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夫の2,000文字エッセイ

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#スキしてみて

51.平成生まれの昭和男、令和を生きる

51.平成生まれの昭和男、令和を生きる

年代、年齢、性別に関わらず価値観が古いことを「昭和」だと揶揄することがあります。
※念のため言っておきますが、昭和生まれを揶揄しているわけでは決してありません。

例えば、女は働かずに主婦として夫を支えるもの、男は一家の大黒柱として仕事に精を出すもの、といった価値観を押し付けることは「昭和」そのものでしょう。

最近よく問題になるパワハラ、セクハラ上司なんかもまさに時代の波に乗れていない「昭和」な

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49.「情けねえ」を繰り返す

49.「情けねえ」を繰り返す

何度見ても、何度聴いても、何度読んでも、変わらず素晴らしいものってありますよね。

たぶんそれが名作が名作と呼ばれる所以だと思います。

例えば村上春樹さんの小説なんかは、定期的に読み返したくなりますし、その度に新たな発見をしたりするものです。その時々の自分の環境や心境によっても、受け取り方が変わって、感銘を受けるポイントも変化していたりしますよね。

僕は最近ドラゴンボールを読んでいます。もう何

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43.素敵な記憶喪失

43.素敵な記憶喪失

僕は人の話をよく覚えている人間です。
妻が話したことや、友達が話したことも、きちんと覚えていて

「よくそんな話、覚えてるね!」

と話をした当人から驚かれることが今までに多々ありました。

「全然、興味無さそうに聞いてたくせに!!」

と、まあ最後には何故か怒られてしまう、なんてことも多々あるのですが、それはまた別のお話です。


記憶力の良さは自分でも自覚しているところもあり、学生時代は勉強

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42.おじいちゃんとおばあちゃんに会いたい!

42.おじいちゃんとおばあちゃんに会いたい!

仕事納めました。

今年も無事、仕事を納めました。

足元の数字をチラチラと気にしながら業務に取り組んでいると、目の前の壁に気が付かず、平気でぶつかって事故なんかも起こしました。

が、振り返ってみると概ね平穏でした。

そんなもんですよね。

今年の年末年始は妻と二人で過ごします。

実家には帰りません。生まれて初めて実家以外の場所で年を越します。

おじいちゃん、おばあちゃんにその旨を連絡しま

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40.妻へのラブレター

40.妻へのラブレター

僕は妻と飲むのが好きです。

付き合う前も、付き合ってからも、よく二人で飲みに行きました。
もちろん結婚してからも、よく二人で飲みに行っています。
今はコロナだったりを気にして頻度がかなり減りましたが、それでもたまに二人で飲みに行きます。

家の近くにカウンターだけの小さなレストランがあります。

近くで働いていたり、近所に住んでいる方しか来ない、常連さんだらけのお店です。

4年前に就職と同時に

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38.スタイルの良いクマ

38.スタイルの良いクマ

皆さん、「スタイルの良いクマ」と聞いてどんなクマを想像しますか??

クマではなく、人間だったら容易に想像がつきますよね。

顔がこぶしのように小さく、手足がスラっと長い、いわゆるモデルのような体型がスタイルの良い人間だと思います。

では、クマの場合はどうでしょうか。
ご存知の通り、そもそも人間とクマでは体つきが全く違います。

ちなみに僕は「スタイルの良いクマ」と聞いて、はじめに、筋肉隆々の逞

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