見出し画像

おとしごろ離婚 005_心の整理。夫婦カウセリングで向き合った子どもと夫婦の幸せを考える話。

「お二人のゴールは何ですか?」

003記事で書いた、夫婦カウンセリングの話に戻ります。
「目指したい関係性は?」と聞かれた私たちの応えはバラバラなものでした。

“「関係修復です」という彼と、 疲弊しきって「今は何も考えられません」という私。”

しかし、話し合いも方向を定めなければ支離滅裂になってしまいます。

そこでカウンセラーの先生はこう言いました。
「わかりました。『お二人の関係性』としてゴールを決めようとすると、意見が平行線になってしまいますね。
何を会話のゴールに設定するか、を考えるときに自分軸だけでなく関連する人を踏まえて考えるのもステップとして有効です。
なにより、お二人が共通した意見であることが大切なのです。」

ほんの少し、言い回しを変えただけですが、視野が変わるのが不思議です。
そして、私たちの意見が共通していたのは「子供が幸せであること」です。

子どもの幸せとは何ですか?

みなさんが思う子供の幸せとは何でしょうか。

彼の言葉を借りるならば
「家族が揃って暮らすことが幸せに決まっている」
それは、そうかもしれません。
私の考えも遠からず
「今の環境を維持して、豊かな暮らしを提供できることです」
環境変化を与えることは子供に負担になってしまうと思うからです。

「では、ご自身の幸せはなんですか?
ゴールとして『子供の幸せ』をおいたうえで、ご自身は今の生活や関係性を続けることが幸せであり、それが子供の幸せなのだと思われますか?」

言葉に詰まる問いでした。

今の生活や関係性で、子供の目線に立ってみると、
・体調不良で元気のないママ
・お話しない変な空気
・見たくない夫婦喧嘩をしてることもある

…すでにいい環境では、ない、のではないでしょうか
…大人が我慢して、でも、家族が揃っているのが本当に幸せなのでしょうか

決めつけずに考えてみる

たしかに、子供は大人が提供する環境に従うしかありません。
しかし、大人側もその呪縛に縛られているのではないか、ということです。

自分たちのコンディションが整う状況をつくることを考えてみて、
それが、ゴールである『子供の幸せ』につながるのならば、
『その中に、離婚があってもいい。』ということです。
心がフッと軽くなり、視点を変えて話し合うことに意義を感じました。

かくしてわたし達は、自分の心と向き合って整理を進めていくことになります。
そう、子どもの幸せと自分の幸せを考えて。


今回もお読みいただき、ありがとうございました。
もちろん、性格や価値観で全く家庭環境は千差万別。
あくまでも、ここに書いたのは、おとしごろを迎えた私の場合のお話です。

ここに辿り着いてお読みいただいた方のお役に立てますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?