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霊感の強い院生さん②
修士ちゃん、ある一箇所を見据え、
「あそこで ※※ の作業やってる女性がいますが…
それがちょっと悲壮な表情で。」
「あ〜そういえば。だいぶ前にその作業でミスして、かなり厳しく注意された方がいるんよね。
※※の作業をする時はみんな気をつけてね、って言われてる。 その女性も、もう……?」
「いえいえ、その方の念みたいなものが残ってる感じですかね〜生きてる方ですよ。」
そうなんや。
思念は結構長いこと残るもんなんやなあ。
それからも修士ちゃんに霊的なことをいろいろ教えてもらっていました。
そんなある秋の土曜日、書庫での作業を終えた私は、ちょっと一息いれよっかな~と気が緩んだ瞬間。
ドンッと肩に何か重い物が乗っかってきました。
…あ…ヤバい。嫌な感じする…!
肩と首がだんだん重くなってちょっと冷や汗がでてきたので、休憩室でお弁当を食べていた修士ちゃんのところに走りました。
「修士ちゃんごめん!肩なんか乗ってない?
ドンッて急に来た(汗)」
「そうなんですか!あ~めっちゃ日焼けした年配の男性が乗ってます。」
「えっ!うう~(泣)ほっといてエエんかな。
そのうち離れてくれるやんね!多分」
「ん~ちょっと…
あんまりいい感じではないんですよね…
悪い方ではないみたいですが」
修士ちゃん、ちょっと間をおいて、
「外しましょうか?」
「お、お願いします!」
修士ちゃんはお箸を置くと、私の斜め前に立ち、
パンパンと柏手を二回打ちました。
そして目をつむって肩に手を置き、瞑想みたいなことを始めました。
この時、他のスタッフが誰もいなくてほんま良かった!
ちょっとしたら肩がフワッと軽くなりました。
どうやら外れてくれたようです。
「お~ありがとう❗助かったー!
ごめんね、ご飯食べてんのに」
「いえいえ、良かったです。
でも、今後もたびたび同じようなことがあったら、お祓い行かなきゃダメですよ~😁」
「はい……承知しました…😅」
こうしてワチャワチャしながらも日々は楽しく過ぎ、修ちゃんは無事に期間満了を迎え、大学院に戻っていきました。
院修了後は、京都で学術系の仕事に就きたい❗と言っていた修士ちゃんですが、ご両親に懇願されて故郷に戻ったそうです。
私の方は、あれ以降「ドンッ」もなく、元気に過ごしています😊
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