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臨床実習指導のネタ帳

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2018年10月の記事一覧

時代とともに変わるもの

時代とともに変わるもの

あなたは、時代とともに変わるもの、
とお題を出したら、
真っ先に何を思い浮かべますか?

僕は『常識』です。常識程不安定で、
時代時代によって変わるものはありませんよね。

例えは悪いでしょうが、
戦争中に多くの敵を倒せば英雄視され、
平和な時代に多くの人を殺せば殺人鬼です。

もう少し身近な話題にすれば、
ドラクエなどの勇者は魔王を倒すまでは英雄で、
平和な世界では役立たずです。

おっと、あま

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恐怖の意味はFEAR!

恐怖の意味はFEAR!

学生さんにとっては、
臨床実習は未知の環境。

恐れ以外の何者ではないでしょう。

ですが、恐れ、って一体何者?

何処から湧いてくるのでしょう?

・怖い先生がいる?
・怖い体験をしたことがある?
・まんじゅう怖い?

いやいやいや、
どれもこれも違う違う。
自分自身ですよね。恐れの元は。

それ以外の何者でもありません。

恐怖の意味のFEARとは、

「 Fantasized Experie

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愛のある臨床教育を

愛のある臨床教育を

さて、この数回、
僕の歴史や、考え、経験の一端をお伝えしてきました。

じゃあ、結局僕はなにをしたいんだよ!

ってことですよね。

ぼくがやりたいこと、
それは……

 ・臨床教育を変える。
 ・落ちこぼれにされてしまった学生に本物の学びを伝える。
 ・落ちこぼれ療法士に逆転劇の主人公になってもらう。

これです。

僕が行なう目標の具体化セミナーでは、
自分だから救える人は誰か、を徹底的に浮き

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結局欲望か?

結局欲望か?

人と関わる限り、『欲』とは切手も切れない関係です。

欲求それ自体は、
生物にプログラミングされた機能の一つです。

それを否定することは、
誰にも出来ないでしょう。

事実、僕がこれまで取ってきた行動で、
全くの無欲。
無私の感情で行動できた事はあったのかと言えば、
自信がありません。

そんな観点からも、
実習指導や、後輩の指導。
そこに関わる人と人のなかに、
欲=欲求を含めて考えるべきなんで

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誇りと敬意

誇りと敬意

論文のコピペ問題は時代、業種、立場を問わず、
何度も話題にのぼる。

僕が受け持った学生さんのなかにも、
そういったことをやらかした者がいた。

当時、僕は何故そんなことをするのか
理解出来なかった。

そこには、
自らの言葉で文章を書くことに
誇りが全く感じられなかったからだ。

僕が専門学校時代、
同じ事を懸念した教官はある手立てを僕らに施した。

2年生になるまで、
ワープロ(時代を感じるな

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僕には恐れがあった

僕には恐れがあった

学びにもっと楽しさを!
学びをエンターテイメントする!

今、僕自身が立ち向かっているテーマです。

でも『学ぶ楽しさを伝えたい』に行き着くには、
少しばかり時間がかかりました。

臨床実習指導を始めた頃、
僕はまだ臨床4年目。

右も左もわからない。
甘ちゃんな社会人4年目でもありました。

そんななかで、
初めてもった学生さんは、ぼくより年上。
僕が27歳で、学生さんは30代。

落ちこぼれで

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罪悪感を感じた時

罪悪感を感じた時

あなたは感じたことはありませんか?

患者さんに、『申し訳ない』と……

僕は、いつも感じていました。

もともと精神科の現場で作業療法をしてきたわけですが、
ただ、作業活動が好きだから、という理由で選んでしまったこともあり、
現場の問題に直面すればするほど、甘かったな、と思いました。

ですが、それ以上に感じたことは、
患者さんに『申し訳ない』と思い始めたことです。

僕自身の甘い気持ちに気付い

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歩を犠牲に王が生きる

歩を犠牲に王が生きる

臨床共育に犠牲はいらないと言いながらも、
使わざるを得ない状況だってある。

それは、何を優先して物事を行なうのか、ということ。

臨床実習のように期限がシビアに設定されている場合、
何かを優先させる為に、
何かを犠牲にしなければならない。

例えば、将棋を例にしてみれば、
超初心者ほど、歩など駒を取ることに終始してしまい、
王に隙が出来てしまう。

目の前の取りやすい駒に飛びついてしまうのだ。

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