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エッセイあれこれ

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2021年12月の記事一覧

凡庸雑記「蕎麦」

凡庸雑記「蕎麦」

蕎麦は日本日本人なら蕎麦。世界の常識だと思う。

よく、ドラマや映画で、日本に戻ってきて蕎麦を啜りながら、日本人で良かった。と、歓喜を上げる場面がある。(と思う。)

それに、年越しには年越し蕎麦を食べることが、当たり前のように、全国民の常識になっているのも、そうだ。

うどんで生きる

ただ、違う人間も日本の中にはいて。食べてじんわりと、しっくりと、くるのは、僕はやっぱりうどんだ。

四国出身の

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凡庸雑記「時間切れ池袋」

凡庸雑記「時間切れ池袋」

池袋に行く

この間、クリスマスイブの日、久しぶりに池袋に行った。

もちろん、仕事の都合で。

しかし、実のところ気の進まない仕事は従として、主はもちろん池袋の街のスナップ。

着いたら即、池袋を歩く

着いたら即、カメラを掴んで、サンシャイン60の付近に歩き出した。

悔しいのが、思ったよりも首都高が混んでいて、到着が遅れたこと。予定では、2時間は撮影できると思っていたが、食事の時間を入れると

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凡庸雑記 「覚悟」

凡庸雑記 「覚悟」

覚悟が必要

覚悟が必要なことが世の中にたくさんある。

昔はああだった、こうだったとは言いたくないのだけど、昔は何をするにも「覚悟」が必要で、面倒臭かった。

もちろんというか、創作したものを人に見てもらうなんて、無茶苦茶面倒だった。そんなことをしようだなんて、正気の沙汰ではなく、よっぽど、暇人か、奇人、変人、狂人。(ちょっと大袈裟で失礼になったらすいません。)

物書きは辛いよ

小説なんかも

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凡庸雑記「狭き広い美しき世界」

凡庸雑記「狭き広い美しき世界」

一年の無理が祟って今年一年の無理が祟ってか、11月に入ってから腰が痛くてしかたがない。それに加え、年始めから左手がとてもひどい腱鞘炎になってしまい。まともに使えない。

今、まさに満身創痍をかき集めた状態である。

腰痛が生活の一部に

かれこれ10年前ぐらいに、軽いヘルニアになってしまい、腰痛が生活の一部になっている。ひどくなると馴染みの整骨院に駆け込んでは、その場しのぎの処置をして命を永らえて

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凡庸雑記「考えず撮る」

凡庸雑記「考えず撮る」

森山大道書籍を買うつい出来心で写真家の森山大道氏の本を買ってしまった。Kindleでセールを行なっていたので、おもしろそうだと気がついたらポチッていた。

金もないのにまた無駄遣いをしてしまった。反省。でも、得たことも多かったから損はない。

大きいカメラは頭を使う本の中、書れていた森山氏の言葉にドキリと胸がときめいた。

内容を要約すると

「大きなカメラを持つと、頭で考えてしまう」

これとて

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凡庸雑記 「スナップ」

凡庸雑記 「スナップ」

スナップは基本中の基本撮影も色々あるが、スナップって言うのは、それはもう、基本中の基本だ。(と思う)

貪欲に街の中を徘徊しながら、自分の感性がビビッときた被写体を、瞬時に、適切な設定で撮影する。かっこよく言えばそんなもの。

撮影する対象も、目的も、意義も、価値も自分自身で決めて、結果は人に委ねる。

私小説のように、自分の日常を切り取る、スナップはなかなか認められ辛い。しかし、だからこそ奥が深

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凡庸雑記 2021年

凡庸雑記 2021年

早いもので、今年もあと1ヶ月。

月並みな言葉だけど、本当に今年は早かった。終わったとは言いたくないが、12月に入ったいま、それは2021年が残り1ヶ月ということ。

そう言えば、今年は淡い期待で始まった。

占いに多少の興味があり、ついつい年初めには一年の総運を確認してしまう。悪いと言われてしまったら、貴重な一年間を塞ぎ込んで過ごしてしまう、目もあてられないことになるのがわかっているのに。

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