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敗金主義者の適当なつぶやき

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拝金主義が跋扈するこの高度貨幣経済のなかで見いだされたある考え、それが 「敗金主義」である。  これは敗金主義のどうでもいい呟きを集めたものです。
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#拝金主義

敗金主義と成果主義

敗金主義と成果主義

 物理世界では因果関係が比較的すっきりしている。何かに力が働けば、それはその力に応じて何かに影響する。だから、何かの影響を分析すれば、過去に何が起きたかおよそ推測もできる。これは信頼感がある法則であるが、これが人間世界では大きく異なるから物理世界の法則で物事を考えると人間世界では生きづらくなる。なぜなら、人間世界では因果関係が人間によって(そう特定な人間によって)ねじ曲げられることが常だからだ。あ

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新しい資本主義と愛

新しい資本主義と愛

 新しい資本主義がわからない。そして、愛もわからない。それが今の日本人の大半ではないだろうか?どちらもふわふわしている。そして、どちらにも実は興味がないのである。政治家や官僚は自分達の考えが正しいと思うから「経済とは何か?」を押し付ける。そして、愛を語る人間も自分の考えが正しいと思うから「愛とは何か?」を押し付ける。
 そのどちらも行う人間がいる。そう、敗金主義者である。もうどうしようもないのであ

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敗金主義者の借金

敗金主義者の借金

敗金主義者は借金まみれである。家のローン、車のローン、奨学金の返済、日々の生活費もクレジット決済なのでローンであって、稼いできたって次から次へと借金の返済で消えてしまう。それで残ったマネーの少なさに愕然とするわけだ。貯金などできない悲しき敗金主義者。

 しかし、今回は、今私は借金まみれである事をなげいているのだ、と言いたいわけではない。主題はそこにはないのである。本題は、この高度貨幣社会、いわゆ

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敗金主義者の発見 〜結論〜

敗金主義者の発見 〜結論〜

 初夢の話である。夢の話に夢中になるのは精神学会のレジェンドだけではないようで、私も同じであるからして、今回は全くマネーに関係ないようであるような私の夢の中の物語の考察から導いた発見の結論を書いていこうと思う。
 まず、砂糖の島の外縁部にいた弱きもの達も、砂糖の山を必死で作っていた白い服の働き者達も、まるでこの砂糖の仕組みが「自然現象」のように捉えていたことに注目していただきたい。人知の及ばない、

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敗金主義者は愛と

敗金主義者は愛と

 今回はマネーとは直接結びつかないどうでもいい「愛について」の話である。当然愛と敗金主義とも関係ないからタイトルが既に間違っているのであるが、今現在敗金主義者は私1人であるからその一点において結びついていると言えるだけなので、マネーに興味がなくてどうしようもなく時間がある人はしかたないという気持ちで読んでもらえたら幸いである。

 さて、皆さんは「愛」について考えたことがあるだろうか?
 大体辞書

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敗金主義者の時間

敗金主義者の時間

 マネーを稼ぐとさらに欲しくなるのがマネーである、と言ったのは誰だろう?考えるまでもない、それは敗金主義者である私である。もっとも、似たような表現や感情や諺なんかがあるかもしれない。思いつきが案外的を得ていることもあるだろうし、人間の経験なんかはきっと古今東西似たようなものだろうからそうなっても不思議ではない。ちなみに、私はそんなこと思ったこともないし、さらにマネーが欲しくなる程稼いだこともない。

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敗金主義者の朝は早い

敗金主義者の朝は早い

 貧乏暇なし、働かざる者食うべからず、ほしがりませんカツまでは。カツ丼のカツ抜き納豆がけで朝をすます毎日。敗金主義者は勤勉だし、健康的だ。しかし、金はないのであるから、現在の高度貨幣経済の中では勤勉と、健康的なことは直接金に結びつかないと結論づけてしまうのである。

 まあ、マイルドなインフレ時は需要があるわけだから、勤勉に労働すれば連動して果実を味わえるわけだが、需要不足のこの長期デフレ状態にお

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敗金主義者の発見 〜考察〜

敗金主義者の発見 〜考察〜

 一富士ニ鷹三茄子、初夢を見てもお金が入るわけではない。しかし、それがお金と関係していないとも言いがたいのが今回の話である。
 さて、砂糖の島にいる夢を見たことは前回書いた通りだが(これを初めて見た方は前回の話を見ていただきたい)、今回はその考察をしていきたいという試みである。砂糖の島には砂糖の雨が降り、そこの住人の生命を支えているという世界観なのであるが、これはおよそマネーの世界であろう。
 砂

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