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社会人になる人へ‐社会人3年目の学び①‐

この春、新卒のころから勤めていた会社を辞めます。
なんなら社会人もやめます。どうもおのぼりです。

上京して初めて自分で稼ぎ、やりくりをしてきた私。
生きるって大変だ~働くって大変だ~!いろんなことを思った私ですが、
まぁいろいろ学びもあったわけでして。
自己満&振り返りがてらそれらをまとめられたらなぁと。

そして、これから社会人になる人へ、
少しでも私の学びを共有できたらな~と。
(今日は語り口調で参ります。)

正直、きれいごとは言いません。
やる気、やりがい、「好きなことを仕事に」的なキラキラしたことも言いません。

そういう事を求めて本ページにたどり着いた方がいたら、
今すぐヨガの「ハッピーベイビーのポーズ」をして、心の準備をしておいてください。(なんだそれ)
ハッピーベイビーのポーズ(アーナンダバラーサナ)の効果とやり方を解説(Happy Baby Pose) | ヨガジャーナルオンライン (yogajournal.jp)



1.仕事が好きなことと仕事ができることは違う

・現実を見た新卒1年目


正直、私は今の仕事にあまりやりがいを持っていたとは言えません。
急遽人手が足りなくなった部署への配属。
OJT(実務を通して知識やスキルを身に付ける人材育成方法)で回った部署とは全く異なる部署に配属され、(はて、ではあのOJT期間はいったい何だったのか…と疑問に残ることは置いておいて。)

希望の部署には配属されず、入社半年にして社会の現実を見た気がしました。思い通りにはいかないんだなぁと。
でも、今思い返せばこれはタイミングが悪かったのかもしれないし、適性がなかったのかもしれません。こういう事って人生で全然ありますよね~。

ただ、入社時の私は割とモチベーションも高く、会社にもある程度期待をして入社していたので、どうしても出鼻をくじかれた感が否めなかったです。

(やっぱり期待をすると、その期待を裏切られたときに勝手に落ち込んでしまうので、なんでも期待しすぎは良くないなぁと思います。)

周りの友人はやりがいのある仕事についてキラキラしている(ように見える)し、どうして自分だけ…という思いがあった時期もありました。


・心機一転:定時退社の新卒になれ!

しかし、元々やりがいがなかったからこそ、仕事をできるだけ早く終わらせて、早く帰りたい…!という思いが目覚めました(笑)

せっかく上京したんだ。仕事以外にもやりたいことはたくさんある。
吸収したいことはたくさんある。
そのためにも、やりたくもない仕事に時間を取られたくない。
(会社はみなし残業制なので、残業はすればするほど損なのです。)

そして、私は自他ともに認める面倒くさがり屋。毎回毎回面倒な作業はしたくないし、同じことを何度も人に聞くのも聞かれるのも好きではありません。

・やりがいの無い仕事×天性の面倒くさがり屋=…?

やりがいの無い仕事だからこそ、早く終わらせたい。
面倒くさがりだからこそ、仕組み化して業務を効率化できる。

仕事が好きなことは良いことですが、
仕事が好きだと、仕事に時間をかけることが苦ではなくなってしまう。
→つまり、一つの業務に必要以上に時間をかけてしまう事にもつながりかねない。でもそれって本当に効率的なのでしょうか。

生産性の高い仕事をするには現状に満足せず、常に改善&効率化することが必須です。

私の場合は、
やりがいの無い仕事×天性の面倒くさがり屋=業務の改善と効率化
につながったというわけですね。

常に改善と効率化を意識し、無駄な残業をしない私は、
いつの間にか私は周りから「先生」と呼ばれるようになっていました(笑)

もしかしたらさっさと仕事をして帰る私に対する嫌味だったのかもしれませんけどね(笑)

「自分で自分を楽にするため」、「早く帰宅するため」
その動機はあまり褒められたものではありませんが、
現状に甘んじず常に業務を効率化し、改善する力を身につけられたことはよかったかな~と思います。

2.若者よ、自責思考を身につけよ!

・上司/年上だからといって自分よりも秀でているわけではない


最近よく聞く○○ガチャ。
私の場合、上司ガチャはあまり良くなかったかもしれません。

マネージャーというのは肩書だけで、
・マネジメントなんてもちろんできない
・業務の全体像を把握しきれていない
・引き継ぎ等は全て口頭(マニュアルもないし作ろうともしない)
・本人はメモを取る気もないので、私にいつも何かしら聞いてくる
(基本的に聞けば誰かがすぐに教えてくれると思っている)
・入社何十年も経っているがまともに印刷設定をしてコピーもできない
・ミーティング中に居眠りおじさん

私は今の会社が1社目なので、マネージャーの平均というものが分かりませんが、おそらく「しごでき(仕事ができる)」な上司ではなかったかと思います。

・文句を垂れていても自分の給料が上がるわけではない

ただ、上司ガチャという言葉
自分で使っておいてなんですが、完全に他責思考というか…
全てを環境や運のせいにしている気がして私はあまり好きではありません。

上司がポンコツなことに文句を垂れても状況は変わらないし、
時間は無駄になるし、自分の給料が上がるわけでもない。
非効率&無駄オブザイヤー受賞!ヒュー

だったら自分で問題をあぶりだして徹底的に改善していった方が
絶対に有意義です。

ということで上司ができないことを私が率先して行い、可視化、マニュアル化、仕組化、効率化。時には私が上司に指示をし、業務を把握。
なんてことをやっていたらなんだか仕事がちょっと楽しくなってきたりもしました。(そしてそれがちょっと悔しくもある。)

今思えば、できる上司の元で成長できるのもいいですが、
できない上司の元だからこそ伸ばせた芽もあったのだなぁと思いました。
できる人の元で学べばもちろん成長はできますが、
できない人の元だと頼る人もいないので自分がやれることが増えます。
あと、自分の中にある人を受け入れる許容範囲?みたいなものが広がります。

おかげで今日も人に多くを期待せず、(笑)
自責思考で物事を考えられています。
20代のうちでこれを得られたのは結構大きいかなと。
今では感謝すらしています。

ということで、これから社会人になる皆様。
上司ガチャ・職場ガチャに外れても、絶望せず、自責思考を身に着け、
自分にできることをしていけば自然と仕事も楽しくなります。

(まぁ、そんなことを言う私はもう辞めるんですけどネ)


3.給与に文句を言う前にやれることやってる?


・可哀想な社会人に自分がなってしまっている

同世代のSNSを見ると同僚や先輩、上司の文句を垂れ流している人を何人か見かけます。実は私もそっち側の人間でした。

学生時代は社会人になって会社や上司の悪口を言う人たちを見て
「いやだったら辞めたらいいのに。辞めれないんだったら自分で改善すればいいのに。社会人ってかわいそうだな~」なんて思っていました。

それがふと気づくと自分がその社会人になっている。
過去の自分が「かわいそう」と思っている社会人になっている。
それってとっても格好悪いですよね。

ただ、2でも言ったように自責思考を身に着けてからは、
「環境や人は関係ない。すべては自分次第だ。」と思えるようになりました。

・自分の価値はどれくらい?

これは特に
入社前モチベーションの高い新卒あるあるかもしれないのですが、
自分の価値を大きく見積もりすぎている傾向があると思います。

少し極端ですが、例えば、コピーを取る作業をするとき
それを新人がやるか/社長がやるかでは時間と労力の価値が全く異なります。
社長は会社の方針を決定したり、時には重大な判断をしなくてはいけない。そんな時に社長はコピーを取っている暇なんてありません。
(もちろんコピーを取ることも大事な仕事です。)

新人も社長も24時間という同等の時間を持っているのなら、
その中で一個人が何に時間をかけるのか、は会社の生産性や効率性、
売り上げ等に大きく影響しますよね。

ただ、自分の価値を大きく見積もりすぎている場合、この判断をするのは難しいです。やっぱり自分が活躍したい!と思うのは当たり前のことだし、いわゆる「雑用」を任されると「なんで自分がこんな事しなくちゃいけなんだ!」「自分はもっとできることがあるのに!」と思ってしまうので。

しかし、少なくとも新人の場合は、一番時間的価値が低い(1時間あたりに生み出す生産性は低い)と思うので、
生産性や効率性を考えると積極的に雑用を買って出た方がいいのかなと私は思いました。

ちなみにただのコピー作業でも、文字のフォントや紙の大きさ、その後のアフターフォローなどができる、いわゆる「痒い所に手が届く」工夫ができる人材は業務に関係なく仕事ができる傾向にあると私は思います。


4.業務を理解するには大きく→小さく。目的から考える

・目的から考える

新入社員は特に、覚えることが多いと思います。
マニュアルをとにかく読み込んで、覚えることも大事。

ただし、マニュアルだけを頼ってしまうと、マニュアルにないことには対応できない。臨機応変に物事に対応するには、業務の前後関係や、後続の作業にどのようなことがあるのかなどを理解しておく必要があります。

そのためにも、最初に業務自体の目的をとらえることが大事だと思います。
「この作業は何のために行うのか。」

案外当たり前のように思えますが、忘れてしまいがちです。
例えばコピーを取る際に、その手順を教えてもらって、その手順ばかりを覚えることに集中してしまいがちです。
しかし、大事なのは「何のためにコピーを取るのか」ということですよね。

この目的さえ把握していれば、最終的な成果物にどのようなものが求められるかが分かるので、相手の期待値からぶれの少ない成果物を作成することができます。

・物事のとらえ方は大きく→小さく

目的を把握したうえで、次は作業の流れを「大きく」捉えることをお勧めします。

これは、まぁ細かく作業の流れを覚えようとしても覚えられないというのもそうなんですが、あえて大きく切り分けることで思考の余白を生み出すことができるんです。
思考の余白ができると便利なもので、細かい手順自体を忘れたときにも、別のアプローチの方法を考えることができます。

なので私は、人に作業を教える際にも
まずは業務の目的を伝え、
大きく→小さく教えるようにしています。

さてさて、思ったよりもたくさんの学びがあって自分でもびっくりです。(笑)あらかじめ構成は考えていたくせに、書いているうちに思いついたりとか(笑)

誰に役立つかは別として
こうやって改めて自分の学びをまとめる時間って大事だ~
だって2年いたんだもんな~意外と意識していなくても日常の中に学びってあるもの。それを取りこぼすのってもったいない。

ということで第2弾はまた後日書こうかな!今日はひとまずここまで~
ゆるりとおしまい。ではまた。

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