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5月前半の弁当作りと昼食事情、高山なおみさんの「つながる料理本」

季節限定ですが弁当作りが続いています。けれど、しんどくならないように毎日ではありません。春に仕事が忙しくなる妹のために作っているので私が食べるのは味見程度。コンビニで調達してもらう日もあります。

そんな弁当作りと昼食事情の記録です。



1.小松菜の優秀っぷりは伝わりにくい


お弁当の彩り要員と言えばミニトマトやブロッコリーなど緑黄色野菜。けれど妹は彩りに無関心な上、好きな野菜に偏りがあります。いかに栄養があってもミニトマトもブロッコリーも興味がなく、小松菜も喜びません。

そんなときに秘策がありまして、それは妹の好きなバター味のごはんにすること。好物のスナップえんどうも混ぜ込みました。

お役立ち食材リスト
♢ 切っておいた野菜
  (薄切り玉ねぎ、千切り人参)
♢ 茹でた小松菜
♢ ひき肉炒め

混ぜバターごはん弁当。
玉ねぎと人参、ハムをみじん切りにする。小松菜は小口切りにする。スナップえんどうはレンジにかけてから輪切りにする。フライパンで野菜、ハムを炒める。バター、塩こしょうで味付けする。ごはんを加えて混ぜる。

小松菜とスナップえんどうのおかげで
カラフルな混ぜごはんに。
甘い玉子焼き、冷凍メンチカツ。


自分のお昼は温麺にしました。
トッピングは、ひき肉炒めと温玉、ワカメ、茹でた小松菜、人参、玉ねぎ、青ネギ。





2.新作の肉巻きに盛り上がる

妹が肉巻きを食べたいと言い出しました。めんどくさそう…と思って聞き流していた数日後、雑誌でスナップえんどうの肉巻きのレシピを発見してきたのです。執念でしょうか。

頑張って巻いてもらいました。

お役立ち食材リスト
♢ スナップえんどう肉巻き
♢ ブリそぼろ  
  (人参、玉ねぎ、生姜、茗荷)

肉巻き丼の弁当。
スナップえんどうは筋を取ってレンジ加熱(500W1分)。豚しゃぶしゃぶ肉で巻いて焼く。タレを絡める。冷めたら斜めに切る。

白ごはんの上に肉巻きを
こんもり盛る発想はありませんでした。
妹らしさが出てます。

おかず① なすの煮物
おかず② ブリそぼろ入りオムレツ
卵を溶きほぐし、マヨネーズ、粉チーズ、牛乳で味つけ。なんとなくブリの臭み消しになるかなと。

自分のお昼はパスタ。
ガラッと気分を変えて、スパイスやハーブの効いたものを食べたくなりました。

麺類はラクなのですが、ひとりのときに量を多く感じることもあります。そんなとき重宝するのがショートパスタ。ゆで麺とか100gで束になった乾麺よりも細かい量の調整ができます。

くるくるが可愛いです。


作り方
1.ショートパスタと小松菜を茹でる。
2.皿にトマトジュース、豆乳、白だしを入れて混ぜ合わせ、レンジで温める。
3.ブリそぼろにトマトジュースとドライバジルを加えてレンジで温める。
4.湯切りしたパスタを2にうつし、3をのせる。
粉チーズ、ブラックペッパーをたっぷりふりかける。

《 ぎりぎり栄養ポイント 眼精疲労編 》

① 抗酸化作用のある食材を摂る
ルテイン、アントシアニン、アスタキサンチンなど。目の機能や粘膜の健康を保つビタミンA、ビタミンAになる植物性成分としてβカロテンも。

② 涙の質は水と脂のバランスで決まる
網膜を構成する不飽和脂肪酸のDHA、EPAを積極的に摂る。→血栓を溶かし血流を良くする効果がある。血流改善は目の不調対策にも重要。

・ルテイン … 小松菜
・βカロテン … 人参、小松菜、トマト
・DHA、EPA … ブリ

自分の好きなものを好きな味で食べられるって素晴らしいです。自由を味わいました。



3.ハヤシでラクしたい


弁当生活に疲れた夜、ハヤシライスにしました。妹にはハヤシライス翌日の「おたのしみ」があります。それは炒めごはんにすること。

お役立ち食材リスト 
♢ ハヤシ (玉ねぎ、人参、椎茸、ひき肉)

炒めごはん弁当。油を敷いたフライパンに冷ごはんとコーンを入れて炒めながらほぐす。ハヤシソースを加えて混ぜ合わせる。
全体にラップを敷いてくれたのは助かりました。

もう彩りは完全に諦めた日。
弁当包みを緑色にして
ごまかす作戦のよう。
炒り卵、冷凍ササミフライ。


私のお昼はハヤシライス。ラクできました。


なぜ自分が食べもしない弁当を作らないといけないのか、我に返る日もあります。家族の為に弁当を作り続ける方を心底尊敬します。



4.しゃぶしゃぶ肉も頼りになる


あんまり考えたくないときに助かるのは焼肉弁当です。豚肉を玉ねぎや人参と一緒に炒め、蒲焼のタレと青ネギを散らしていました。

思いがけず彩り◎な弁当に。
スナップえんどう卵とじ。
なすおかか炒め。


お昼は納豆丼。もち麦ごはんに弁当のおかず全部のせで、何となく豪華でした。


《 ぎりぎり栄養ポイント 筋力&整腸編 》 
・食物繊維 … もち麦ごはん
・発酵食品 … 納豆
・たんぱく質 … 焼肉、卵とじ、納豆
植物性と動物性を合わせて3種類。

納豆丼をお茶漬けにすると後味が少しさっぱりするので気に入っています。私は食べるのが遅く冷めてしまうことが多いので、途中から出汁やスープをかけると最後まで温かく美味しく食べられます。



5.私の大好きな「つながる料理本」


料理本を読むことが好きなのですが、特に好きな分類があります。それは「保存食」。キーワードは「つながる」とか「活用」とか、いちど作って2度3度美味しいというところが好きなんだと思います。

料理家さんのリアルな食事記録を見るのも好きです。朝食日記とか弁当日記とか。コロナ禍で一気に増えたような気がします。どう「つなげて」いるのか垣間見えるのが参考になるんです。


高山なおみさんは鉄板。どの本も素晴らしいのですが、最近のお気に入りはこちら。

まず表紙が潔いです。
ラップで包んだごはんを
表紙にするって斬新ですよね。


そして構成。朝・昼・夕ときて、夏・冬です。
375Pもあって、初めて手に取ったときは、その重たさに驚きました。

具体的な目次(長文)にもビックリします。

この本でよく出てくる「おたのしみ」という言葉が好きです。高山さんは料理を作って終わりでなく、次につながる美味しい食べ方を見つけているんです。忘れがちですが、こういうことを大切にしたい。

〜 目次から抜粋 〜
◎ 焼きそばは、いつも少しだけ残しておく。おたのしみがあるから。
◎ ソーセージを仕込んだ日のおたのしみ。
◎ 残ったらハムエッグカレーにして、ひとりで食べるのもおたのしみ。

〜 本文から抜粋 〜
○ お昼ごはんは朝ドラの再放送を見ながら食べるのがたのしみ。
○ 残ったとうもろこしご飯はラップに包んで冷蔵庫へ。チャーハンにするのがおたのしみ。

高山なおみさん『自炊。何にしようか』より


読んでいるだけでもう美味しそう。高山なおみさんの文章、好きなんです。もちろん写真もレシピも。飾らないのに絵になるところが凄いです。やってみたいと思う技とかアイデアが満載でした。

いつ読んでも、その時々で違った気づきがあります。今回は食べることの「たのしさ」を思い出させてくれました。

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