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パートナーの自己肯定感が低いのは、愛着に問題があるかもしれません

・人の顔色や評価を極端に気にする
・人からの批判に対して、ひどく落ち込んだり、キレたりする
・失敗に対して、自己嫌悪に陥り、いつまでも引きずる

以上は、自己肯定感の低い人の特徴です。

あなたのパートナーはこのようなことはないでしょうか?

夫婦の一方が自己肯定感が低いと、その相手は必要以上に気を使ったり、相手の不安定な気持ちに振り回されたりします

自己肯定感の低い理由の一つとして、乳幼児の頃の親との関係に原因がある可能性があります。

愛着(アタッチメント)理論とは

愛着理論はイギリスの心理学者で精神分析医のボウルビィ が枠組みを構築し、カナダ人の発達心理学者、エインワースによって実証実験により発展された理論です。

愛着(アタッチメント)とは、「特定の養育者と結ぶ情緒的な結びつき」のことです。

生後6ヶ月頃から2歳位の頃に見られる、泣いたり笑ったりすることで愛着の対象となる母親などの養育者の注意を自分に引き寄せ、安心を得ようとする行動を「愛着行動」と言います。

子供の愛着行動に対し、養育者がどのような反応をするかは、子供が社会的、情緒的に健全な発達を遂げる上で、とても重要な要素になります。

養育者が子どもを十分に甘えさせたり、十分に守られるという経験させたりして、乳幼児の欲求に適切に応じることができると、子供は心の中に「安全」とか「大丈夫」という感覚を確立することができます。

その感覚を基地(「安全基地」といいます)として、子供は周囲の環境を探索し、自分の世界を広げていくことができるようになります。

十分に愛着を形成できたときに、自分を守ってくれた養育者のイメージが
子どもの心の中に定着するのです。

ですが、僕たちは、養育者との関係で、十分に甘えたり、十分に守られるという経験を、必ずしもできているわけではありません。

それらを十分に経験できていない場合、心の中に安全基地が確立できないのです。

「安全基地」十分に確立できないまま、大人になった場合、乳幼児時代に愛着を形成できた人が持っている、心の中の安心感、大丈夫感覚を持てていません。

結果、他者の言動に傷つきやすく、また、何か行動を行うときにも、消極的、回避的になります。

ぼくの妻の自己肯定感の低さは、乳幼児時代に、母親との愛着に問題があり、「安全基地」が確立できていない状態のまま大人になったと感じています。

妻の乳幼児の頃がどうだったのか、実際に当時の状況を知ることはできません。

ただ、妻と母親との関係性を知る限り、あるいは、父親との不仲ぶりを考えても、とても、心穏やかに子どものは接していなかっただろうと思います。

愛着の問題にどう対処するか


子どもの乳幼児時代、母親などの養育者が、子どもの甘えたい、守って欲しいという欲求に十分に答えられなかったとしても、その養育者を責めてもしょうがありません。

大事な子どもに対してうまく関われなかったのは、そうせざるを得ない事情があった可能性があります。

また、家族の問題は、母親の育て方のせいで、子どもに問題が生じたというような直線因果論で片付けられるような単純化できません

では、愛着の問題によって、大人になって自己肯定感の低さ、生きづらさを抱えているとすればどうすればいいのでしょうか?

ご安心ください。

僕たちは、大人になってからでも、自分で自分の心に守りを入れていくことによって、心の安全基地をつくり、自分の心がしっかり守られた状態をつくることができるのです。

そのあたりの情報は、改めて紹介していきます。

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