現役 海外大学院生が考える「受かるMotivation Letter」が持つ5つのポイント
自己紹介
こんにちは、ペんぎぃぃぃぃぬと申します。
現在、ドイツの大学院の修士課程で学んでいます。
その前は、フルブライト奨学金のプログラムでアメリカに国費留学していた経験があります。
ボク自身はいわゆる純ジャバ(日本生まれ、日本育ち)です。
20歳までは日本語しか話すことができませんでした。
そんなボクですがこれまでアカデミック界隈では超・有名な「フルブライト奨学金」のプログラム、そして現在在籍するドイツの大学院への合格を勝ち取ってきました。
ドイツの大学院からは「合格の可能性ゼロ」と直接言われていた中合格を勝ち取りました。気になる方以下のリンクからその経験談もお読みいただけます!
この記事の概要
端的にこの記事を表すと、「たぶん人よりもちょっぴり大学院や奨学金に対して英語で出願書類を書いてきたボクが受かるMotivation Letterが満たしているポイントを5個紹介する」というものです。
海外の大学・大学院や奨学金への応募を考えているがどんなMotivation Letterが心を食っているのかよくわからない、また書いているけれど不安…という方に対して参考になればと思います。
そもそもMotivation Letterとは何?という疑問をお持ちの方!
Motivation Letterとは日本語ではいわゆる志望理由書、出願理由書、志望動機文です。あなたが大学・大学院、あるいは奨学金に出願する際の核になる書類です。ぬるいMotivation Letterではあなたの熱意、スキル、ポテンシャルなどが伝わらず合格が遠のいてしまいます。
それでは早速本編スタートです!
※尚この記事はMotivation Letterの段落構成、英文の書き方などについての解説ではなく、内容として抑えるべきポイントを紹介した記事です。
受かるMotivation Letterが持つ5つのポイント
❶あなたの過去・現在・未来を網羅している。
Motivation Letterとはいってしまえば応募の理由を聞かれているわけです。この大きな「why?」に対して読み手がグっとくる、腹落ちする、そんな理由を書くと合格に近づくというのは容易に想像がつきます。
では、どのように相手がグッとくるような文章を書くか。
あなたの過去・現在・未来を網羅し、説得力のあるストーリーを描く必要があります。
そのストーリーは実際あなたの物語なのでオリジナリティがあり、他の志望者との差別化にもつながります。
端的に例を示そうと思います。
Aさん
過去:特に言及なし。
現在:日本の大学に在籍中、英語の学校教員免許とTOEIC900点を頑張って取得した。
未来:イギリスのA大学院に進学しTESOLを取得し、英語教師の道に進みたい。
Bさん
過去:高校生まではスポーツに明け暮れ英語は大の苦手だったが、とある教師に出会い英語が好きになった。
現在:日本の大学に在籍中、英語の学校教員免許とTOEIC900点を頑張って取得した。
未来:イギリスのA大学院に進学しTESOLを取得し、当時お世話になった教師のような英語教師の道に進みたい。
あなたならどちらの志望者を受け入れますか?
今回のは単なる例ですが、過去・現在・未来のどれかの要素を欠いていると同じような経歴やスキルでも印象がガラッと変わります。
❷一般から専門へと書き進めるべし。
あなたの書いたMotivation Letterを読むのは誰でしょうか?出願先の大学・大学院の教授や学生課やその学部の担当者などでしょうか?
はたまた奨学金の運営先の担当者や外部機関の研究者や教育者でしょうか?
「あなたのMotivation Letterを読む人全員が必ずしもあなたの専攻に詳しいわけではありません!」
この前提がない志望者は「とにかく自分がこんだけ知っているぞ!!!!」という専門ばかりに特化した内容に終始しがちです。
でも、本当に読みやすく、且つあなたのできること、できないこと、これからやりたいことが伝わるMotivation Letterはもう少し一般的な、背景知識を補うようなパートが必要です。
とはいえ、一般的なこと浅く調べれば分かることだけを書いていると「あなた色」の全くない、ChatGPTなどに書かせたMotivation Letterとなってしまいます。
要は一般→専門の流れは必須だが、重要なのはそのバランスです。
個人的には一般2 : 専門8くらいの比率で英文なりの各パラグラフを書いていくと読みやすく、あなたが何をしたいかも明確に伝わると考えます。
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