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ダメッ!って言っちゃうその瞬間に~子どもの好奇心は国境を越えて~『ピートラ』Vol.49

こんにちは!『ピートラ』乗組員1もりもとです。
さて「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」と耳タコ案件でお伝えしている、私達ピープル株式会社ですが、子どもの好奇心をいつでもどこでも温かく優しい眼差しで見守れるかというと、モチロンそんな聖人は社内に一人もいません😁
お口の中のゴハンを、ブーーーッって1メートル級で飛ばされたら「ダメダメッ」って言っちゃうし、引き出しにしまった洗濯物を秒で引っ張り出されたらカチンときます。
ダメッ!って言っちゃうその瞬間、これは日本のママパパさんに限った事ではなく、世界中のママパパさんも同じく感じている事。一体どんな風にその瞬間と向き合っているのかな?と探ってみたら、今日からすぐに実践できそうなことや、ちょっとビックリなこと、アレコレ教えてもらいました。


私もりもとは今、世界の子どもの好奇心を知る活動をしています!
ぜひ!コチラ↓もお読みください。

ダメッ!のかわりは「オッオー!」で気分明るく

まずはカナダに暮らす1歳ファミリーにインタビュー。1歳のリーちゃんは好奇心いっぱいで、リモコン、電気コード、カギ、水やりのホース、ティッシュ、色んなものに興味津々。ママやパパみたいに自分もやってみたい!という気持ち溢れる毎日。リーちゃんファミリーと一緒にランチを食べている時、リーちゃん満を持してコップに入った水を自分で飲み始めました。バシャッ、ジャー・・・コップがひっくり返ってテーブルの上に大きな水溜まりができたその瞬間!
「オッオー!」
リーちゃんママが、明るく軽く「オッオー!」と声を上げたのです。とりあえず濡れた所を拭いて、オッオー!について聞いてみると、リーちゃんが何かこぼしちゃった時、散らかしちゃった時は、ダメッとかあーあとかじゃなくて「オッオー!」って言って1回落ち着いているそうです。確かにダメッ!の時のような緊張感も生まれないし、聞いている私も気分が明るくなって、何てステキな言葉なんだ~!!って感動しました。
一緒にいた、社内メンバーは家に帰ってすぐに実践してみたそうです。小学生の息子さんがご飯をこぼしちゃった時に「オッオー!」。すると何故か息子さんも真似して「オッオー!」。ちょっとだけ気持ちに余裕が生まれて片付けができたそうです。
※オッオーは英語でUh-oh!言い方はカッコウ(鳥の)の言い方に似ています(伝わりますように)ご参考までに

今日は私の日じゃないからダメッ!は言わない

もう1つ。今すぐ誰でも実践という事ではなく、とっても合理的な考え方でリスペクトしたのが、イギリスに暮らす2歳ファミリーへのインタビュー。
2歳のアルくんは、キッチンのお玉やボウルや料理に興味津々。私がお家に行った時も、ケーキ(おもちゃ)をお皿にのせてサーブしてくれました。料理や食への好奇心が旺盛なアルくん。お家にあった、干しブドウがパンパンに詰まったビニール袋を開けて、袋を持ったままキッチンをウロウロし始めました。・・・当然ポロポロと干しブドウが床に散乱します。ですが近くにいるアルくんママは何も言わず、気にとめていないようです。その場の雰囲気を察したアルくんママが教えてくれたのは、
「今日は私、アルくんのお世話の日じゃないから、何も言わないんです」
というちょっとビックリの一言。くわしく聞いてみると、ママパパさんは、毎日交代でアルくんのお世話を担当しているそうなんです。私が行った日は、パパがお世話担当の日。アルくんにとって難しいことやできないことがあると「今日はパパにお願いしてね」。何かこぼしてしまったらそれはパパが片付ける。もちろんママの日はママがやる。
こ、こ、こんなフラットで合理的なやり方を、自然に実践しているお家があるなんて!!今日はお世話の日じゃない、といってもアルくんと関わらないという事ではなく、アルくんのやりたい事を、近くで見てあげて、一緒に遊んで、沢山声をかけていました。

世界には、ダメッ!以外の選択肢があった

今日は、私がインタビューを重ねる中で印象に残った、2つのエピソードをご紹介しました。改めて思うのは、子どもの好奇心も、子どもの様子を見つめるママパパさん達の眼差しや気持ちも、世界共通なんだな~ということです。
世界の子どもたちは、家の中にある日用品への関心を爆発させて毎日生活していて、ママパパさんはそれをなるべく見守り、危ないことはやめさせて、散らかったら片付ける。
そこにはジレンマがいっぱいで、お互いに100%満足できる解決方法って、とっても難しいのかもしれませんが、世界に目を向けると、子どもの好奇心との向き合い方や声のかけ方に、色んな選択肢がある事を知れたのは、私自身少し視野が広がった気持ちになりました。そして、可愛い可愛い子どもの好奇心を、健康的に受け止められる方法って、みんなが探し求めていることなのかなと思います。読んでくださる皆さまにも、何かの気づきやきっかけになったら嬉しいです。

最初にも書いた通り、私もりもとは今、世界の子どもの好奇心を知る活動をしていています。
ピープル株式会社では何かを知りたい!と思ったらまず行動!!子ども達に直接会ってじっくり観察したり、ファミリーのお出かけに同行させてもらったり、子どものいる「現場」だからこそ見える姿、聞ける話を、とても大切にしていて、その蓄積が元になって、新商品開発が始まる事が多いのも特徴です。なので、今は海外出張も積極的に出かけています!これからも、国境を越えた子どもの好奇心に注目し「現場」に足を運んで、こちらの『ピートラ』にて情報をお届けします。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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