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ぼくの旧プロフィール。倒産・リストラ・ウツ休職、再びコーヒーがおいしく飲めるようになるまで。

ご挨拶

ぼくのnoteに訪問いただきありがとうございます。
執筆者のはまろーと申します。

みすぼらしい自分をさらけ出すのは恥ずかしいのですが、下記がぼくの正直な経歴、プロフィールになります・・・。

恥ずかしながら年収400万超えたことないんですけど・・・

コーヒーが好きで自宅で焙煎までするようになり、ウイスキーに惚れて日本中の蒸留所巡りをしたり、学生の頃はバイト代を音楽CDに費やし、30代になるとJAZZの渋さにハマりソニー・ロリンズの公演に足を運んだり・・・。

と、このA面だけを綴ればそこそこSNS映えしそうな人生かもしれませんね。

でも、ここだけの話ですよ、小見出しにあるように、実は恥ずかしながらサラリーマン人生、アラフィフにもなるのに年収400万を超えたことが一度もないんです・・・。


就職氷河期世代のアラフィフ転職の顛末か?

今の会社(一応まだ籍はありますので)は4社目です。1社目は7年勤めて倒産。接客業でこの身を安く買いたたかれましたが、この時の同僚は戦友のように、今となってはぼくの大切な財産です。

2社目は3ヵ月で自主都合退職(まだ30代前半なのであっさりと決断)。職務経歴書ではスペースの関係上いつも抹消しています。

3社目は、食品や酒類をカタログ販売する会社に転職。飲料や食品、お酒のバイヤーを13年勤めていました。このバイヤー時代に、仕事を通してコーヒーやウイスキーと出会えました。
「自分が会社を盛り上げるんだ」という情熱がコーヒーやウイスキーにも向けられ、多くのことを吸収できた時期です。

また、わりと上司や社長にも意見する(自分では社内のバランスを考えて)立場を取り、煙たがられることもあったかも。周りの同年代が出世するなか、ぼくは当然ヒラのまま。

会社の業績は右肩下がりで給与面はジリ貧、入社時には40名いた従業員も時の流れとともに14名に。

そしてさらに6名リストラする話が出てきて、取締役との面談で「残っても仕事ないよ」との一言を言われ退職を決意。

この時すでに45歳。

でもでも、何とか頑張って、今の会社に転職したんですが、これがまぁ、何というか、うまくいっていないのです(まだ在職中なので進行形で)。

前職でのリストラの反省で今回はイエスマンを決め込んでいましたが、するとなんでもかんでも自分の中にため込んでしまうようになっていました。
社内で人間関係をうまく構築できなかったのも原因です。

SOSサインをスルーした結果

今思えば、おそらく勤め始めて7ヵ月目ぐらいから体はいろんなSOSを発していたかと思います。半年以上下痢が続いたり、突発性難聴になったりと、どれもストレスからきてた体のSOSサインです。

そして、2年を過ぎたあたりで、不眠、めまい、集中力の低下、単純ミス(4×60が2400?)、を繰り返し会社にも取引先にも多大な迷惑をかけてしまっているという自分が心底イヤになりました。
毎晩「あぁ、このまま消えたい(「死にたい」では、残された家族、人に迷惑がかかるので、自身を初めからなかったことにする)」
と思っていました。

そんな状況を3つ上の兄(医者です。努力家のしっかり者。頼りになります)に相談したところ即座に、
「そりゃ、うつだわ。すぐ心療内科に行きなさい」
と言われました。

この時初めて、「こういうのも"うつ”って言うてもいいんだ」と思いまいした。うつってもっと完全に体が動かないとか、「死にたい」と強く思うとか、そのあたりまでいかないと、単なるサボりだと思っていました

そして、近所の心療内科で診てもらうと、
「そうですねぇ、心が完全に疲れ切っているので休職しませんか?
と言われました。

恥ずかしいのですがちょっと涙腺がウルウルときました。それは、逃げ道を作ってくれて「あっ、自分の居場所があったんだ」という安心感からくるものでした。

でも、「逃げ場所がある安心感」と「休職=おそらくいずれ退職、無職、アラフィフ」という選択は、なかなかキツい・・・。

一旦休職の選択は保留にして、翌日からまたいつも通りに会社に行きました。選択肢を持てたことで、ちょっと心が軽くなり体調も良くなるかも、と期待したからです。

でも・・・、1日しか持ちませんでした。

1日出勤した翌朝には、寝室からリビングに降りてくるだけで精一杯。
奥さんに「あかんわ、今日休んで病院行くわ。休職・・・するわ」
と告げました。

46歳と11ヵ月。おそらくこのまま退職だろうなぁ、までしか考えられず、
「と、とにかく、逃げたい、逃げたい、逃げたい」
「逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ」という心境でした。
(碇シンジ君の「逃げちゃダメだ」の逆ですね)

3ヵ月目にコーヒーがおいしく思えた!

今は休職して5ヵ月目になります。
社内の就業規則で休職期間は、最長で6ヵ月となっていたので、休める期間もあと1ヵ月。

「うつの時は重大な決断は避けましょう」といったことは、いろんなうつの本に書いてあるので、「退職or復職」の決断もずっと先延ばしにしてきました。それも、もう1ヵ月で決めなきゃいけませんが。

食べて薬飲んで寝て悪夢見て起きて、食べて薬飲んで寝て・・・を繰り返した時期、スーツ姿のサラリーマンを見て後ろめたさを感じた時期、昔の戦友(同僚)にうつを打ち明けて少しラクに思えた時期。

そして3ヵ月目ぐらいに、あれだけ大好きだったコーヒーをやっと飲みたいと思えるようになり、飲んでみると喉元から胃袋、血管を通して全身にコーヒーが沁みこんでいったような感覚・・・。

あぁ、少し回復してきてるなぁと思えました。

このnoteを通じでお伝えしたいこと

とにかく今こんな感じで、調子の良いときは文章が書けるようになったので、同じような境遇(うつだったり、うつ手前だったり、就職氷河期世代、アラフィフだったり)の方々に、なにかぼくの体験談から得るものがあれば良いかなぁ、前向きになってくれたら嬉しいなぁ、と思いいろいろと書いていこうと思っています。

専門家でもないので、そんな詳しいことは書けませんが。

ちなみにですが、うつで切羽詰まっている方がいらっしゃったら、
『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』(著者 井上智介)をオススメします。ぼくはこの1冊に本当に救われましたので・・・。
(「試し読み」の目次にある『5章 休職中の生活 ステップ1 とにかく休むダラダラ期』とか、こんなこともアリなんだ、と少し気が楽になるかも)

日常にキラリと光る瞬間を感じてほしい。

パートナーの淹れてくれたお家カフェのコーヒーでホッと一息、お昼休みの同僚との会話で思いっきり笑う、自分で選んだこだわりのモノに囲まれるー。
居場所があって、仲間がいて、お気に入りの道具を相棒に1日を過ごす。
そんな些細な日常には、きっとキラリと光る瞬間があると思います。

「今ってワルくない。いや、けっこうイイよなぁ」
このサイトを通して、皆さんがそう思えるようになれば嬉しく思います。

・・・・・。

とか、冒頭で書いたように、常に年収400万未満、就職氷河期世代、倒産、リストラ、うつ、休職(おそらくそろそろ無職)、どれも中途半端でみすぼらしいぼくが言うてもねぇ・・・。

でも、だからこそリアルな等身大の情報を発信できるのかなぁ、とも思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

よろしければ、どうぞ末永くお付き合いくださいませ。


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