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夫婦をチームとして考えてみる

良好な夫婦関係を維持するためには、工夫や努力が必要です。

結婚して間もなくは、恋愛感情に助けられて夫婦関係は築かれます。

ただ、恋愛感情が冷めていくと、恋愛感情の助けではなく、意志をもって、夫婦関係や家庭作りに取り組む必要が求められます

共に協力しあって、家庭づくりをしていくという意味では、夫婦はチームであり、そこで求められるのはチームワークです

スポーツの世界で、優れたパフォーマンスを発揮したチームに対して、そのチームワークの良さがたたえられることがあります。

では、よいチームとは何かを考えることで、夫婦間よい家庭作りをしていくためのヒントをご紹介します。

より良いチームの3要素

単なる人の集まりはチームといいません。

例えば、新宿駅のホームに、たまたま立っている5人のことをチームとはいいません。単なる人の集団です。

チームといえるためには、何かしらの条件が必要です。

アメリカの経営学者のバーナードは、組織の3条件として、以下を言っています。

組織の3条件


共通目的:チームの目指す姿や目的を共通で認識している

貢献意欲:忠誠心をもって、チームに貢献しようとする意欲をもっている

コミュニケーション:自分の意見を主張し、互いの意見を探求できる話し合い

おそらく、あなたが所属したことのある、「あのチーム最高だったな」、
と感じるチームは、この3要素のうち、少なくても2つ以上は、うまく満たせていたのではないでしょうか。

3要素を夫婦に当てはめて考える

これを夫婦に当てはめてみましょう。

共通目的

2人で共に幸せになる。というのは、大前提です。

(もちろん世の中の夫婦の中には、パートナーのことはどうでもよく、自分一人の幸せしか考えられていない人もいますが)

その上で、何がお互いにとって幸せなのか、自分達はどうなりたいのか、考えたいです。

もちろん、夫婦といえども価値観が違うので、必ずしも共有できるものはありませんが、例えば

●お互いのことを大切に思い合える。

●子ども達にとって、居心地のよい家庭をつくる

●どんなことがありながらも、立ち直って毎日笑顔で過ごせる

などの目的が共有できると、夫婦として、よいチームとなれると思いませんか?

貢献意欲

2人のチームであれば、数十人のチームに比べて貢献意欲は保ちやすいでしょう。

目的を果たすために、夫婦それぞれが、当事者としてコミットするということです。

つい、うまくいかないことを相手のせいにしたり、なぜしてくれないの?と依存的になったりしがちです。

パートナーが変わることを待つのではなく、自分から率先してできることに取り組むのが、よい夫婦といえます。

コミュニケーション

よいチームとなっている夫婦は、

日頃から、夫婦や家庭の問題について対話の機会を持っていたり、言いたいことを気軽に話しができています。

最近、心理的安全性という言葉が、チームのパフォーマンスを高める上で重要だということが言われています。

心理的安全性とは、組織やチームの中でで、自分の思いや考えを誰に対しても安心して発言できる状態のことをいいます

夫婦の中でも、心理的安全性が確保されているか確認したいです。

ちなみに、ぼくと妻のチームは、共通目的は漠然と握れているようで、それぞれが貢献意欲をもって取り組んでいるような感じです。

ただ、心理的安全性については、ずいぶんと偏りがあり、妻はおそらく言いたいことを言えているのですが、僕のほうは・・なかなか言いたいことの半分ぐらいしか言えていないのが課題ですね。

あなたの夫婦関係は、この3要素に照らしてみると、どのような状態でしょうか?

ぜひ機会あれば、夫婦で話し合って頂きたいです。

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