5月後半の弁当作りと「四十九日のレシピのレシピ」
だんだん疲れてきましたが、弁当作りは続いてます。おかずを少し多めに作って昼ごはんでアレンジして食べる、という生活にも慣れてきました。
1.野菜そぼろが活躍してくれる
毎週のように野菜多めのそぼろを作っています。ごはんにも麺にも合うので、アレンジは無限大だと思っていて。とても便利な頼りになる常備菜です。
混ぜごはん弁当。
スナップえんどうはレンジで加熱し斜め切りにする。野菜そぼろ、刻み青ネギ、スナップえんどうをごはんに混ぜる。
♢ えのきバター炒め
スナップえんどう、ハム、ほうれん草、えのきを炒める。バターを加えて、塩こしょう、ポン酢で味つけする。
自分のお昼はサッポロ一番の塩ラーメン。
ときどき食べたくなります。
作り方は「四十九日のレシピのレシピ」を参考にしました。好きな小説のレシピ本です。
出汁をつかうところに驚いて作ってみたのがはじまり。何回か作って、だいぶ作り方は変わっていきました。
作り方
1.ラーメン丼でスープを作る。丼にかつお節を入れ、熱湯を注いで即席出汁を取る。添付スープ1/2を溶かす。味が足りないようなら塩で微調整。
2.麺を表示通り茹でて丼にうつす。
3.刻みネギ、切り胡麻、野菜そぼろをのせる
4.えのきバター炒めを添える。
夏みかんを煮た小鍋で、黄色が綺麗なドリンクを作りました。
さて「四十九日のレシピ」で登場した塩ラーメンの美味しそうなこと。
バター味のおかずがあると、じゃあ塩ラーメンと一緒に食べようかなとか思えて、気がラクになりました。
2.やる気の出ない日
むしろ、やる気がある日の方が少ないかもしれません。ただ炒めただけのおかずとミニおにぎり。栄養も彩りも完全に諦めました。
自分の朝ごはん(この日は昼食ではありません)はトースト。
パン屋さんで全粒粉食パンを試食用に1枚いただいていました。普段より厚切りの食パンに少しテンションが上がっています。
♢ いろいろトースト
① チーズウインナー
② バジルなすケチャップ
③ ブラックペッパーゆで卵マヨ
6等分に切れ目を入れてバターを塗る。具材を並べる。チーズを溶かす程度に温める。
♢ 赤いハーブティーのドリンク
1.グラスで赤いハーブティーを水出しし、すし酢を少し加えて色鮮やかに。
2.グラスに夏みかんシロップ漬けを入れる。
3.こうじ水を注いで薄める。
酸味、甘み、苦み、辛み、しぶみの不思議なバランス。もっとバラバラな味になるかと思ったんですが、意外とまとまったのが驚きでした。こういう飲みものを考えて作るのも楽しい時間です。
疲れているとき甘酸っぱいものを欲する気がします。好きなものを食べられて、少し元気になりました。
3.いただきものでネギ尽くし
叔父から大量の青ネギが届きました。切っても切っても終わりが見えません。
バターライス弁当。
妹いわく「バターライスと煮物との相性は最高」とのこと。美味しそうで何よりです。
茶色い煮物は大根とマグロの缶詰。母の得意メニューで、頼んだら作ってくれました。
昔はあんかけにしていましたが、どうやらそんなことは覚えていないようです。いろいろ忘れていく母ですが、味は変わらないので私も妹も何も言わず。
自分のお昼はおかゆにしました。
えのきを茹でた出汁で味つけは塩のみ。卵を落として、白身にだけ火を通します。学生時代に友達に教えてもらって以来、卵の火入れはこの方法が気に入っています。
大量の青ネギを消費するべく、ネギだれを作りました。何にかけてもおいしい万能だれです。
白いおかゆって滋味深いです。弁当作りで疲弊した心を癒やしてくれました。
4.なるべく整腸になる弁当を
肉好きの妹には、とりあえず肉さえ買っておけば何とかなると思っています。
しゃぶしゃぶ肉を塩こうじに漬けておくと焼いても硬くなりませんでした。おかずを敷き詰めてしまって見えませんが、ごはんはもち麦入り。
水ようかん付き。大サービスです。
忙しいと腸内環境が乱れがちなので、こうじ水を飲んでいます。飲み終わった後の「こうじかす」を入れた水ようかんを作りました。整腸にピッタリのおやつです。
♢ きゅうりのキューちゃん風
斜め切りにしたきゅうりに塩をふって置いておく。少しだけ水気を絞ったきゅうりを炒める。すし酢、しょうゆ、砂糖で味つけする。
朝作って昼に食べる頃は漬物っぽくなっていました。ポリポリした歯ごたえも美味しいです。
自分のお昼はうどん。200gのゆでうどんを母と半分こにし、小さなもち麦むすびを食べました。
昼食を食べて私は仕事へ行きました。母は体調不良でデイサービスをお休み。少し心配だったので、父に見守りを頼みました。
5.四十九日のレシピ、四十九日のレシピのレシピ
好きな小説と、そのレシピ本。物語に登場する料理はどれも美味しそうで気になっていました。
この本で好きなところは、妻に先立たれた熱田さんが少しずつ家事をマスターしていくところ!!
家で何もしない父に読ませたいと思いながら、こうなってくれたら…と思いながら、無理だなぁ〜と現実に戻ります。
けれど、なんだろう。家族にイラッとしたときに読むと凄くいいんです。
随所に切ない場面があって、この1冊でどれだけ泣けるか分からないくらい。メンタルが落ちているときはもう1ページ目からじわっときて、だいたいのイライラはおさまります。
じんわりほっこりというだけでない、それだけで終わらないんです。清濁併せ呑むといった印象でした。そこがこの小説の魅力のひとつでもあるかもしれません。
そして、「四十九日のレシピのレシピ」。
美味しそうな料理のレシピを担当したのはfoodmoodなかしましほさん。スタイリングや写真も、どことなくレトロでオシャレすぎないところもいいなぁと。
イラストは七字由布さん。乙美さんが残した「暮らしのレシピ」のイメージぴったりでなごみました。
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