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川沿い、線路沿い。

年長児の娘が、バレンタインのために何かを作ってくれるらしい。ということで私と年少児の息子は家を出るように命ぜられた。昨年、8月に第三子を迎えて以来めっきり上のふたりとあるいは、どちらかひとりとでも出かける機会はめっきり減った。自転車に出かけて気軽にどこかへということも、ほぼできなくなった。これは、チャンスと息子とふたり自転車デートを楽しむこととする。

都県境を流れる川に沿って自転車を走らせる。黒い鯉、朱色の鯉、鴨に息子曰く白鳥(あれは川鵜か鷺)。いきもの観察を楽しむ。そして、鮮やかな青とオレンジ。カワセミにも出会えた。わずか10分程度の川沿いのサイクリングロードで豊かなときを過ごす。河原に降りれるところで、ポケットに忍ばせた食パンを取り出し鯉に餌やり。と思ったものの、やり始めた途端に背後に建っていたアパートの屋根から大量の鳩が舞い降りてくる。有数の餌やりスポットなのだろう。人が来る=餌やりが始まる=我々も 的な流れ。鳩もカラスまでとは言わずとも一定の知能を有しているのだろう。ちょっと怖かったな。

目的の駅につき、線路を間近に見られるカフェへ。特等席を確保して鉄男くんと存分に電車鑑賞を楽しむ。これまで、ずっとなんの意識もせずに乗っていた電車。今では一目で1000形なのか3000形なのか、8000形なのかが分かるようになった。特急電車の型番も把握している。短い時間で5種類のうち4種類を見ることができた。こうなると、あとひとつも見れないものかなどと思ってしまう。クイズを出し合ったり、男の子チームが楽しいことをしたことは姉に内緒にしてと懇願されたり、楽しい時間。電車見るために靴を脱ぎ、椅子に正座してやや前傾姿勢になっている姿がなんともかわいらしく、愛おしい。三連休の中日。なかなか、いい感じに過ごしている。

アイスココアと贅沢な時間

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