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このプロジェクトの本質は「支援」じゃなく「未来の共有」だと思う

風が吹いても吹かなくても飛ぶような小さな会社を経営している。

http://breakroomgk.com/

合同会社BreakRoomは2021年の8月に創業したスタートアップ。信用も資金力もないけれど、言い換えれば夢がある、と言わせてほしい。

大金持ちになりたくないけど会社を作った理由


会社を立ち上げた理由はいくつかあるけど、一番大きな理由は「世の中の生きづらさを解消したい」という欲求を実現するのに、会社や事業という体を取るのが一番分かりやすかったからだ。

僕は世の中の生きづらさを解消したいと思っている。大成したいとか大金持ちになりたいとか、そういう意思は特になくて、そのうち島に隠居して小説を書いて過ごしたいなぁ、なんて考えている人間だ。ビジネスに向いているとはあまり思えない。

生きづらさってなんだ

思うに、生きづらさとは人々の心のなかに生まれるもので、その姿形は十人十色だ。原因も、苦しみ方も、人によって大きく異なる。だから一筋縄ではいかないし、がむしゃらに社会に貢献すれば消えるような単純なものでもないだろう、と思っていた。

ではどうやって、生きづらさを解消するのか、頑張って考えた。

感情という莫大なエネルギーを貸してくれ

僕は頭が良いわけではないし、控えめに言って陰キャだ。友達も多くないし、立派なキャリアも積んでいない。だから、事業という体を取り、資本主義の力を借りる事を思いついた。

実はそんなことを思いついている人はすでに大勢いて、僕はその最後尾に並んだだけなのかもしれない。

とにかく、僕は人々の「お金を稼ぎたい」「楽しく生きたい」「楽をしたい」「自分らしく生きたい」「強くなりたい」という欲求の力を借りると決めた。それらは、人が持つ、何よりも強い「感情」という原動力を備えた、エネルギーの塊だと思ったからだ。

エネルギーの塊にベクトルを与えれば、その力は一つの方向へ進む。それも、強く。何十何百と集まれば、その力は、とても大きな力になる。それこそ、生きづらさを消してしまえるほどに。社会をほんの少し、変えてしまえるほどに。

だから僕は「事業」によって生きづらさを解消すると決めた。みんなが思わず手を挙げたくなるような、みんなが参加できるような事業を作ろう。

そう決めた。

僕らとあなたで見据えたい未来がある

先日、紆余曲折を経て、蜘蛛の糸みたいな一筋の光を見据え、ひとつめのプロジェクトを立ち上げた。

今まさに打ち出している、空き家を活用した「シェアハウス」と「子ども食堂」を併設した居場所を創造する事業。

社名を冠し、「BreakRoom」と名付けた。 
誰かにとっての「お休み処になりたい」という願いと、「世の中の常識や生きづらさが蔓延る空気感を打ち壊す」というダブルミーニングがいい味を出していると思う。

先述したように資金力の乏しい会社なので、円滑に事業をスタートするには、みんなの協力が必要だった。だから、クラウドファンディングにも挑戦している。
(何卒ご支援のほど、よろしくお願い致します…!)

https://camp-fire.jp/projects/view/544425

この事業が見据えているのは、プロジェクト概要でも述べているように「ノウハウの提供」だ。この事業がうまく行ったら、そのノウハウは各地の起業家や空き家オーナー、地方自治体に提供したい。

このモデルを活用して、全国に増える空き家を、生きづらさ解消の拠点として再生させてほしい。理屈だけで言えば、空き家が増えるほど「生きづらさを解消する拠点」が増える。この事業は黒字になる前提だから、ほんの少しかもしれないけれど、事業に取り組んだ人には収益が生まれる

人の「お金を稼ぎたい」「楽しく生きたい」「楽をしたい」「自分らしく生きたい」「強くなりたい」という欲求を、この事業にぶつけてほしい。そうすれば、いつの間にか、社会を取り巻く状況は変わっていくと思うから。

カッコよく言えば「社会への反撃」か

これからますます増えていく空き家。不動産投資市場で「価値がない」と切り捨てられた、たくさんのお家が、これからどんどん、街に増える。あなたの街にも、今よりももっと多くの空き家が生まれる。代わりに、不動産投資的に価値のある新築マンションや駐車場、商業ビルが増えていく。

世界はどうしたって、お金になるものや便利になるものが増えていく。そのおかげで、僕らはタダでYouTubeを眺めたり、家にいながらUber Eatsでご飯を食べたりできる。素晴らしいことだし、もっと便利になって欲しいとも思う。

その一方で、切り捨てられたものを拾い集めて、価値あるものとして再構築し、もう一度市場へ押し戻す作業だって必要なんじゃないか。

僕らが取り組む「BreakRoom」という事業は、そんなアンチテーゼを多分に含んだ、誰もがワクワクするプランを目指している。

きっとこれだけ便利になって、人々が賢くなった世の中じゃ、誰かから何かを搾取するビジネスは時代遅れだと思う。誰もがメリットを得られる方法だけがビジネスとして成立する、そんな時代になってきたように感じる。

この小さなプロジェクトがそんな事業になったらと思うと、どうだろう。ワクワクしません?

僕らが求める未来のすがた

この事業は慈善事業ではない。だからこそ、誰にとってもメリットのあるモデルを目指す。誰もが真似したくなるような、低リスクかつ意義のある事業を目指す。

「人との距離感が掴めないし、一人は楽だけど寂しいな」と悩む若者にとって。

「お父さんもお母さんも帰りが遅いからご飯はいつも一人だな」と我慢する子どもにとって。

「空き家をどうにかしたいけど売れないしなぁ」と悩んでいるオーナーや、自治体にとって。

「起業したいけどリスクの大きな事業は怖いな」と悩む若者にとって。

「利益が出すぎて節税したいけどいい投資先が見つからない」と考えている企業にとって。

そして、「生きづらさを解消したいけど、自分たちの力だけじゃ到底届かないなぁ」と悩む、風が吹かなくても飛ぶような弱小企業にとって。

僕たちは目先の利益じゃなく、未来を求める。

若者が活き活きと暮らす未来。
子どもたちの笑顔が増えた未来。
起業家の夢が叶う未来。
自治体の経済が潤う未来。
空き家の想い出を引き継ぎ、新たな居場所が生まれる未来。
生きづらさに悩む人の寂しい夜が、夜明けを待つ楽しみな時間に変わる未来。

誰にとってもメリットが生まれる、そんな未来を見据えている。

もし、ほんの少しでも興味を持っていただけたら、プロジェクトを覗いてみてほしい。その上で、少しでも共感してもらえたのなら、ぜひ一緒に未来を創ってほしい

このプロジェクトは、僕たちが掲げ、そして、あなたも一緒に進んでいける未来です。今はまだ「そうありたい」と叫ぶことしかできないけれど、それでも。それでもどうかこの声が、読んでくれたあなたに届いていますように。


プロジェクト↓
https://camp-fire.jp/projects/view/544425

会社のURL↓
http://breakroomgk.com/

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