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注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 015

家族の問題も避けられない

自己資金の目途が立った、住宅ローンの借入額も決めた、借入先も目途がたったから「さあいよいよ建築会社の選定を進めるぞ!」
と、なかなかならないのが注文住宅のもどかしさです。最後にスッパリと家族間の問題を解決してから次へと進んでいきましょう。これを蔑ろにしておくと最後の最後でちゃぶ台返し、ズバリ言ってしまうと「親族の反対」があるかもしれません。

既にご両親が他界されているのでしたら問題ありませんが、特に20〜30代のお若い世代の方はどれだけご高齢の親御さんであろうと是非こちらは読んでおいてください。

一緒に住まない、土地を提供しない、お金を出さないのに口だけ出してくる親族をどうすればいいか。

親族、特に直系尊属はたいていあなたのお家づくりに反対してくると思っておいてください。というか「きっと反対されるだろう」と思っておく方が心の準備としては正しい。反対の理由として一例ではこのような口実で反対をしてきます。

・今はその時期ではない/早すぎる
・こんな不景気なのに住宅ローンを背負ってどうするんだ
・こんな鬼門が悪い家を建てるんじゃない
・俺の知り合いの建築会社や工務店で家を建てろ

これらは「あなたの為を思って言ってやっているんだ」というような様子で助言してきますが、たいていそれはウソです。

・親よりいい家に住むんじゃない、という本音
・親にお金の不安を抱えさせるな、という本音
・親の顔を立てろ、という本音
・大きく変化をするような真似をして親を不安にさせるな、という本音

などが見え隠れするとしたら、これはもうあまり真に受けないようにしましょう。時間もお金も提供しない人には何の責任も無いからこそ好き勝手を言えるのです。世の中は子供の幸せを願う親ばかりではありませんし、心配性の親御さんはとにかく大きな変化に拒否感を示しやすいのです。

ちなみに口を出してくる人の中に、過去に注文住宅を建てたことがある人(少し年上の従妹あたりが多い)がもし混ざっているとますます状況はややこしくなりがちなので、その人の意見はほどほどに聞いておくことにしましょう。ちょっと経験がある程度の素人の意見が最も悪影響を及ぼしやすいからです。「生兵法は大怪我の基」という諺もありますね

「とはいえ、さすがに親族だからあまり無下にもできないし。。」と心配になってしまうなら、相談ではなく報告という形を取るのです。つまり「お父さんお母さん、私たちは家を建てることにしたから応援してね!」という報告です。
「家を建てようと思うんだけど、、どうかなあ。。」と相談してしまっては絶対に反対されますし、そのたびに躓いてしまってはスムーズなお家づくりになるはずがありません。まずあなた自身がしっかりと決意と計画を固めることです。堂々と「私たちはこうやって家を建てることに決めたからね!」と言えることができれば相手も反論しづらいし、言い返したとしてもためらわずそのまま進むことができるはずです。

家を建てることの素晴らしさの一つは、親御さんから精神的な自立を完全に果たせること。私が住宅営業マンだったとき、小さいころから過干渉や過保護の親御さんに悩んでいたお客様は少なくありませんでした。だからこそ親御さんからのちょっとした反対があると「いや、、親が反対するから。。」とすぐ弱気になってしまうのです。
ところが勇気をもって家を建て自立を果たし、奥様やお子様がたとハッピーに暮らす姿を私は何度も拝見してきました。それを思うと、やっぱりお家づくりは素晴らしいなあと痛感せざるを得ません。
あなたが過干渉・過保護な親御さんにもし悩んでいたとすると、自立のために今が!最大のチャンスですよ。

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