無関心という名のハラスメント【オヤジ店長のツイート日記vol.74】
こんにちは!オヤジ店長と申します!
人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!
簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho
ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?
無関心という名のハラスメント
無関心の弊害についてツイートしました。
結構反響♥️を頂いたので掘り下げたいと思います。
このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等もTwitterの方にリプ頂いても構いませんので、合わせてよろしくお願いいたします!
今回のテーマは「無関心という名のハラスメント」についてです。下記、以前投稿した2つの記事を加筆リライトして一つの記事にしました。思い入れのあるテーマの一つなので2つの記事を読んだ方は余り内容が変わらないと思いますがお許し下さい…
最後は今回のテーマに沿った読書本も紹介しています。
職場の心理的安全性を脅かす「無関心」
ハラスメントとはキツい言葉や直接的な暴力も含めて圧力的なイメージが強いですが、良い人ぶるだけで仕事をしなかったり、メンバーと関わらない厄介なハラスメントもあるというお話です。
ツイート内容をおさらいすると、私は30年程同じ会社で店長をしているので、色んなお店で働き不調店舗のテコ入れ等もやりました。(テコ入れされた事もありますw)
不調店舗の原因は色々あるのですが、メンバー同士がお互い「無関心」というのが圧倒的に多いのです…
コレがとても厄介で一度冷めてしまった感情を元に戻すのは骨が折れますが、放っておくわけにはいきません。
1on1ミーティングをしたり、不調だからと無理に変えず、今までのやり方を尊重しながらも少しづつ改善したり、時には非協力な仕事や面倒な事に関わらない姿勢を叱ったり…とにかく新しいリーダーが汗をかいて皆のモチベーションを上げ戻さなければいけません。しかし何故お互い「無関心」になってしまうのでしょう…
皆、働き始めた時はやる気に満ち溢れていた筈です。
無関心になる当人の問題はあるものの、そのグループのリーダー次第な所は大いにあります。子供でも親が放ったらかしにしたら何事にも無関心になりますよね…
無関心=関わらないというのはハラスメントの一つだと思います。
悪目立ちしないハラスメント
無関心と同じような事で「何もしない上司」という更に厄介なタイプもいます。
ツイートしているように、弊社の系列店の店長で人当たりはとても良いのですが、メンバーと積極的に関わったり、メンバーが会社に言えない要望等、担当者に掛け合ったり、お店の戦略を立てたり管理者として色々やらないといけない事が沢山あるのに「ウチの店長、人は良いんだけど何もしないんです…」とメンバーたちに嘆かれた事がありました…
良い人ぶって何もしないのは「臆病」の表れだと思いますね。厳しい言い方ですが、人と積極的に関わったり問題を解決する際、嫌な思いをしたりさせたり…とにかくかなり「勇気」を振り絞って取組む必要があります。
それを「何もしない」という事は、「放棄」して「逃げている」という事ですから「臆病」と見なされても仕方がないでしょう。管理者として罪な事だと私は思います。
「誰のお陰で飯が食えているのか?」冷静に考えると管理者だったらメンバーが頑張ってくれているから自分が成り立っていると思える筈です。
前途、無関心で臆病な管理者の場合は「給料を払うのは会社だし、評価は上司がするから…」と思っている節があって、忖度イエスマンに成り下がってメンバーの事など考えない人がいるのは残念な事です…
仕事を自分の成長機会と捉える
偉そう事を言って来ましたが、私も問題から逃げたくなる時はあります。誰でもそうですよね…
しかし、そうならないように仕事や何かしら取り組む時、どんな思いで行うのか?何のためにそれをするのか?掘り下げてみても良いのではと思います。
何のために仕事をするのでしょう。お金の為、生活の為、人それぞれ目的はあるものの自身の「成長の為」も加えてみてはどうでしょう。
心理学を学ぶ
私はある本を読んだ時「人間は課題解決と共に成長する」「怠惰は人間の最大の敵である」「怠惰と戦い精神的成長を目指すには【愛】が必要」という著者の言葉に、大きく心を揺さぶられました。
スコットペックというアメリカの精神科医が著者の本で以前Twitterやnoteでも紹介したのですが、今でも自分の仕事や人生の価値観に大きく影響した本です。読書は良いですよね…w
前途紹介した無関心な状況になったメンバーや何もしない臆病な上司の話は「愛の無い怠惰な状態」である上に、自分の仕事に対して自身の「精神的成長の為」というお金や生活の為だけではない大きな課題がある事に気づかなかったのかもしれません…
「愛する事」「愛の力」を養う事「愛とは何なのか?」考える事が大切ですね。綺麗事かもしれませんが、仕事も人生も自分の行動は「目的」「価値観」に準じて進んでいる事を思い起こしたいです。
前途、私の人生のバイブルでもあるスコットペックの本を2冊紹介したいと思います。1冊目【愛と心理療法】は、かなり古書なので手に入りにくいかもしれませんが発刊当初は全米でベストセラーになったようです。
「人生は困難なものである」「これは偉大な真実、最も大きい真実の一つである」という言葉から始まるこの本は生きる事とは「問題解決」「精神的成長」の長い道のりであり、自身の人生と精神科医という仕事の中で見出していく素晴らしい作品です。
2冊目の【平気で嘘をつく人達】は「人間の悪」について語られた本ですが、犯罪者などの心理を描いているのではなく今回投稿した、職場のメンバーを無関心にしたリーダーや何もしない上司のように「普通の人達」の中に潜む「悪」について語られています。
上記Twitterで紹介した「愛と心理療法」が日本で最初に発刊された物ですが、古書なので後から復刻版が出版されています。⬇
以上、働く目的や人生の意味、愛の力を学ぶと共に、人間の悪という闇の部分も学ぶ事は管理職としてかなり役に立つと思います。最後までお読み頂きありがとうございました!
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