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【SNS投稿和訳】ルハンシク州内のロシア軍ヘリ基地映像分析(@Tatarigami_UA氏)

以下、ウクライナ軍予備役将校@Tatarigami_UA氏のSNS投稿(2023年8月8日18:34)を日本語訳したものになります。


私が提示する衛星画像は、ウクライナの長距離交戦能力の必要性を浮き彫りにする新たな証拠を示すものだ。今回の分析はルハンシク空港に焦点をあてており、ここは前線から100km以上後方に位置し、ロシア軍のヘリコプター基地として運用されている。

2014年以降、この空港は使われていなかった。だが最近になってロシア軍は、ここをドネツィク・ルハンシク両州で任務に就くヘリコプターの基地として再活用している。平均すると、常に約12機から16機のヘリコプターが存在している。

ロシア軍は自部隊を、地上にいる際はHIMARSの有効射程外に、空中にいる際は携帯用対空ミサイルの射程外に置いており、いずれの場合も射程内に入らないようにしている。これらのヘリコプターは、おおむね無誘導ロケット弾を用いた間接射撃という形で交戦してくる。この空港を拠点にしているのは主にKa-52、Mi-8、Mi-28、Mi-24である。

空港の外周部は対空防衛アセットによって重厚に守られているが、それは鉄壁の守りではない。ここのヘリコプターが使用できなくなる状況になれば、ヘリコプターはこの空港を放棄せざるを得なくなるだろうし、その結果、ヘリコプターのための兵站を阻害し、ヘリコプターの反応時間を遅らせることになるだろう。

この基地におけるヘリコプターの存在とその動きは、以下の時系列順動画を通して観測することができる。この動画は、ヘリコプターを積極的に活用していることを具体的に示している。

これらのヘリコプターが頻繁に戦闘任務に参加し、その多くが無傷で帰還していることを考えると、もっと多くの防空兵器の必要性が高まっていることも明白になっている。この我が軍の防空強化というのは、極めて重要なことだ。

Buy Me A Coffee”のサービスを通して寄付してくださった寛大な献金者の皆さま全員への感謝の意を、ここに表明いたします。皆さまの貢献の結果、画像を入手でき、上述の地域におけるロシア軍航空能力に関するさらなる考察を示すことができました。“いいね”とシェアは、お気兼なくどんどんなさってください。

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