【実録】再発した「空の巣症候群」からの夫婦での回復のプロセス
以前「空の巣症候群」のリアルな実情を、長男の一人暮らし開始に伴う僕の家庭の例で紹介しました。
「空の巣症候群」とは、子どもが自立して子供の巣立ちの機会に、養育者が「自分の役割が喪失した」と感じ、空虚感や喪失感が強まる状態を指しています。
そして、3回目の以下の記事で、「妻は元気になった」とお伝えしました。
ところが、「空の巣症候群」のダメージは予想以上に大きかったようです。
再発した「空の巣症候群」
その後、実際に子どもが一人暮らしをはじめた3月中旬から、妻は激しい落ち込みを見せています。
妻が言う症状は、頭にもやがかかた感覚、無気力、倦怠感、不眠、感情が抑えられなくなり、突然泣きたくなる衝動に駆られるということです。
長男のがらんとした部屋や、長男の残したコップや歯ブラシをみると、きゅーっと胸が苦しくなるとのこと。
息子とLINEで連絡を取りたいが、それを無視されるのが怖くて連絡できず、僕から連絡してくれと言ったりしています。
気持ちが不安定な中、僕としても余裕があるときは妻の話が聞けるのですが、余裕がないと雑な反応になります。
そうすると、いつも以上に妻は激情して、「自分のことばかりやっている!」と僕のことを責め立てたりしています。
そんな日々が続く中、長男が出て行ってから1週間経過していくなかで、まだ感情の波がありつつも、妻も「少しラクになった」きました。
妻なりに、このままではいけない、なんとかしようと思っていたらしく、その中で、妻自身が、これが役に立ったと伝えたものをご紹介します
その一つは、前回でもお伝えしたものですが、友だちに話を聴いてもらうということです。
同じような経験している人に、自分からLINEして、「○○さんは、子どもの巣立ちをどう乗り越えたの?」というのを自分の辛い状況とともに、相談しています。
寂しさへ一番効果があった方法とは
妻にとって、味わう感情として、寂しさが一番大きいようですが、それ以外にも、子どもが新生活うまく対応できるのだろうかという「不安」と、もう一つ新たに芽生えてきた感情に、自分が拒絶されているのではないかという「悲しみ」があるそうです。
後者については、最近妻から聞いたのですが、自分LINEで連絡しても、既読スルーされる。今度いつ帰る?という問い掛けにも、曖昧にしか応えない。これは、自分が嫌われているのではないか、という悲しみや、そのような冷たい子どもに育ってしまったのは、自分の育て方が間違っていたのではないかという「後悔」「自責の念」があるそうです。
ただ、妻曰く、不安や悲しみは、終わりがある。ある程度味わい尽くせば収まる。問題は、寂しさだ。これは底が見えない、とのことです。
そんな寂しさを克服するために、妻が取り組んだのが、Yahoo!知恵袋の活用でした。
そこで、自分と同じような、子どもの巣立ちで悩み苦しんでいる人の投稿を見るということをやってみたそうです。
例えば、「息子の巣立ち 寂しさ つらい」などと検索すると、本当に沢山の投稿が出て来るとのこと。
その投稿に対して、時に手厳しいコメントや、実践的なアドバイスが寄せられているようです。
自分よりもかなりマズい例、たとえば、毎日子どもに電話して、リアクションがないと、家まで行ってしまうという親や、何も言わず子どもがいきなり家を出てしまった例や、それに対しての手厳しいアドバイスを見ながら、「自分はまだましだ」「なんともこっけいだな」「自分は何を苦しんでいるだろうか」などと感じるそうです。
そのよう例を見ていると、自分の今の状況を客観的に考えられるようになるそうです。
この、自分の状況を客観視できることが、寂しさ克服の上で役に立ったとのことでした。
夫としての関わり方
夫としては、空の巣症候群に悩む妻に対して、できる範囲で寄り添って、話しに耳を傾け、気持ちに共感することです。
「そりゃ寂しいよね。今までずっと一緒にいたんだから」
「そんな反応をされると、辛いよな」
「そうか、そんな風にも感じていたのか」
などと対応すると、妻も落ち着いてくるのです。
空の巣症候群は、適応障害や、うつ病にもつながる症状です。
ぜひ、軽々しくとらえずに、夫婦で乗り越えていただきたいです。
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