2023年8月の記事一覧
【SNS投稿和訳】2023.08.30 ウクライナ軍のヴェルボヴェ方向へ進撃(Emil Kastehelmi氏)
上記のSNS投稿は、ザポリージャ州西部ロボチネ方面でのウクライナ軍の動向を簡潔に解説したものになります。投稿者のEmil Kastehelmi氏はフィンランドのOSINTアナリスト・軍事史家です。この連続投稿の「1〜6」の日本語訳を、以下に示していきます。
日本語訳:
ヴェルボヴェに向かってウクライナ軍は、スロヴィキン線として知られているロシア軍第1主防衛線を突破しつつある。
この村落はロシ
【SNS投稿和訳】ウクライナ南部ロボチネ方面:今後の戦術展開(Emi Kastehelmi氏)
上記リンクは、フィンランドのOSINTアナリスト・軍事史家Emi Kastehelmi氏(@emilkastehelmi)によるX投稿(日本時間2023年8月28日04:23)で、ウクライナ南部ロボチネ方面の今後の戦況分析がその内容になります。以下は、この連続投稿の「1〜18」箇所を日本語に訳したものになります。なお、画像は原文からの転載になります。
日本語訳:
ロボチネ地区でウクライナ攻勢は
【記事紹介】“米国情報関係者は指摘する。ウクライナは主要作戦目標を達成できないだろう”(ワシントン・ポスト紙 2023.08.17)
8月17日付ワシントン・ポスト紙の記事によると、米国当局者は、ウクライナ軍が現在の攻勢でマリウポリを落とすのは極めて困難だと判断しているとのことだ。
その主たる理由は、ウクライナ軍が重点(Schwerpunkt)形成に失敗した点にあると米側はみている。
ウクライナが攻勢前に米英と合同で行った図演において、ロシア軍防衛網の突破に際してウクライナ側に相応の損失が生じることが予見されたが、ウクライナ
【報告書紹介】コンラッド・ムジカ氏のウクライナ戦況週報(Ukarine Conflict Monitor - Aug. 05-11, 2023)。
ロチャン・コンサルティングのコンラッド・ムジカ氏によるウクライナ戦況評価報告は、週報という形態をとっていることから、一週間というスパンで戦況の「流れ」を振り返ることができる報告書として重宝しています。また、ウクライナにとって厳しい内容もしっかり指摘するという特徴もあり、その面でも参考になります。なお、「ウクライナにとって厳しい内容」というのは、親露プロパガンダ的という意味ではなく、軍事評価分析上、
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