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夫婦でポッキーゲームをする話
どこかに需要があるらしいので、私とフロヘさんの日常をつらつらと書いてみたいと思います。
先日11/11は「ポッキー&プリッツの日」でしたね。平日なのでフロヘさんはお仕事していたわけですが、帰宅時に合流してスーパーへ買い物に行ったのです。
「今日はポッキーの日なんだって。ポッキーゲームでもする?」
最初は照れさせようと思って言ったのですが、案外乗り気なフロヘさん。
「いいね、でも僕ポッキーよ
サルガタナスとサイゼリヤ
「お一人様ですか?」
「……そうよ。」
1名様って言いなさいよ、と思いながら、サルガタナスは案内された席に着き、即座にミラノ風ドリアを注文した。これがこの店で最もコスパの良い品だからだ。
ドリアを待っていると、ソロモン一行がゾロゾロと店に入ってきた。そう、もちろんウェパルも。
だが、向こうはこちらに気付いていないようだ。こうるさいガキの追放メギドたちが、ステーキやらキノコパスタやらを注文する声が
ソロモンとウェパルのお話 R-18
故郷の村を焼かれ、ソロモン王として担ぎ上げられて旅を始めてから、数ヶ月。俺は、日に日に大きくなる劣情を持て余していた。時折こっそりと自慰行為にふけるものの、いつ幻獣に襲われるかもわからない危険な状況では、まったく落ち着かない。この頃は毎晩眠れぬ夜を過ごしていた。
「……アンタ、まだ起きてるの?」
「!!!」
突然の声に驚く。悶々としていて、ウェパルが近づく気配にまったく気付けなかった。しかし
最終話 カルデアイドル☆ドラって♪鮮血盾娘!!
「いよいよね…」
舞台裏。今日は私とエリちゃんのデビューライブだ。今までの練習が頭をよぎる。…歌詞は大丈夫?ダンスの振り付けは?緊張のあまり全部吹き飛んでしまわないか、心配になってきた。
「…もう、マシュ、怖い顔してるわよ?」
そうエリちゃんに言われてハッとする。今日は念願のライブなのだ。
「楽しまなきゃ…ですよね?エリちゃん。」
「そうよ!私もおじ様のくれたこの衣装に負けないくらい、目一杯輝いて
第6話 2人のアイドル
「「あの…!」」
カルデア内を探し回った挙句、やっと廊下ですれ違ったマシュとエリザベートは、同時に叫んだ。
「あ、えっと、エリザベートさん…何でしょう?」
「マシュの方こそ、何かしら…」
お互い気まずいのか、沈黙が続く。意を決して、マシュが口を開いた。
「私…間違っていました。アイドルを目指す理由…ずっと、カルデアの皆さんのためだと思っていたんです。でも、気付いたんです。これは、私のためなんだと。
第5話 あなたのためのアイドル
(自分の歌を聞いてほしい相手はいるかい?)
先生の言葉が頭をよぎる。そんなこと、考えたこともなかった。アタシはアタシのために歌うの。子豚は子豚であって、いわばライブを盛り上げる舞台装置のひとつにすぎない。
自室で考え込んでいると、廊下から声がした。
「余だ。エリザベート、入ってもよいか?」
「おじ様…?」
扉を開けると、可愛い服を持ったおじ様がいた。
「おじ様、どうしたの?それ、ステキな服ね!」
第4話 私のためのアイドル
「ユニットを解散したい?」
ダ・ヴィンチは、エリザベートの言葉を静かに聞き返した。
「えぇ、そうよ。」
「まだ初めてのライブもしていないのに、いいのかい?」
「いいのよ!マシュと組んでもいいライブにはならないわ。マシュったら、アイドルってものが全然わかってないのよ!」
あぁ、なるほど…ついに来たか。ダ・ヴィンチは内心そう思ったが、あえて尋ねた。
「マシュは何と言っていたんだい?聞かせてくれないかな
第3話 アイドルに大切なもの
「マシュ、エリザベート、今まで柔軟体操とダンスの練習を続けてきて、だいぶ上達したね。今日からは発声練習もしようと思う。そこで、特別講師を呼んできたよ。」
すると、大きな人影がトレーニング室に入ってきた。
「ダ・ヴィンチ女史からお二人の発声練習の教官役を頼まれました。私の指導はスパルタですぞ。」
「あなたは…レオニダス王…!」
マシュが言うと、レオニダスは少し笑いながらこう言った。
「ははは、今日の
第2話 「私、アイドルになります」
「ダ・ヴィンチちゃん、折り入ってお願いがあるんです」
ある日のカルデア。目の前にはいつになく深刻そうな顔のマシュ。ダ・ヴィンチは困惑した。マシュからこんなに真剣に頼みごとをされるとは珍しい。
「一体どうしたんだい?そんなに真剣な顔をして」
「実は…」
〜〜〜〜〜〜
こんな日が来るだなんて、一体誰が予想しただろう?
「万能のこの私にも、この展開は予想できなかったな…」
「「ダ・ヴィンチ先生!よろ
第1話 「アイドル……ですか?」
「うーん、参ったな…」
「えぇ、そうね…」
「このままじゃ2017年の大晦日どころか、クリスマス、いや、ハロウィンすら迎えられないかもしれないぞ」
ある日のカルデア。そこで働く経理担当の職員たちは、皆頭を悩ませていた。
「「「「このままだと!!!無一文でみんな干からびてしまう!!!」」」」
「なぁなんであの油田基地解体したんだっけ…」
「なんか随分前に解体するって決まったらしいわ」
「俺たち今