子どもが巣立ちに襲われる「空の巣症候群」の乗り越え方と夫がやってはいけないこと
前々回、前回と「空の巣症候群」のリアルな実情を僕の家庭の例で紹介しました。
「空の巣症候群」とは、子どもが自立して子供の巣立ちの機会に、養育者が「自分の役割が喪失した」と感じ、空虚感や喪失感が強まる状態を指しています。
妻の状態ですが、だいぶ症状は落ち着いて、元気になってきました。
今回は、我が家の事例をもとに、「空の巣症候群」からの立ち直り方と夫としてどう関わるかをお伝えします。
空の巣症候群からの回復で効果があったこと
僕の妻の場合、非常に効果があったのは、同じ境遇の友だちの話しをすることでした。
しんどい気持ちになった妻は、自分の気持ちを聞いてもらおうと、長男の高校時代の仲良しママ友のLINEグループに、子どもが急きょ一人暮らしをはじめることになったこと、身が引き裂かれそうになるほどつらいことを投稿しました。
それに対して、すでに、大学入学や長男より更に上の年齢の子どもがいるママ友から、反応があったようです。
そこで語られる、自分と同じように子どもの巣立ちで、苦しんでいるコメントを見ることで、「自分だけでなく、他にも同じような寂しさや不安を持っている人がいる」ということで安心したようでした。
また、その後、同じように同年代の子どもを持つ幼なじみと会って、自分のツラさを話し、更にスッキリしたようでした。
空の巣症候群の人にやってはいけないこと
このようなアドバイスは、空の巣症候群の人を逆に苦しめることになるので注意が必要です。
「子供が将来に向かって進んでいるのだから、むしろ喜ばないといけないでしょ」
「子どもの自立は、遅かれ早かれ、いつかは訪れるのだから、自分の生きがいをつくりなよ」
「犬でも飼って、気持ちをまぎらわしたら」
特に、一番目の、「子どもの自立は喜ぶべき」という正論は、空の巣症候群の人には、辛い言葉となります。
なぜなら、母としても、子どもの自立は本来望ましいことというのは頭では分かっています。
ただ、どうしようもなく、寂しく、不安なのです。
そのような葛藤を抱える中で、正論を振りかざされることは、ますますしんどい気持ちになるのです。
このような正論は、夫がよく言いがちなことかもしれません。
ですので、もし夫として、空の巣症候群の妻にやるべきことは、
「そりゃ寂しいよな」「不安にもなるのは当然だよ」
と共感してあげることです。
しっかり、気持ちを受け止めてあげていけば、いずれ、寂しさや不安は底を打ちます。
ちなみに、僕の妻は、友だちも同様な悩みをもっていることを聞いたり、僕に話しを聞いてもらったりで、回復まで2週間程度で済みました。
「空の巣症候群」は、お子さんをお持ちのお母さんにとって、重さは人それぞれですが、比較的多く発生するものだと思います。
我が家での事例が参考になれば嬉しいです。
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