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ところかまわずナスかじり

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ギャグの宝庫!理不尽の宝庫!何がなんだか・・・の宝庫!
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#バカ

― 「ところかまわずナスかじり」第百五十話 毛先の神様 ―

祈願者「ああ、神様!どうか私のこの髪質をもっとキューティクルにしてください!見てください、この枝毛!筆みたいになってます!ああ、何とかサラサラにしてください!お願いします!」

 ~ モアモアモア(バックにレゲエミュージック) ~

祈願者「ああっ!け、煙が!」

毛先の神様の弟子「はぁ~いっ!お願いしましたかあっ?私は毛先の神様の弟子でぇすっ!」

祈願者「ああ、よかった!百円も投げてよかった!

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― 「ところかまわずナスかじり」第百四十九話 山頂で見えたもの ―

 ふふっ。
 聞きてぇかい、俺があの山のてっぺんで見たモノを、よ?

 まずは、そうだな、小さな宇宙人を、俺は見た。
 アリくらいの大きさでな。
 いっぱいそこら辺をはい回ってんのよ。

 で、その宇宙人を食ってるバクと大アリクイが居てな。
 こいつらがすげー仲良くて、ずっと手を握りながら食ってんの。

 そうするとだな、だんだん俺、気持ちよくなってきてさ。
 周りがピカピカ、虹みてーに光り始めて

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― 「ところかまわずナスかじり」第八十三話 納豆 ―

カメラマン:「おっ!いいよぅ!そう、そのよろける感じで!」

納豆:「・・・」

カメラマン:「ああっ!そう、それ!とてもセクシーだよ!ああ、そこでちょっと背中のほうに右手回して!そうっ!そこっ!いいよぉ~!」

納豆:「・・・」

カメラマン:「あ、ここでちょっとカメラ見て!うん、もうちょっと右かな・・・ああっ!もう最高だよぉ~!」

納豆:「・・・」

カメラマン:「じゃあ今度はちょっとアゴを

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― 「ところかまわずナスかじり」第五十六話 アゴヒゲをたくわえている人からアゴヒゲを取る方法 ―

 アゴヒゲというのはカビの一種である。
 カビは菌類の一種であり、通常は地表や植物の表面などに生えてくる。浴室や台所など、湿気の多い場所に生えるカビや、食物に生えるカビなども我々が日常所見しているところであるが、生体に生えるカビの例も多い。カビには様々な種類がみられるが、アゴヒゲはおそらくクモノスカビの変性したものではないか、というのがロシアのカ研(カビ研究学会)の第一人者であるチョメロフスキー博

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― 「ところかまわずナスかじり」第五十三話 友達との別れ方 ―

①右腕(もしくは左腕)を、真っ直ぐにし、体の側面にぴったりくっつけ、待機させます。

②友達より『さよなら(もしくは『バイバイ』)』という挨拶が聞こえたらすぐに腕を持ち上げ始めます。このタイミングに注意しましょう。『バイバイ』の最初の‟バ”で持ち上げ始めてしまうと『奇妙なヤツ』だと思われてしまいます。持ち上げるタイミングは、最後の‟イ”が終了して0.7秒です。注意しましょう。
 腕を持ち上げる際に

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― 「ところかまわずナスかじり」第五十二話 サンダルの履き方 ―

<パンクロッカー>
 あの、僕、実はサンダル履けないんです。
 あ、これ、誰にも言わないでくださいね?
 あのぉ、僕、ちょっと毛質が太くて・・・。ね、この靴見てください。この靴から針金出てるじゃないですか?これ、実は全部僕の足の毛なんです。あぁ、恥ずかしいなぁ。
 ライブとかするじゃないですか?で、ライブに来てるお客さんから時々聞かれるんですよね。『その靴、どこで売ってるんですか?』って。そんなと

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― 第五十話 水に流せばすむこと ―

ウルトラマン・ゾフィー「あのさぁ、あんたさぁ、ちょっと調子にノッてんじゃないの?」

セブン「ウククッ!そ、そんなことないっすよ、先輩。・・・プッ。」

ウルトラマン・ゾフィー「そりゃあさ、あんた、その頭のヘンなヤツ飛ばせるけどさぁ、あたいだって・・・、えーっと・・・。」

セブン「プププッ!いや、ホント、ゾフィー先輩には負けるっすよ。プフッ!」

― 第四十八話 知り合い ―

 よくいるじゃないですかぁ?
 『あ、俺、アイツ知ってるよ。紹介しようか?』なんて、いかにも有名人の友達持ってますよ、的な自慢する人種。あれ、僕、絶対ゆるせないんですよねぇ。だって、こっちはそれがウソだって分かってますけど、けど、ちょっとは、もうほんとに2%ぐらいは本当かもしれない、って期待するじゃないですか?そうすると、『紹介するよ』なんて言って、いつまでも会えない、なんてもう、切ないどころじゃ

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