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オヌシが海外大学・大学院に合格する可能性はない。

こんにちは、「ぺんぎぃぃぃぃぬ」と申します。

現在、ドイツの大学院で応用言語学・心理言語学を学んでいます。

その前には、アメリカの某有名大学に国費留学をして現地で仮の大学院生+ティーチングアシスタントをしていた経験もあります。


この記事はこんな方向け

  • 海外の大学や大学院に進学したい

  • 海外大学・海外大学院に興味がある

  • 実際に出願準備をしているが合格できるか心配

この記事ではこれまで2度に渡り海外留学を自力で(留学エージェント無し)で掴み取ってきたボクが考える、「海外大学・大学院に合格できないパターン」を独断と偏見で書いたものです。

ちなみに、タイトルの「オヌシが海外大学・大学院に合格する可能性はない。」という言葉は、ボクがドイツの大学院に出願する際に複数の大学院からメールで直接言われた言葉です。

でも、実際に、今合格し、成績もかなり優秀で、あとは修士論文を書けば終了というフェーズまできました。


「10秒で決まる選考」に、あなたは耐えうるか?

海外の大学・大学院に出願する時に一番多いパターンが「指定された書類、作文をまとめて提出する」という出願形式です。

その書類の中にはあなたの履歴書やこれまで卒業、在籍してきた学校の卒業証明書や成績表が含まれます。

作文、というのは願書 / 志望動機文です。どうしてあなたがその大学・大学院に進学する必要があるのかを書いたものです。

これらの書類を集めたり、作成するのにざっくり3ヶ月〜半年くらいはかかるでしょう。この期間、あなたは自分自身のこれまでやこれからのビジョンに深く向き合います。また、各方面(学校など)への連絡をするなど時間と労力を費やします。

しかし、あなたが頑張って集めたり、作った書類はものの1分未満、短ければ10秒で選考されるでしょう。

当たり前のことですが、大学の担当者や教授は他にも何百人、何千人という応募者の書類を見なければいけないのです。

しかも、国やコースによっては1年の中でセメスターごとに入学を許可している場合、この選考過程が1年間の中に複数回行われることになります。

あなたの書類に不備があれば、当然中身を確認するまでもなく落選。

あなたが自作した志望動機文やCVなどのレイアウトが悪く、読みづらければスキップして次の候補者の書類を読むでしょう。

まずは、大学の担当者や教授の気持ちになって、部屋の中で何人もの志願者の書類を確認しないといけない状況をイメージしてください。

そして、その時どんな志望動機文だったら読みたいと思うか。どんなCVならきちんとこれまでの経歴を確認しようと思えるかを想像してみてください。

これができない人はおそらく「オナニー志望動機文」と「読むのダルいCV」を作っているでしょう。

「オナニー志望動機文」とは自分の目線でしか書かれていない自己PRです。

私は〇〇をした、〇〇もした、〇〇のスキルもある…

経験やスキルのアピールは大切ですが、オナニー志望動機文の場合にはこれらにストーリー性がなく、ただの自慢に移ります。

また、「この大学の、このコースの、この講義や研究内容の、この教授のもとで学びたい」という大学側、選考する側が「この人はウチの大学に欲しい」と思える具体性がないのもオナニー志望動機文の特徴です。

「読むのだるいCV」とはレイアウトが読みづらい、フォントの種類やサイズが細かすぎる、どんな人なのか読みたくならないレイアウトのことです。

たとえどんなに素晴らしい経験やスキルを持っていても、デザイン性が低いCVは読む気が起きませんよね。


「英語力が…」いや、出願戦略が重要。

この記事を読んでいる方のほとんどは英語圏の大学・大学院、もしくは英語圏ではないけれど英語で開講されている大学・大学院のコースへの進学を想定しているはずです。

海外大学・大学院への進学、となると真っ先に考えることが、TOEFLやIELTSなどの必要なスコアを取得しなきゃ。ということだと思います。

個人的に言いたいことは、「その大学や大学院に合格し、卒業する頃になっても、あなたの英語力が万全になることはたぶんない」ということです。

ボク個人としてはIELTS Overall 6.5が求められるコースに出願するタイミングで、IELTS Overall 7.5を持っている状態でした。

英語力のボーダーは超えています。というか超えていないといけません。

ただ、大学院のほとんどの単位を取り終えた現在も、自分の英語力が完全に十分か、と言われるとそんなことは全くないということです。

翻訳ソフトやAIもガンガン使って、日本語と英語でごちゃごちゃになりながら日々の講義や課題をこなしてきました。

「海外の大学・大学院への出願」を考える際に、英語力は最低ライン、ボーダーはクリアした状態である必要はあります。

時々、ボーダー以下の英語力でも合格する人がいますが、基本はその人の経歴や研究計画が飛び抜けて良い、か単純に「学費を払ってくれる金づる」としての合格です。

では、どんな出願戦略が必要なのでしょうか?

ボクは実際にドイツの大学院に出願する際、直接、複数の大学院から
「オヌシにはウチの大学院に合格する可能性は無い」とメールで言われました。

それでも、自分で出願戦略を練って、実行し、複数校から合格を勝ち取りました。

もし、あなたが海外大学・大学院への出願に興味がある、またはすでに取り組んでいるが戦略がよくわからない、という場合にはきっと助けになるはずです。

『ボクの大学院への出願戦略:前半』

『ボクの大学院への出願戦略:後半』

ぜひ読んでみてください。



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