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ユトリノヒトリ

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ゆとり第一世代の私の過去を小説にして綴ってゆきます。続き物になっておりますので【01】からどうぞ。THE ユトリ!ちょっとだけフィクション物語!
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記事一覧

ユトリノヒトリ【07】 #眠りにつく頃

ユトリノヒトリ【07】 #眠りにつく頃

ユトリノヒトリ【06】こちら ▶︎▶︎

結局、電車も無いし、タクシーが停まった場所から、4人で少し歩きながらジョージさんの部屋へ向かう。

ジョージさんはこの前のドライブの時に、自分の家の場所を私に教えてくれていた。

彼は兵庫県民だった。そして、私が想像していたホストの家とは全く違ったのだ。普通のアパートだけど、たぶんジョージさん以外の住民は若い家族が多いのかな?という感じだった。

私が想像

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ユトリノヒトリ【06】 #六甲山と洞察力

ユトリノヒトリ【06】 #六甲山と洞察力

ユトリノヒトリ【05】こちら▶︎▶︎

ガールズバーで働くようになって数日後、私もリカちゃんもお休みの日に、2人で遊ぶことになり、お昼過ぎにランチを食べに梅田で集合した。

ランチと言っても、HEPの近くにあるケンタッキーで待ち合わせして、そのままそこで食べることになった。

そしてリカちゃんが舞台の台詞の練習をするかのような棒読みで話し始めた。

「今日アツシと遊ぶんですけど、マコちゃんもジョー

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ユトリノヒトリ【05】 #ガールズバー

ユトリノヒトリ【05】 #ガールズバー

ユトリノヒトリ【04】こちら ▶︎▶︎

「ちょっと!ウチには全部話して下さいよ!」

アキの私に対する敬語が中々消えないなぁ…なんて思いながら、梅田にあるHEPの近くのファーストキッチンで携帯を気にしながら、行き交う通行人をチラチラと見てる私に何度も聞いてくる。

あぁ、何て話そう。
どう説明すればいい?

簡単に説明すると私は、ドライブに行ったあの日から毎日メールや電話をしていたのだ。

誰と

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ユトリノヒトリ【04】 #ドライブと敗北

ユトリノヒトリ【04】 #ドライブと敗北

ユトリノヒトリ【03】▶︎▶︎

あれからすぐにまた携帯が鳴った。

私は一呼吸置いてから通話ボタンを押す。

電話に出ると、彼は嬉しそうに話し始めた。
最初に言われたのは、電話を一方的に切らないで欲しいということ。それから、無理に喋らなくていいから話を聞いて欲しい。

私は結局、無言を貫く訳にもいかず、相槌は打ったけど、それ以上の反応はできなかった。それでも彼は他愛も無い話をずっと続ける。

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ユトリノヒトリ【03】 #夜と朝の間

ユトリノヒトリ【03】 #夜と朝の間

ユトリノヒトリ【02】こちら▶︎▶︎

専門学校を辞めた私は、とりあえずアルバイトをしないといけなくなる。でも暫くはフラフラと遊び回っていた。

昔のストリートダンサー仲間の友達は2つ下で、立派なギャルになっていた。私は、濃いメイクや巻き髪、ミニスカートにヒールというスタイルに段々慣れていき、着飾る事を覚えたのだ。

いつも夜から遊びに出かけるから決まって繁華街の路地ではキャッチやナンパに出会す。

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ユトリノヒトリ【02】 #黄色いカーテンと見栄っ張り

ユトリノヒトリ【02】 #黄色いカーテンと見栄っ張り

ユトリノヒトリ【01】▶︎▶︎

18歳で友人と大阪でのシェア生活がスタートした私はまず最初に人生初の挫折を経験する。

ダンスの専門学校はきっちり単位も取らないといけない。私はHip-Hopが好きだったけど、バレエにジャズにタップダンス。

それに加えて舞台史や英会話、そして参加しないと単位が取れないミュージカルの練習。

そんな忙しい毎日の中で、私は足に違和感を覚える。すぐに病院でレントゲンを

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ユトリノヒトリ【01】 #23歳くらいがオバさん

ユトリノヒトリ【01】 #23歳くらいがオバさん

朝日が差し込むカーテンを勢いよく開ける。

眩しい。あぁ……夜ちゃんと眠れるって良いもんだなぁ。もうオールなんてできないな。

そんな事を考えながら鳴る前のアラームを止めて、パソコンのチェック。

リビングから淹れたてのコーヒーの香りがする。香りだけで目が覚める気分だ。そう思いながら飲みかけのミネラルウォーターを乾いた喉に、一気に流し込む。

そして、もう一度眩しい朝日を浴びたくてベランダに出てみ

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