見出し画像

注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 023

終わりに

本noteを読了していただいて誠に有難うございます。乱筆乱文ではありますが、私の12年以上に及ぶ不動産業や建築業での経験や知識、ノウハウなどをおおむね詰め込めたのではないかと思います。
処女出版かつ単独で執筆しただけにお見苦しい点も多々あったかもしれませんが何卒お許しくださいませ。私の想いを伝えるのに精いっぱいで、技術が追い付いていなかったかもしれません。
それでは末筆ながら、ここまでお読みいただいた方に本書の執筆理由などをお話しして終わりたいと思います。


少し暗い話になってしまいますが、私が小学生だった頃、あまり裕福でも幸せでもない家庭で育ちました。
暴力はある、差別はある、暴言は吐かれる、食べ物はあまり与えられない、経済的に豊かでもない、父親は次々に入れ替わる、母親は突然家を出ていく。ある冬の夜、残された祖母と8歳下の妹が集まり「これから三人でがんばって生きていこうね」と宣言されたのは子供心にも忘れようがありません。
そんな私ですので家庭や家族に対して明るいイメージを持つことなど全くできないまま大人になってしまい、ドラマで観るようなハッピーな家庭像は全く嘘くさいものとしか思えません。「こんな家族が世の中にあるわけないだろう」と。

しかし30代になって建築の仕事を始め、数件の引き渡し物件が増えるとお客様から不思議なことを言われるようになったのです。
「ありがとう、あなたのお陰で本当にいい家になった」
「お陰様で私たち家族が温かく豊かに暮らしているよ」
という感謝の言葉をです。

それまで幸せな家庭像とは全く無縁だった私が、お客様の幸せな家庭像に貢献できていいることについて感謝の言葉を受け取った。
お客様からすると何気ないお礼程度だったかもしれませんけど、私にとっては天地がひっくり返るくらいの衝撃だったのです。そして同時に「そうか、自分も幸せな家庭像と無縁ではなかったのだ」と、ひどく傷ついていた幼少期の自分までが時間を超えて癒されてくような不思議な体験をしました。

一度でもそういった衝撃的な体験をしてしまうと、その道に没頭せざるを得ません。「お家に携わることこそが、私の生きていく道なのだ」「子供のころは辛い体験だったけど、だからこそお家の仕事をすることになったのだ」「あの辛かった過去は、全て正しかったんだ」と。

ところがこの業界を隅々まで見渡し始めていくと、さまざまな違和感を覚えていくようにもなります。情報の非対称性(売り手と買い手の間の情報格差が大きいこと)が不動産・建築業界の特性であるとはいえ、それにしても多くのお客様があまりに理不尽な住宅購入をしていることが分かってきたからです。
自分たちの利益のためなら耳触りの良い情報しか出さない建築業者、「これはただの仮審査ですからね~」と言いながら無暗やたらと事前審査をかけてくる建築業者、自分の仲介手数料欲しさに予算のほとんどを奪っていく不動産会社、他社に利益を渡さないとばかりにあまりにも短い住宅ローン条項を設定する不動産会社などなど。。

しかしその一方で、明るいニュースもあります。「はじめに」でも述べましたが各種SNSやYouTuberさんらのお陰で注文住宅について多くの情報が流通されるようになり、そしてこれから家を建てようとする人たちが積極的に情報を集めようとしていく姿が見られてきたことです。まさに情報の非対称性が解消されていこうとする時代がやってきたと言えるでしょう。これは本当に素晴らしいことです。

そして情報が流通するようになると「この情報の洪水をいかに乗り切っていくか」という次の問題に直面するのですが、それを解消するために私が手を挙げてみたくなり、現在は口コミだけで小さくやっているコミュニティ「お家と人」を発足しました。実際の参加者からはこのような声が届いています。

「気になっていた建築会社のスター営業を紹介してもらえた」

「ハウスメーカーに行っただけでは知り得なかった情報が無料で得られてよかった」

「インターネットを眺めていればいるほど混乱してしまったので、私たち家族のためにとてもわかりやすく整理してくれた」

「意外と黒い情報も教えてくれた(笑)」

など
これから注文住宅を建てようとするあなたがもし同じように悩んでいたり躊躇っていたりするのでしたら、一度私に相談をしてみてはいかがですか。
本noteで紹介している内容の詳細解説を含め、「数字をぐるぐる回す」などお客様単独では難しい内容のサポートから、スター営業へのご紹介まで無料で行っています。
有料プランとして「個人信用情報の取得サポート」「金融機関への審査打診」や「参考土地の現地下見・調査(関東限定)」などがありますが、これらを利用しなくても十分な情報量はあると自負しています。

住宅建築は本当に楽しいですよ。人生においてこれだけ楽しい体験は二度とない、と言っても過言ではありません。
そして本noteを最後までお読みくださいましたあなたと、次はオンライン上でお会いできるのを楽しみにしております。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?