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注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 014

コラム:建築会社の紹介ファイナンシャルプランはアテにならない?

30~39歳くらいの世代は一次取得層と言われ、最も住宅取得に活発な年代とされます。しかし年齢が若いだけに将来的なお金の見通しが立てづらいことから「いったいどのくらいの予算計画を立てればよいのか」という問題がつきまといがちです。
そこで生命保険会社などが「生涯を通してどのようなお金の想定ができるか」というシミュレーション(ファイナンシャルプラン、以下FP)が心強いサービスとして人気を集めていますね。最近は建築会社でも積極的にFPを提案してくるところが増えたとはいえ、しかしちょっと待った。実は建築会社の提携するFPはあまりアテにならないことがあるのです。この背景についてお話ししましょう。

ファイナンシャルプランナーは建築会社と主従関係にある

ファイナンシャルプランナーはしばしば住宅展示場を訪れてきては「ウチにFPの仕事を指名してください、お客様を紹介してください」と依頼してきます。この時点で紹介を受けるプランナー側が下、紹介をする営業マンが上という主従関係がどうしても成り立ってしまうためプランナーは建築会社の利益に反することができません。
そのためお客様の支払い能力に多少のムリがあってもその建築会社の予算にぴったり合うようFPの内容を調整してくることがあるばかりか、このお客様の支払い予算はどのくらいにしておきましょうか」なんて密談さえあるかもしれません。
同じお客様、同じプランナーでも経由した建築会社が異なることによって内容が異なることがあるため「あまりアテになりません」ということは知っておいてください。

これを解決するためには複数のプランナーFPの依頼をしてプランニング結果に大きな違いがないかどうかを比較するか、信頼のおけるプランナーに相談をもちかけるかです。私も長年お付き合いのある本当に信頼のおけるプランナーを知っていますから、もしお困りでしたらご相談ください。中立的な立場でご案内できると思います。

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