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注文住宅を建てようとする人の「営業ガチャ」攻略法 018

要望と金額は「合わない」と思っておく

前項までのようにまずはご自分の希望というか妄想のようなものを膨らませるだけ膨らませておきましょう。頭の中にある「こんな家がいいな」をとにかく全部吐き出してしまう事が大切です。
もし「みんなが安らげる家がいいな」といった抽象的な希望が出てきたら「はたしてどんな家が安らげるんだろう??」「室内空間が広々としているのに寒暖差が少なくて過ごしやすいのかな」「それとも収納がとにかくたくさんあって、物が散乱していないすっきりした家が安らげるのかな」など可能な限り具体化していきます。できれば夫婦がお互いに顔を見合わせながら「こんな家がいいな」を書き出してみるようにしましょう。

しかし(あらかじめ言っておきますが)その希望はおそらくあなたの予算には合いません。というかこの妄想の段階で予算とピッタリ合う人は世の中にあまりいないのです。どのくらい合わないかというとその差が小さくとも数百万円、大きいと数千万円くらいは合わなくて当たり前です。

しかしそれでいいのです。皆さんそうです。そして皆さん合わない予算からスタートして、徐々に現実に近づけていくのです。大きな塊から少しずつ彫刻を削り出すように始めればよいのです。それを立派な完成品に仕上げていきましょう。
こういった削り出しの作業を中途半端に残してしまうと、せっかくお家が建ったとしても不完全燃焼に終わってしまいがちですからがんばってください。
最終的には「数字をぐるぐる回す」のフェーズで検証していくことになるのですが、それについては後述します。

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