ペガサス@麻弥

Emo Pop Punk Band Alfred で綴るショートストーリーと何気ない日…

ペガサス@麻弥

Emo Pop Punk Band Alfred で綴るショートストーリーと何気ない日々の出来事などを徒然と書いております。 不思議系な話も大好きです(・∀・)

最近の記事

ど迫力の台湾料理屋さん

元町にある老舗の台湾料理店「丸玉食堂」が閉店した、という記事を読みました。 懐かしいなあ〜20歳のときに同期の男の子と食べにいったなあ✨ その時のどんくさい私のエピソードです😸 丸玉食堂は、昔からある元町の西口にある有名なお店だったんですが、なんとなく戦後のバラックを連想させる店構えでして、かなり異質な雰囲気を放っていました。 「ちょお…ここ大丈夫なんか?」 「うん…華僑の人らも食べに来る言うてたから、多分美味しいんちゃうかな。グルメ雑誌にも載ってたし。」 年季の

    • 昔々の南京町

      みなさま、お久しぶりです☺️ (こちらアメブロからの転載となります) 今週末は神戸南京町で春節祭があるんですが、昔々のまだ幼かったころ、この町には非常にインパクト大な思い出があります。 ある昭和の日曜日、家族で元町の大丸に行き、お昼に父が、「今日はお父さんが美味しい店連れてったる👍」と言ったんですね。 わたしは大丸のお子様ランチが良かったんですが、しぶしぶ両親の後に続きました。 大丸を出て、元町商店街を西へ向かってる途中、父はひょいっと怪しげな路地へ入りました。 「

      • おそうざいふう「外國料理」

        11月になりました。 もうすぐクリスマスですね。 ネットで見たんですが、イギリスでは聖夜に暖炉を囲んで怖いお話を聞く風習があるそうです。 真冬の百物語の会みたいで、いいですねえ〜 そんな会合には是非ぜひ参加したいものです😁 さて、クリスマスと言えばやっぱり洋食ですよね。 画像は、社会人一年生の時に買った、暮しの手帖のお料理本「おそうざいふう外國料理」です。 ちょっと高かったんですが、装丁も紙質もしっかりしているし、写真もすごく綺麗で美味しそうなんですよ。 そし

        • アリスのうさぎと不思議な店〜My Way Song〜

          こんにちは!Alfred Vocal のSHIGEです😊 今日は、不思議な体験を話そうと思います! 怖い話ではありません(笑) 夏のおわりのある日、仕事帰りでちょっとお疲れ気味だった俺は、お酒となんか旨いものでも買おうと思って駅前の商店街に寄った。 台風が近づいてるせいか、その日は風が強くてね。 鉛色の雲が空を走るように流れていく、 そんな日だった。 で、商店街の中にあるスーパーに入ろうとしたんだけど… あれ?なんかモコモコした変なものがいる。 それは薄茶色

        ど迫力の台湾料理屋さん

          ちょっとだけドッペルゲンガーな話

          3年前の、ちょっと奇妙な話です。 (こちらもアメブロ投稿記事を修正加筆しました。) 仕事帰りによく、最寄り駅のコンビニに寄ってちょっと買い物するのが楽しみなんですね。 スタッフさんとも仲良くなって、ちょこっとお話したりして癒されております。 そんなある日、お菓子を買ってレジでお金を払っているときに、 「あれ?今日はタバコ買わないんですか?」と、 ニコニコ顔で大学生のバイト君に言われました。 「え?タバコ?私吸わないですよ〜」 「ええっ?そんな…だってこないだ買って

          ちょっとだけドッペルゲンガーな話

          深夜に歌うひとは誰?

          こんばんは。 パンツがない!事件の1年ほどたったお話です。 (こちらも以前にアメブロに投稿した記事を修正したものになります。) 当時、神戸舞子の奥にある、丘陵地帯にできた新しい団地の4階に住んでいました。 小学6年生、夏休みに入ったばかりのある日。 深夜、なにかの音で目が覚めました。 それは誰かの歌声。 女性が歌っている声でした。   はじめは「外で誰か歌ってんのかな〜」って思ったんですが、近い。 リビングから聞こえてくるんです。 「ル~~ル~~ル~~」と

          深夜に歌うひとは誰?

          不思議な体験〜パンツがない!

          こんにちは。 これは私が10歳のときに体験した ちょっと不思議な話です。 全然怖くないです😆むしろ笑えるかも! (以前、アメブロに投稿した記事を焼き直ししました。) ある梅雨時の朝、トーストをぱくついていた私にいきなり母が言いました。 「なあ麻弥ちゃん、昨日のあれ、なんやったん?」 一瞬、なんのことかわからずポカーンとなる私。 「昨日の晩、急にガバッと起きてワケわからんこと言うて。」 「えっ?わたし何言うてたん?」 「パンツがない!って言うてたんやで」 「

          不思議な体験〜パンツがない!

          私に推しができるとは…

          こんにちは。ペガサス@麻弥です。 偏屈な私になんと、推しバンドができてしまいました(笑) 彼らの名は「Alfred」 きっかけはですね、You TubeでELLEGARDENの「Funny Bunny」を聴いてたとき。 おすすめに上がってきたんですよね。 で、「Missing」のカバー動画を見たんです😊 演奏すごい!うまい! (すごく綺麗な音やなあって思いました)  真っ青な空に向かって突き進んでいくようなVocal。 (わかりにくいですよね。すみません!)

          私に推しができるとは…

          霊感の強い院生さん②

          修士ちゃん、ある一箇所を見据え、 「あそこで ※※ の作業やってる女性がいますが… それがちょっと悲壮な表情で。」 「あ〜そういえば。だいぶ前にその作業でミスして、かなり厳しく注意された方がいるんよね。 ※※の作業をする時はみんな気をつけてね、って言われてる。 その女性も、もう……?」 「いえいえ、その方の念みたいなものが残ってる感じですかね〜生きてる方ですよ。」 そうなんや。 思念は結構長いこと残るもんなんやなあ。 それからも修士ちゃんに霊的なことをいろいろ教え

          霊感の強い院生さん②

          霊感の強い院生さん①

          6年ほど前になりますが、かなり霊感の強い大学院生さんと、期間限定で一緒に仕事をしていました。 (だいぶ前にアメブロに書いた記事を焼き直して書きました。) その院生さん(以下、修士ちゃん)と一緒のシフトになると、彼女と霊的な話で毎回盛り上がっていました。(私はオカルトマニアです笑) 「修士ちゃんさ、そんなに霊感強いといろいろ視えすぎてしんどいとかない?」 「ありますよ。でもコントロールする技を身に付けてからは楽になりました。 」 「技?へぇ~どんなん?」 「スイッチ切

          霊感の強い院生さん①

          追憶の街(2)〜Time to Leave〜

          「K大学前」という名の駅に着いた時、主役さんが電車を降りた。 瀟洒な住宅が並ぶ街を歩いていく。 向かいからは楽しそうに喋りながら坂道を降りてくる学生たち。 不意に俺の頭の中に映像が飛び込んできた。 彼女と一緒に買い物したあと、お気に入りのカフェでランチしたり。 雨の日に傘を持って迎えに来てくれた彼女が笑ってるところとか。 古い映画のフィルムみたいなシーンが流れていく。 そっか。 彼女とこの街で暮らしてたんだな。 くるりと風景が変わった。 図書館かな?青々とした

          追憶の街(2)〜Time to Leave〜

          追憶の街(1)〜Time to Leave〜

          ここは…空港か。 どうやら、国際線到着ロビーにいるようだった。 誰かを迎えに来たのか。 でもなんで手ぶらで来てるんだ? 財布もスマホも持っていない。 ちょっと混乱気味になった俺の横を、キャリーバッグを引いた男性がスタスタと歩いて行った。 ん…?あの人。どっかで見たことあるよな。 あー思い出した! 「Time to Leave」のMVの主役の人だ! 俺は慌ててその人の後を追った。 「あのっ すみません! MVのときはお世話に…」 あれ?全然反応がない。見えてな

          追憶の街(1)〜Time to Leave〜

          時空跳躍〜Cyclone〜

          …雨の匂いがするな。 地下鉄の階段から外に出た俺は空を見上げた。 樹々がザワザワと揺れ、遠くで雷も鳴っている。 家に着いた時には雨がポツポツと降り出してきた。 今夜はAlfredのメンバーと飲みにいき、もうめちゃめちゃ喋って大笑いして。 そんな楽しい余韻に浸りながら、俺はベッドにゴロンと転がるといつの間にか眠りに堕ちた。 …どのくらいたったんだろう。 ゴォーッという音で目が覚めた。 窓の外は風が吹き荒れ、 大粒の雨が窓ガラスを叩いている。 「うーん。今何時

          時空跳躍〜Cyclone〜

          ロシアンブルーと星降る夜〜Juliet〜

          こんにちは。Alfred Vo.のSHIGEです!😄 今日は俺が17歳のときに体験した、不思議な夜の話をしようと思います! あれは確か。夏休みの前くらいかな。 その日は進路相談があった。 俺は卒業したら音楽の道に進みたいって本気で思っててね。 けど、両親は大学への進学を望んでるんだろうな、って。 で、担任の先生に悩みを聞いてもらってさ。 先生は俺の想いを本当に理解をしてくれてて、 じっくり話を聞いてくれた。 先生は「ご両親には真っ正直に自分の気持ちを伝えなさ

          ロシアンブルーと星降る夜〜Juliet〜

          海が見える丘の街

          「あ、海の匂いがする」 ビルの10階にある職場の窓を開けたとき、 ふわりと潮の香りが鼻をかすめます。  おそらく弁天町方面からの風にのってくるのでしょう。 目を閉じて胸いっぱいに海の匂いを吸い込んでから、仕事を始めます。 私が育ったのは神戸の、とある海が見える街です。 駅まではバスで10分ほど。 日曜日の朝、歩くのが大好きな両親に連れられ、 わざわざ遠回りして(笑) 30分くらいかけて駅まで歩いていました。 そのルート、途中に海が一望できる丘があるんです。

          海が見える丘の街

          俺と鏡のなかの俺〜Jack Pot〜

          昼間、例の副編集長に「エモポップ・パンク」を散々けなされた俺(SHIGE) 自分たちがやっていることに少し自信をなくしてしまった。 おまけに「路線変えたら?」って。 追討ちをかけられたその一言で、頭が沸騰しそうだった。 Gr.のカズキの部屋でめちゃめちゃ愚痴りまくってしまった。 「腹減ってると余計に頭に来るから飯食おう!😉」って、カズキが俺の大好きなペペロンチーノやスティックサラダを作ってくれて、ビール呑んで。 幾分気持ちが和らいだ俺。 気つけば日付が変わってい

          俺と鏡のなかの俺〜Jack Pot〜