![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60100853/rectangle_large_type_2_a71d0a35e95f1b1aa4c80facfbc844a8.jpg?width=1200)
霊感の強い院生さん①
6年ほど前になりますが、かなり霊感の強い大学院生さんと、期間限定で一緒に仕事をしていました。
(だいぶ前にアメブロに書いた記事を焼き直して書きました。)
その院生さん(以下、修士ちゃん)と一緒のシフトになると、彼女と霊的な話で毎回盛り上がっていました。(私はオカルトマニアです笑)
「修士ちゃんさ、そんなに霊感強いといろいろ視えすぎてしんどいとかない?」
「ありますよ。でもコントロールする技を身に付けてからは楽になりました。 」
「技?へぇ~どんなん?」
「スイッチ切るんです。
視ようと思ったときだけ、心のスイッチをONにする感じかな。
たまにスイッチ切り忘れて、生首を見たりしてビックリしますけど」
「生首!すごいな〜ほんならちょっと視てもらってもいい?
(フロア一帯を指し示しながら)
ここらへん、いてる?」
「はい。(ゆっくりとフロアを眺めながら)
うん、結構いらっしゃいますね。
わたしの通ってる大学の図書館とは比べ物にならないくらい」
うーん、やっぱりそうか…
まあ医学部附属の施設やからしゃあないか。
「どんな感じの方々?」
「そうですね…
ああ。あそこ(学生さんや先生方が利用するPCが並んでいる辺りを手で示して)
パジャマを着た男性がいらっしゃいますね。」
「…患者さん?」
「多分そうかと。病院から来てるみたいですね。」
(同じ敷地内に附属病院があるので仕方ないんですよね😅)
「そっか。他はどんな方いてる?」
「あ、…(カウンターの上の空間の一点を見つめて)
男性の首が浮いてますね」
「…え、それ首だけ?」
「はい、首だけ。
あ〜血だらけの男の人が…(窓際の方を見つめて)
あの辺をフラフラと歩いてます」
「事故かなんかで……なんかな?」
「多分。
でもここの病院に搬送された方ではないみたいですよ。あ、ペガさんの真後ろ通りました!」
「…そ、そう」
おいおい、涼しい顔してサラッと言うなよ~
この時期、入口のゲートや自動ドアの異常が頻繁に起こっていました。
誰もいないのに自動ドアがしょっちゅう勝手に開く。
誰もいないのにゲートのエラー音と共に
「カードを入れ直して下さい」「お下がり下さい」などのアナウンスが流れたり。
開館前の誰もいない朝や、閉館後の夜によく起こっていました。
続きます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?