お家と人

これから注文住宅を検討していこうという人に向けて、「営業ガチャ」という観点からしっかり…

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これから注文住宅を検討していこうという人に向けて、「営業ガチャ」という観点からしっかりご案内していこうと思います。

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注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 001

はじめに本noteをお読みいただいて有難うございます。 「注文住宅を建てようとする人の営業ガチャ攻略法」という非常にニッチなタイトルをご覧になっているあなたは、注文住宅をこれからどうやって検討していけばいいのかという漠然とした不安や、または少しでも成功に近づけていきたいという希望をお持ちの上でお読みになっているのではないでしょうか。 というのも個人の買い物では最も高額になるにもかかわらず普通は生涯に1回くらい、多くても数回程度しか購買頻度がないことが注文住宅の難しさの理由であ

    • 注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 023

      終わりに 本noteを読了していただいて誠に有難うございます。乱筆乱文ではありますが、私の12年以上に及ぶ不動産業や建築業での経験や知識、ノウハウなどをおおむね詰め込めたのではないかと思います。 処女出版かつ単独で執筆しただけにお見苦しい点も多々あったかもしれませんが何卒お許しくださいませ。私の想いを伝えるのに精いっぱいで、技術が追い付いていなかったかもしれません。 それでは末筆ながら、ここまでお読みいただいた方に本書の執筆理由などをお話しして終わりたいと思います。 少し暗

      • 注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 022

        請負契約~その後 建築会社と請負契約を締結できれば、ひとまず最初のゴールを迎えたことになります。大変お疲れさまでございました。 請負契約の時点で進行度は40%と言いましたが、続いて打ち合わせという次のフェーズに進みます。打ち合わせのフェーズは契約前にできるだけ煮詰めておくことでだいぶ労力が軽減されるでしょう。そのためにぜひ先走った請負契約をすることは避けてください。 そして請負契約後は営業マンや建築士が主役となってあなたを導いていきますので、私の役目は終わりです。 という

        • 注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 021

          建築会社に交際を申し込もう 幾つかの建築会社を回って、「図面・見積・仕様書」の三セットを入手したら、いったんストップ。それらを比較してから最もよいと思われる一社に交際を申し込みましょう。 「交際を申し込む」とは独特な表現ですが、結婚活動に例えるとおわかりかもしれません。 いくらタイプの異性と出会ったからといってすぐに婚姻届けを出す人は少ないと思います。「あなたと交際をしたいです」と申し出てそれが相手から受け入れられたら交際に発展。一定の期間を交際してから結婚という契約関係に

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        注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 001

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 021

          建築会社で入手するのは「図面・見積・仕様書」の三点セットさてお客様ご自身についての話がひと区切りしましたら、いよいよ建築会社選びに進んでいくことになります。(ここまで長かったですね、、お疲れさまでした) 建築会社選びの目的は以下の3つをゲットすることです。 1:参考間取り図 2:建築総額が描かれた見積書 3:仕様書 1:は参考となる建物の間取り図面です。土地が決まっているお客様ならその土地の住所を伝えれば、土地が決まっていないお客様なら仮の土地情報で依頼しましょう。不動産

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 021

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 020

          コラム:土地を先行して契約してしまった、ある家族の話 忘れもしません、ある年のゴールデンウイークのことでした。とあるお客様が当時私の勤務していた住宅展示場に来場され「こんな土地を契約してきたのだが、間取りプランと見積を作成してほしい」とおっしゃるのです。当時営業マンだった私は、この時点でイヤな予感がしました。「土地を契約してきた」ということで始まるお客様はたいていまともなゴールにならないからです。 とはいえ計画的に土地選びをしてきたお客様であれば無事にゴールにたどり着くケー

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 020

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 019

          コラム「土地を探しに不動産会社に行くな!」 さて今回は、色々な方々から怒られるかもしれませんが、マッチングサービスを運営している立場としてはどうしても書かねばなりません。 それは「土地を探しに不動産会社に行くな!」です。 魚を買いに魚屋さんに行くのは普通ですし、野菜を買いに八百屋さんにいくのも普通ですが、土地という不動産を探しに不動産屋に行くな!とは声を大にして言わねばなりません。 理由は「デメリットはたくさんあるが、メリットがほとんどないから」としか言いようがありませ

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 019

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 018

          要望と金額は「合わない」と思っておく 前項までのようにまずはご自分の希望というか妄想のようなものを膨らませるだけ膨らませておきましょう。頭の中にある「こんな家がいいな」をとにかく全部吐き出してしまう事が大切です。 もし「みんなが安らげる家がいいな」といった抽象的な希望が出てきたら「はたしてどんな家が安らげるんだろう??」「室内空間が広々としているのに寒暖差が少なくて過ごしやすいのかな」「それとも収納がとにかくたくさんあって、物が散乱していないすっきりした家が安らげるのかな」な

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 018

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 017

          土地エリアの相場観を把握しておく 「親の土地に建て替える」など建築する土地が定まっていればこの項目は飛ばしてしまってかまいませんが、そうではなく建てる土地も一緒に探したいとなると土地エリアの相場感も一致しているかどうかがお金のマッチングには重要です。 ざっくり言うと2階建を希望している場合「建物と同じ面積の土地」であれば事足ります。これは住宅を建築できるエリアは容積率100%以上の場合が多いため、35坪程度の家を建てたいとしたら35坪の土地を探すとよい、ということです。*た

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 017

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 016

          一緒に住む、土地を提供する、お金を出すのいずれかの親族が口を出してきたらどうするか 問題はこちらです。 一緒に住む、または土地かお金を出す親族は直接的な利害関係者に他なりませんから、意見をあまり無下にできません。 しかしながら親御さん世代では(失礼ながら)家づくりについて中途半端な知識で臨んでくる人も少なくなく、例えば「大黒柱は太ければ太いほどいい」とか「鬼門や裏鬼門に水回りを置くな」など、現代建築にそぐわない要望を突き付けてくる場合があります。 これらをあまり真に受けてしま

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 016

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 015

          家族の問題も避けられない 自己資金の目途が立った、住宅ローンの借入額も決めた、借入先も目途がたったから「さあいよいよ建築会社の選定を進めるぞ!」 と、なかなかならないのが注文住宅のもどかしさです。最後にスッパリと家族間の問題を解決してから次へと進んでいきましょう。これを蔑ろにしておくと最後の最後でちゃぶ台返し、ズバリ言ってしまうと「親族の反対」があるかもしれません。 既にご両親が他界されているのでしたら問題ありませんが、特に20〜30代のお若い世代の方はどれだけご高齢の親御

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 015

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 014

          コラム:建築会社の紹介ファイナンシャルプランはアテにならない? 30~39歳くらいの世代は一次取得層と言われ、最も住宅取得に活発な年代とされます。しかし年齢が若いだけに将来的なお金の見通しが立てづらいことから「いったいどのくらいの予算計画を立てればよいのか」という問題がつきまといがちです。 そこで生命保険会社などが「生涯を通してどのようなお金の想定ができるか」というシミュレーション(ファイナンシャルプラン、以下FP)が心強いサービスとして人気を集めていますね。最近は建築会社で

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 014

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 013

          個人信用情報を手に入れて、銀行に電話をかけまくる さらに過去に支払いの遅延や延滞が絡むと住宅ローンの借入先の選定は本当にややこしく、「直近1年以内に2回以上の支払い遅延がなければいいですよ」というところもあれば「3年以内に1回でもあると審査は厳しい」という金融機関もあるので、正確な情報はその都度確認してから審査をかけたいのです。 これらを解決するにはどうすればよいのでしょう。それは 個人信用情報を入手し、それをもとに金融機関に片っ端から電話をかけまくる のが一番の近道です

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 013

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 012

          住宅ローンの借入先をどう選ぶか 自己資金が点検できて、適正な住宅ローンの支払いも見えてきたとなると、次は住宅ローンの借入先をどう決定するかです。 ここでは基本的な考え方の他に一般的な住宅ローン書籍ではあまり語られない内容に絞ってご案内しましょう。 ・事前審査は半年間に3回までに制限しておく、と心得る・そのため最初は「金利はやや高くとも、審査が通りやすい金融機関」から 審査を始める ・最初の審査が通ったら「金利や条件が良く、審査が厳しい金融機関」にチャレンジする ・ネット銀行

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 012

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 011

          住宅ローンの支払いを返済負担率から考えていく 自己資金は少なく、住宅ローンは多く 近年では自己資金と頭金のバランスも様変わりしてきました。昔は住宅ローン金利が4〜5%と非常に高利率であったため「自己資金は多く、住宅ローンは少なく」という常識があり、団塊世代の方などは今でも住宅ローンはできるだけ組まない方がよいとお考えの方が多いようです。 ところが現在は全く反対で「自己資金は少なく、住宅ローンは多く」という常識になってきました。史上最低金利が延々と続いているほか、住宅ローン減

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 011

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 010

          あなたもSRクラスになろう、きっとなれます SRクラスへの道のり①現実を明確にする SRへの道のりは、欲と現実のバランスをどう取るかというところが一歩目。欲とは、このようなお家が欲しいという希望のこと。現実とは「支払えるお金」と「家族の問題」です。まずは支払うお金から考えていきましょう。 支払えるお金=「自己資金+住宅ローン」 支払えるお金とは「自己資金+住宅ローン」で成り立ちます。その2つが無理なく準備できる金額はいったいどのくらいであるかという視点で考えていきましょう

          注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 010