僕が「磨き人」になるまで ①

「磨き人」って？？？

noteの皆さま、はじめまして。
小名智之（おなともゆき）です。

「磨き人」って何？
って思われた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)

「磨き人」は僕がつけた呼び名です。

自分の心、自分の魂を磨くことで
自分の心と身体が喜び
人生がどんどん明るくなり、加速していく
そんな人生を自分を送っていきたいと思っています。

ご縁があって僕に関わってくださる人たちも
お互いに磨き合いながら

それぞれ自分の人生を光輝かせられたら
素敵だなぁって思うし
そんな仲間を増やしていきたいと思っています。

そんな僕が、なぜ「磨き人」になったのか？
「磨き人」として日本をどうしていきたいと思っているのか？

僕の自分史も含めて
お伝えできたらと思います。

誰にも迷惑を掛けずに、自分一人で生きていく！

僕がそう心に決意したのは
中学２年生の夏でした。

・愛し合ってない両親から家族や親せきに反対されながら生まれた自分
・クラスの男子全員から一斉に石を投げられるほどの虐められっ子
・常に緊張状態で深呼吸ができなくなった小学生時代
・父に殺されかけて裸足で飛び出した中学生時代
・自分が住んでいた家から父の愛人の子どもたちが同じ中学校に通ってくる
・両親の離婚で１ヶ月間おかずが卵しかない極貧生活
・経済的理由で大学進学は絶望的、そして教師になるの夢を諦める

「こんな地獄から早く抜け出したい」

心の中でいつも思いながら、生きてきました。

そして、この地獄から抜け出す方法は
１人でも世の中を生きていける「力」を手に入れることだと
信じてきました。

その「力」を手に入れるために

学生時代は必死に勉強して、バイトして、
社会人になったら必死に働いてきました。

僕がシステムエンジニアの仕事で社会人になった頃は
ちょうどバブルが崩壊する数年前で

働いても働いても、仕事が終わらなくて
５日間連続で徹夜するなんて当たり前でした。

40℃の熱があっても
仕事を休むことなんて許されなくて

勤務中に会社の近所の大学病院に行って
点滴を打ってもらったら
職場に戻って仕事の続きをしていました。

同期の１人は

「３日間だけ札幌の事業所に応援に行ってくれない？」

と言われて行ったまま
３年間帰ってきませんでした。

もちろん毎月200時間近くの残業代は
勤め先の会社はきちんと払ってくれました。

基本給よりも高い残業代がプラスされた給与は
社会人１年目では手に出来ないような金額でした。

でも、使う暇がありませんでした。

徹夜続きの毎日で
疲労とストレスで髪が抜けて
辞めていく同期もたくさんいました。

そんな中で、僕は

・早く稼げる自分になって貧乏生活から脱出したい
・どんな仕事だったら稼げるのか？
・どんな知識とスキルを身につければ良いのか？

自分の人生を豊かにするための「力」を追い求めて
ガムシャラに働く毎日でした。

「小名って切り裂きジャックみたいだね」

地獄のような幼少期を過ごしてきた僕は
呑気に遊んで今を謳歌している同世代の人たちを見ると
いつも馬鹿にしていました。

自分の将来も考えないで
恋や遊びに没頭しているのを見ると

何ともいえない憤りが
自分の中から湧き上がってきていました。

そして、将来も考えないで
短絡的に今の興味だけに没頭するのが
どれだけ愚かなことなのか？を
理屈っぽく説教していました。

そんなある日、僕は同期のある１人から
衝撃的な一言を言われました。

「小名って切り裂きジャックみたいだね」

いつも自分の正しさを押しつけて
いつも自分の価値観に合わないと
ナイフで相手の心をえぐる

小名は確かに凄いし、苦労人だし、努力家だけど
小名が歩いた後には

心をえぐられて傷ついた人たちが
血だらけで倒れている

小名とは、気合を入れて頑張ってる自分じゃないと
一緒にはいられない

素直で楽ちんな自分では
小名とは付き合えないよ。


正直、僕は受け止められませんでした。
でも反論もできず、ただ黙って聞いていました。

すると、僕に伝えてくれていた同期は
急に涙を浮かべて、こう僕に言ったんです。

「このままじゃ、ひとりぼっちになっちゃうよ」

その言葉を聞いたとき
僕の心と頭は混乱しました。

『僕はずっと昔からひとりぼっちだ』

崩壊した家庭で、家族の温もりも知らず
幼稚園や学校では虐められて、誰も助けてくれず

ただただ、この地獄から抜け出すために
誰にも頼らず、誰にも迷惑を掛けず
一人で生きていける「力」をつけるために

必死に歯を食いしばって
そして、僕ひとりで頑張ってきました。

心から信頼できる仲間もいなくて
心の底では誰も信用出来てなくて

信じられるのは、自分の「力」だけでした。

だから、僕はずっと昔からひとりぼっちでした。
今も、ひとりぼっちで生きている感覚でした。

でも、目の前の同期は
僕のことを想って泣きながら

「このままじゃ、ひとりぼっちになっちゃうよ」

と言ってくれてる。

もしかしたら、
ひとりぼっちと思っていたのは
僕だけだったのかもしれない。

こうして、僕のことを想って
温かい愛情を注いでくれようとした人が
本当はいたのかもしれない。

僕はそんな想いや愛情に気付く暇もないまま
「力」だけを追い求めて
突っ走っていたのかもしれない。

だから、仲間に囲まれて「今」を楽しんでいる
同世代の人を見ると

僕の心から湧きだす羨ましい気持ちを
押し殺すように

憤りと嫌悪感でバカにして
自分を正当化しようとしていたのかもしれない。


そう思っていた僕に
その同期は、あるメンタルトレーニングを薦めてくれました。

「きっと小名の生き方が変わると思うよ」

その言葉に背中を押されて
僕はメンタルの世界、心理学の世界に
足を踏み入れたのでした。

全ては自分の無意識が創り出している

メンタルトレーニングで体験するものは
驚きの連続でした。

・なぜ、うまくいく人と、うまくいかない人がいるのか？
・なぜ、自分はひとりぼっちなのか？
・自分の今までの人生は、なぜ苦しいのか？

僕が20年以上抱えていた不安や疑問が
ほぼすべて解決したような気持ちでした。

『私たちの日常の９割は無意識にやっている』

だから、
うまくいってる人は、無意識にうまくいくことをしている
うまくいかない人は、無意識にうまくいかないことをしている

その自分の「無意識」が、どうやって作られてきたのか？
その自分の「無意識」を、どうやって書き換えていけばいいのか？

僕は、没頭するように
心の仕組みやメンタルの世界を学び続けました。

それは、まるで、ずっと探し求めてきた、
地獄から抜け出し、人生の成功を掴むための
「力」が手に入るような感覚でした。

・もっと自分のことを知りたい
・もっと自分の無意識を知って書き換えたい

僕は、数百万円の貯金を全部つぎ込んで
そのメンタルトレーニングの全ての講座を受講しました。

無意識を徹底的に学んだ効果は
早速、仕事の結果にあらわれました。

当時の営業の仕事では
なぜかお客様とすぐに仲良くなって

どんどん受注が増えていって
あっという間に会社の営業成績日本一になりました。

また、トレーニングの卒業生として
アシスタント的な役割で後輩現役生のサポートをさせてもらいながら

その人の人生に関わる喜びと責任の重さを
日々実感しながら、自分自身を磨いていきました。

何十人、何百人、何千人と関わっていくうちに
いつしか僕は、人の無意識がなんとなく分かるようになってきました。

その人自身が気付いてない
無意識な考え、口癖、行動パターンなどが分かるようになって
僕は、まるである種の超能力のような力を手に入れた気分でした。

その人が自分自身の無意識に気付くことができれば
どんどん人との関わり方が変化していき、
自分の思い込みが変化していき、日常が変化していく。

自分が関わった人の人生が変化していって
その人が求めていたものにより良くなっていくのは
何にも代えがたい喜びでした。

僕が地獄の人生から抜け出したかったように
目の前の人も、今までの人生から抜け出したがっている

そのお手伝いをさせてもらいながら
その人が求めていた生き方や人生になっていく

こんな素晴らしいことはないと思いました。

そして、思い出したのです！
中学２年で諦めた、僕の夢のことを。。。

僕は学校の教師になるのが夢でした。

でも、なぜ教師なのか？
教師の仕事を通じて何をしたがっていたのか？

中学生の当時の自分には
全く分かっていませんでした。

とにかく教師の仕事に強く憧れていただけでした。

でも、それは
「人が輝くお手伝いがしたい」という僕の心の衝動が、
教師に対する強い憧れに繋がっていたのでした。

「人を輝かせる仕事」は
中学生の僕の環境には教師しか無かったからです。

でも、「人を輝かせる仕事」は教師以外でもある！

このメンタルトレーニングも
無意識の気付きと書き換えによって
人を輝かせることができている！

そうだ！今からでも遅くない
僕は「人を輝かせる仕事」をしよう！

僕は「人の心を育てる」仕事で生きていこうと決意したのです。
26歳の夏でした。

僕が「磨き人」になるまで ②
『メンタルトレーニングの闇』へ　つづく...

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