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霊感の強い院生さん①

6年ほど前になりますが、かなり霊感の強い大学院生さんと、期間限定で一緒に仕事をしていました。
(だいぶ前にアメブロに書いた記事を焼き直して書きました。)


その院生さん(以下、修士ちゃん)と一緒のシフトになると、彼女と霊的な話で毎回盛り上がっていました。(私はオカルトマニアです笑)

「修士ちゃんさ、そんなに霊感強いといろいろ視えすぎてしんどいとかない?」

「ありますよ。でもコントロールする技を身に付けてからは楽になりました。 」

「技?へぇ~どんなん?」

「スイッチ切るんです。
視ようと思ったときだけ、心のスイッチをONにする感じかな。
たまにスイッチ切り忘れて、生首を見たりしてビックリしますけど」

「生首!すごいな〜ほんならちょっと視てもらってもいい?
(フロア一帯を指し示しながら)
ここらへん、いてる?」

「はい。(ゆっくりとフロアを眺めながら)
うん、結構いらっしゃいますね。 
わたしの通ってる大学の図書館とは比べ物にならないくらい」


うーん、やっぱりそうか…

まあ医学部附属の施設やからしゃあないか。

「どんな感じの方々?」

「そうですね…
ああ。あそこ(学生さんや先生方が利用するPCが並んでいる辺りを手で示して)
パジャマを着た男性がいらっしゃいますね。」

「…患者さん?」

「多分そうかと。病院から来てるみたいですね。」

(同じ敷地内に附属病院があるので仕方ないんですよね😅)


「そっか。他はどんな方いてる?」

「あ、…(カウンターの上の空間の一点を見つめて)
男性の首が浮いてますね」

「…え、それ首だけ?」

「はい、首だけ。
あ〜血だらけの男の人が…(窓際の方を見つめて)
あの辺をフラフラと歩いてます」

「事故かなんかで……なんかな?」


「多分。
でもここの病院に搬送された方ではないみたいですよ。あ、ペガさんの真後ろ通りました!」


「…そ、そう」

おいおい、涼しい顔してサラッと言うなよ~


この時期、入口のゲートや自動ドアの異常が頻繁に起こっていました。


誰もいないのに自動ドアがしょっちゅう勝手に開く。

誰もいないのにゲートのエラー音と共に
「カードを入れ直して下さい」「お下がり下さい」などのアナウンスが流れたり。

開館前の誰もいない朝や、閉館後の夜によく起こっていました。

続きます。

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