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雑記帳

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つぶやきや日記をまとめています
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#日記

徒然日記 五月の試験

徒然日記 五月の試験

買い込んでいたお酒を飲むことを辞め、栄養のある食事と十分な睡眠をとった(もともと大酒を飲む方ではない)。ここ数年まともに考えてこなかった就職のことがようやく意識にのぼる。

高専を出てから契約社員などの仕事を転々としてきたことに特に理由はない。毎年、五月になると契約社員の面接を受けにゆく。

部活をしていた友達と会うことがあり、大学や社会人ドクターを薦めてくれた。

エンジニアとしてのキャリアを考

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徒然日記 飲料ボトルのコント

徒然日記 飲料ボトルのコント

先日見たコントの話。

サウナに設置されたテレビは、ペットボトルに埋められた部屋を映している。お笑い番組のコントだ。ペットボトルへ半身を埋めたカップルと客が、その掛け合いで笑いをとってゆく。

笑いとは、瞬間的だが、それが沁み込んだ後の美というものは、永続的である。ペットボトルに埋められた部屋は、シュールな光景でありながら、普段私はこれ以上の飲料ボトルを消費しているのだと気づかされる。笑いのあとに

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徒然日記 市民

徒然日記 市民

初めて演劇の雑誌「悲劇喜劇」を本屋で手にした。戯曲『だからビリーは東京で』蓬莱竜太、劇団の始まりのようなところが描かれている。教科書に載っていた鴎外の舞姫を思い出した。俳句を書いていてもほとんど戯曲を読んだことがないということに我ながら閉口した。そして、面白い。この戯曲は、先々月公演されていたという。映画や演劇、音楽、これらが市民を生み出す。僕は、たった一人取り残された市民なのかもしれない。

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模倣と批判精神

模倣と批判精神

2 枚の写真をご覧いただきたい。1 枚目は、某所にてハードロックカフェの模造品、2 枚目は、香港の露店にてトーマスの模造品です。

(写真 1)ハードロックカフェの帽子の模造品。SAVETHEやTHAILANDの表示が怪しい。

(写真 2)香港にてトーマスの模造品。あれこんな顔だっけ?

 これらの模造品は、いわゆるダサいもの達です。それでも、両者を見比べると前者より後者の方がオリジナルに対する

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孤独、あるいは自由

孤独、あるいは自由

前回『背景十句 母』を書いて、

自由とは、孤独の裏返しだと思った。

孤独を抱えてどのように生きていくか、あるいは、他者と協働して生きていく。

自由俳句は、自由から得た俳句だ。

先人や時間の試練を受けない文章は、歯止めがなく誰かを傷つけてしまうかもしれない。

芭蕉のような先人は、こころの字を「心」と「情」で使い分けていたらしい。前者は、ひとりのこころ、後者は、ふたりのこころである。

流れ

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徒然日記 コンビニで買ったアイスを溶かし生きてる

徒然日記 コンビニで買ったアイスを溶かし生きてる

明日からお盆休み。

仕事仲間の先輩をデートの待ち合わせ場所まで車で送っていった帰り、高菜明太マヨ牛丼の大盛りとコンビニでアイスを買った。

久しぶりなプライベートの時間を過ごす。

本を読みたいからお酒は控えよう。

アイスは、少し溶けすぎた。これくらいがちょうどいい。

欲はなく決して怒らずコンビニで買ったアイスを溶かし生きてる

ぎんが

徒然日記 キノコと頭

徒然日記 キノコと頭

「頭がいい」と「頭が悪い」というのは、わりかしどこでも話題にのぼるようです。

試験で測ることができないアタマの善し悪しは、どのように決めたらいいでしょうか。

この答えは「無知のふりをしてどれだけ相手を騙せるか」だと思います。たとえば、簡単に解ける問題も無知のふりをして突き詰めれば、相手を感心させる解法にたどり着くかもしれません。また、仕事ができる人も、無知を装った方が学びがいがあります。

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徒然日記 銀粘土

徒然日記 銀粘土

小学生の頃買った銀の粘土がそのままだったため、自由研究を控えた若き友人にあげることにしました。

テーマは、身近な造形です。

二枚貝や巻貝の殻を型にして、粘土の表面に模様をつけます。

乾燥させた後、ガスコンロで焼成。

十分に冷まし、ステンレスブラシとクロスで磨きをかけました。

焼成後は、若干縮みます。

貝の紋様は、オリジナリティ感があっていいかと思いました。

形や造形について、詳しく調

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徒然日記 書くと聴く

徒然日記 書くと聴く

先日6月23日は、沖縄慰霊の日でした。

岡本太郎の『沖縄文化論』という本を読んでいるのですが、そこに沖縄の歌がいくつか載っています。

それらは、文字におこされたものであるため、本来の音までは分かりませんが、読むときにはその声を想像しています。

俳句や短歌を読むときにも、やはり声を想像します。

俳句を書くという時には、周囲の音や声に耳を澄ますということを含んでいるのだと思います。

静かな文

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徒然日記 散髪

徒然日記 散髪

散髪をしました。

その間、坊主にするわけではないのですが、前回の散髪から今回までの期間を何となく反省しています。

特に反省することがなくても、とにかく反省しようと思えば、そのときの気持ちになってくるため不思議です。

そのあとは、気持ちも軽く温泉へ入りました。

岡潔(※)思念うずまく長湯かな

※岡潔(1901-1978)は、数学者. 「数学する人生」という文庫を今日現在読みかけています。

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徒然日記 蛍の季節

徒然日記 蛍の季節

そろそろ蛍がみれる季節です。

蛍の幼虫は、カワニナという貝を主食としており、農薬などの少ない水田や川に現れます。

よく見に行く場所も、以前は祖父がカワニナを放流していたのですが、今はしていません。

山の中でなければ、浴衣を着てゆったりと癒されたいです。

人と人ゆるく離れて蛍かな
#日記 #俳句

徒然日記 俳句=ラクガキ

徒然日記 俳句=ラクガキ

俳句とは何ですか。それは、落書きです。

   竜安寺の石に刻まれた「石庭の実作者たち」の名が、落書の様相をもちながら、真実の署名であるのとまったく同じ論理で、一首の歌に署名された作者名が、単なる落書にすぎない場合だってあるのである。(短歌における「私」の問題(抄)、愛蔵版 寺山修司メモリアル、p.46)

先日、寺山修司の書いた文章を読んでいて、その「落書」という言葉へ惹かれました。

小中学生

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徒然日記 みかん箱について

徒然日記 みかん箱について

近所のアパートに哲学者と呼ばれている先生が住んでいます。

その方のアパートを訪れたとき、書庫として借りている別室に案内していただきました。

四畳半ほどのその部屋には、段ボール箱が両壁とその中間に、色とりどりに積まれています。

よく見ると全ての段ボールがみかんの空き箱です。中には、先生の出身地である愛媛のみかん箱があります。

伺うと学生時代から読んだ本が大切に仕舞われているそう。

帰りには

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徒然日記 本気のミートソース

徒然日記 本気のミートソース

先日、街のお店で「本気のミートソース」という看板を見かけました。

少し手を抜いてくれた方がおいしそうな気がします。

「本気のミートソース」と「手抜きのパスタ」のお店が並んでいたら、たぶん手抜きの方に入ると思います。

折り畳み傘で案内雨の街

ぎんが

2021/5/12 修正を行いました