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注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 016

一緒に住む、土地を提供する、お金を出すのいずれかの親族が口を出してきたらどうするか


問題はこちらです。
一緒に住む、または土地かお金を出す親族は直接的な利害関係者に他なりませんから、意見をあまり無下にできません。
しかしながら親御さん世代では(失礼ながら)家づくりについて中途半端な知識で臨んでくる人も少なくなく、例えば「大黒柱は太ければ太いほどいい」とか「鬼門や裏鬼門に水回りを置くな」など、現代建築にそぐわない要望を突き付けてくる場合があります。
これらをあまり真に受けてしまうと家全体の日当たりが悪くなったり、使い勝手が悪くなったり、建築会社の選択肢が著しく狭くなってしまったりとその影響は決して小さくありません。

もしあなたの親御さんからの要望で板挟みになっているとしたら、あなたが考えるべきは「誰の幸せを優先されるのか」です。
優先したいのはあなたの夫や妻などパートナーでしょうか、あなたのお子様でしょうか、それとも親御さんのご意見を尊重したいのでしょうか。あるいはあなた自身が満足する家を建てたいのですか。

全員が完璧に満足する家などありません。仮に予算が10億円くらいあったとしても、それはそれで不満が発生するのです。だからこそ優先順位をつけていくことがとても重要。
そして決断するとは「断ることを決める」と書くように、何を選ぶかより何を選ばないかがより重要なのです。ベストではなくとも最大限ベターな家づくりを目指していきませんか。

現実をクリアしてから、次に進む

このように現実(お金の目途や家族の問題)をクリアする前に土地探しや建築会社探しを先行して進めてはなりません。
それらは家づくりの醍醐味ですし本当に楽しいフェーズではあるのですが、まずはお金や家族の問題をクリアする方が先なのです。この順番を逆にしてしまうとたいていお家づくり計画の後半で行き詰ってしまい、失敗につながりかねません。

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