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夫婦でポッキーゲームをする話
どこかに需要があるらしいので、私とフロヘさんの日常をつらつらと書いてみたいと思います。
先日11/11は「ポッキー&プリッツの日」でしたね。平日なのでフロヘさんはお仕事していたわけですが、帰宅時に合流してスーパーへ買い物に行ったのです。
「今日はポッキーの日なんだって。ポッキーゲームでもする?」
最初は照れさせようと思って言ったのですが、案外乗り気なフロヘさん。
「いいね、でも僕ポッキーよりトッポが好き」
「わかる、最後までチョコたっぷりだもんね」
結局ポッキーとプリッツとトッポを購入。トッポは関係ないけど美味しいから仕方ないね。
さりげなく買い物の荷物を持って車道側を歩いてくれるフロヘさん。最近は日が落ちるのも早くなりましたが、一緒にいると怖くないのですから不思議ですね。
帰宅すると仕事の疲れからか、ヒトをダメにするソファでスライム状に溶けていきます。可愛いですね。可愛いけれどお腹が空いて動けないのは可哀そうなので、せっせと夕ご飯の支度をします。
夕ご飯を用意し、フロヘさんを呼びます。今日は一段と甘えん坊な様子。
「起こしてー」
と腕を伸ばしてきます。はぁ可愛い。可愛いので抱きしめます。
むぎゅー、すんすん、むぎゅー
……しばらく堪能してから起こしてあげました。
さて、夕ご飯を済ませたところで本題に入りましょう。ポッキーゲームです。ポッキーを二人で両側から食べるだけの至極単純な遊びです。
ポッキーの袋を開け、ちゃっかりチョコレート側を咥えて待機します。
フロヘさんが差し出された反対側を食べ始めました。いや待て躊躇が無い。速い。食べるのが速い。このままでは食べ尽くされてしまう。せっかくチョコレート側をとったというのに!
負けじと食べ進めると、フロヘさんの顔がどんどん近くなります。当たり前ですが。フロヘさんの匂い。もふもふの髪の毛が顔に当たってくすぐったい。鼻息がかかって
ぱくっ
唇ごと食べられてしまいました。
「もう一回やる?」
なんという宣戦布告。しかしポッキーの味にはまったく集中できないこの遊び。正直何度もやるものではないという思いもあり。
もう一度だけ、やったのでした。
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