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オンライン面接(面談)の難しさとカギ

こんにちは。
ペルソナ富田です。

前回は私個人のライフイベントを中心にnoteを書いてみましたが、今回は少しカッチリした「採用について」を記事にしていきたいと思います。

特に、人事採用担当者や転職活動を検討されている個人の皆さんにご覧いただけたら幸いです。

▼アンケートからみえる「オンライン」の難しさ

実は弊社では、企業面接に出席された個人の皆さんに”面接後アンケート”にご協力いただいています。

質問項目の一部を挙げますと、
・企業や応募職種の理解が深まったか
・(入社した場合)活躍するイメージが湧いたか
・企業への関心が深まったか
などを伺っています。

その他にもフリーコメントでご意見や感想を伺っているのですが、コロナ禍の影響でオンライン面接を実施する企業が多数を占めており、オンライン面接に関するコメントが寄せられることもあります。

「通信障害などでコミュニケーションが難しかった」
「音声がわるく聞き取りづらかった」

といった感想はオンラインならではです。

コロナ第一波で各社が一斉にオンライン商談、オンラインミーティングに切り替えたときは慣れていないので慌ただしかったり、自社で使っている商談ツールではないときに不安を感じたりしたのは記憶にあたらしいのではないでしょうか。

▼対面面接とオンライン面接の違い

こと面接において、具体的にオフラインとオンラインでどういった差があるのか、それは【体験】に大きな差があるのではと考えています。

面接を経て、企業が「この人と働きたい」と思ったり、個人が「この会社で」働きたいと思うのは、もちろん基本的には面接の中で行われる相互の情報提供の内容・質による、ということが前提です。

しかし、対面面接においては面接の間で行われた情報のやりとり以外の様々な事柄も合わせて意思決定がなされている可能性があります。

もちろん匂いや質感といった、対面でしか得られない情報もあるのですが、面接体験という観点で、実はオンラインと明確な差があります。

ぜひご自身でも想像していただけたらと思いますが、対面面接の場合は、

「駅から企業のビルまでの道順」
「ビルの見た目」
「オフィスの空気感」
「ビルに入ってから面接室まですれ違う社員や出迎えてくれた人の印象」
「面接後の見送り中に交わす他愛も無い会話」

など面接前後で様々な面接体験を得ています。

そのため、対面面接は面接内の情報交換という以外のいくつかの偶然(コントロールしていないもの)が意思決定に影響している可能性があります。

一方オンライン面接は、開始時間で双方顔を合わせ、終了時間で退出するというものですので、意思決定は「面接の中でやり取りされた情報のみ」になります。

▼オンライン面接のカギ

そのため、オンライン面接は対面面接時代以上に、面接で伝えることの情報の質の重要度がより高いといえます。

企業側は面接フェーズごとの情報設計と面接官アサインが重要です。
合否のジャッジのみならず、1次面接で聞けた個人の志向に合わせて、2次面接官が伝える内容を変えたり、聞くことを変え、対面時代より更に有意義な情報伝達を設計する必要があります。

個人側も、対面に比べて表情が読み取りづらかったり、相手のリアクションが感じ取りづらいため、事前に伝えたいことを整理しておくことや、質問を想定してシャープに回答する必要が高まっています。

もちろんゼロではありませんが、コロナ前より採用会食なども全体的に減っており、ウェットなやり取り、アンオフィシャルなやり取りをする場が減っていますので、なおさら、です。

(併せて、入社後にオフラインで働く可能性がある場合は、ぜひオフラインでも一度対面しておいて「空気感」や「実際に働いている雰囲気」を目の当たりにしておくと、ミスマッチをより減らせるのではと考えています)

▼エージェントをうまく使ってください

もしエージェント経由で採用、転職をしようしている皆さんは、「情報設計」について今まで以上にエージェントを活用してください。

企業側:個人は何が聞きたいのか、なぜ転職したいのか、前回の面接を経て何といっているか・どう感じたか
個人側:どんなことを聞かれるか、面接官はどんな人か、こう聞かれたらこんな風に答えようと思っているが違和感ないか

などなど、ときには応えきれないこともあるかもしれませんが、できる限りのことをしたいと、どのエージェントも思っているはずです。

まだまだ科学しきれていないオンライン面接(面談)ですが、メリットもたくさんありますので、より良きものにしていきたいですね。

ペルソナ富田

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