世界の子どもたちの好奇心を知る活動をはじめたら、世界にママ友パパ友ができた?!~子どもの好奇心は国境を越えて~『ピートラ』Vol.89
はじめまして!ピープルのひらいと申します。
ピープル株式会社のパーパス「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」この想いを行動に移すあたらしい取り組みとして、世界の子どもたちの好奇心を知る活動をしています。
「海外の子どもたちも、日本の子どもたちと同じように、身の回りのものをいじっているのかな…?」
というギモンが、わたしたちの好奇心のはじまりでした。
これまでいろんな国へ旅行したり、海外の映画やドラマを観たりしてきたけれど、現地の子どもたちのリアルな生活って、思えばあまり触れる機会がなかったし、SNSで調べても意外とほしい情報が出てこない…もっとナマの情報がほしい!
早速、身の回りのものをアレコレいじることに夢中な1歳前後にターゲットをしぼり、海外で子育てをしているママパパにアンケートやインタビューを実施することに。まずはピープル社員の知人友人のツテを頼り、地道に手探りでつながっていきました。
まず、海外子育てママパパに聞いてみた!
オンラインではじめて【アメリカ在住のママ】へのインタビューをしたときは、時差があるけどちゃんとつながるかな?と、はじまる前からドキドキ。実際、会話は英語が得意なメンバーにお任せして、わたしは画面の前でニコニコしているだけで精一杯だったのですが…。我が子の様子を語るママから、とにかく「curiosity」というワードがたくさんでてきたのが印象的でした。
【フランス在住のママ】は、画面越しにお家のルームツアーをしながら、1歳のお子さんが好きな場所やモノを隅々まで紹介してくれました。お子さんがパパとスイミングにでかける時間になると、アパートのエレベーターが動かない!と、パパがベビーカーを抱えて階段を降りていくという、現地のあるあるまでリアルタイムで見届けたり。
【カナダ在住のママ】は、おうちをリフォーム中だけど、建物が古くて電気の回線が少なく、間接照明が多い(から、1歳がコードをよくいじっている)…という住宅事情を教えてくれたり。
【オーストラリア在住のママ】は、誕生日やクリスマスのギフトのやりとりの規模がすごい!と、ギフト文化を紹介してくれたり。
「うちの子はトイレットペーパーを出しまくるのが大好き!好奇心のあらわれだから、なるべくやらせてあげたいけど、あぶないことはとめる」…という、【タイ在住のご夫婦】のお話には、日本で子育てしているわたしにも共感しかありませんでした。
「子ども中心」だったわたしのコミュニケーションにハッとさせられた瞬間
こうしてインタビューを繰り返していくうちに、海外で子育てしているママたちに共通点があるように感じるようになりました。
・「わたしはこう思う」を、はっきり教えてくれる
・子どもをひとりの人間として尊重している
たとえば、
『わたしは子どもが引き出しの中身を出すのは気にしません。それは、好奇心だから!でも、食洗機をいじられるのは絶対に嫌!』
『わたしはプラスチック製のおもちゃを選びません。でも、子どもがほしがるようになったら、検討するかもしれません。』
のように、我が子の好奇心を尊重しつつ、「わたしはこう思う」とご自分の考えをはっきり教えてくれるのです。また、ほとんどの方がコメントの最後に、「他の人がどうかは、わからないけど」と付け加えるのも特徴的で、いつもなるべく一般論に頼ろうとしてしまいがちなわたしには、どこか新鮮で、目から鱗な感覚でした。
さらにわたしは、子どもがまだ小さい頃、公園で同じくらいの月齢の子連れの親子に出会うと、「離乳食は食べますか?」、「まとめて何時間寝ますか?」など、子どものことを中心にお母さんとおしゃべりしていた記憶があるのですが。
スイス在住のママが、「子どもの成長や発達のペースは人それぞれだから、おしゃべりするならお母さん自身のことを聞く。」と言っていたことにも、そっと衝撃を受けました。
インタビューに協力してくださったみなさんはもしかしたら、日常的にいろんな人種や文化に触れる環境で生活していて、「たくさんの選択肢の中から、自分の意思で選んで決めること」や、「お互いを尊重すること」が根づいているのかもしれないな、と思ったのでした。
どれがいいとか悪いとかではなく、日本での子育てしか知らなかったわたしにとっては、いろんな考えや選択肢があることを知れたことが、とてもよかった!と思います。
今知っていること、当たり前だと思いこんでいることが、すべてじゃないかもしれない。
わたしはもうすぐ11歳になる息子の母親でもあるのですが、はじめての子育てで、日々迷いながら試しながら…は、今も変わらずです。
自分の考えや選択に自信をもつために、広い視野をもち、ときには実際に見てきいて、いろんな選択肢があることを知りたいなと学んだのでした。
アットホームなつながり「GKRC」結成!
このような世界に点在する協力者のみなさまのおかげで、これまで以上に広く深い視点で1歳の好奇心を知る活動ができています。
わたしたちは、この「世界の1歳とそのママパパとのつながり」を『Global Kids Research Club』と名づけました。
ちょっと長いので、略して『GKRC』と呼んでいます。
GKRCが目指しているつながりは、わたしたちが実際にお家にピープルのおもちゃを持ってあそびに行けるようなアットホームな関係。これまで、17カ国59組の方にご協力いただき、オンラインでのインタビューの他に、
おうちの中での1歳の様子を写真で送っていただいたり、
現地のお宅を訪問したり、
来日されたときにお会いしたりしています。
これから少しずつ、GKRCのみなさんと見つけた「1歳の好奇心のおもしろさ」をお伝えしていきたいと思います。そしていつか、世界の1歳によろこんでもらえるようなカタチにしてお届けできたらと思っています!
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この活動について、乗組員のもりもとが以前に記事を書いています。 こちらもぜひご覧ください!
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