって綺麗な音を奏でてた。「アイスコーヒーにミルクとガムシロを混ぜたときの氷の音が好きなの。」そんなことに気を留める人がいるのか。そんなことを思った。でも、聞いたときになるほどたしかにそういう風情もあ