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注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 021

建築会社に交際を申し込もう

幾つかの建築会社を回って、「図面・見積・仕様書」の三セットを入手したら、いったんストップ。それらを比較してから最もよいと思われる一社に交際を申し込みましょう

「交際を申し込む」とは独特な表現ですが、結婚活動に例えるとおわかりかもしれません。
いくらタイプの異性と出会ったからといってすぐに婚姻届けを出す人は少ないと思います。「あなたと交際をしたいです」と申し出てそれが相手から受け入れられたら交際に発展。一定の期間を交際してから結婚という契約関係に至るのが多くの夫婦像ではないでしょうか。

建築会社の決定もこれに似ているところがあり、まずは信頼関係を深めたい一社に絞り込むことが先決。「え?複数の建築会社に並行して提案してもらうんじゃないの?」と疑問に思われるかもしれませんが、そのプロセスには区切りをつけなくてはなりません。比較検討をしている段階では建築会社側が本気になっていないことがあるからです。

結婚活動で言うと「君のことは好きなんだけど、〇〇ちゃんのことも僕は好きで。。」という男性に本気になれないでしょう?それと似ているのですが、相手が本気になっていないというのは家を建てる側にとって得になることがありません。

しかし交際=結婚でもありません。交際を申し込んだら、一緒に土地を探していくまたは三点セットを一緒にブラッシュアップしていくのです。この時は建築会社も本気になっているのですから質が高い情報が次々に入ってくるでしょう。そうやって気に入った土地が見つかり、三点セットもきちんとしたものになってから初めて請負契約を締結する、というのが最も完成度の高い住宅づくりと言えます。

中には「今月がキャンペーンなので」「来月から値上げがあるので」「来週にでも契約してください」と迫ってくる建築会社は少なくありませんが、惑わされすぎないようにしてください。やはりきっちりと基本を押さえてから請負契約を締結するべきかと思います。

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