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漢方ってこんなにすごい

こんにちは! 研究職のTRです。
今回のブログは、薬剤師でもある私から「漢方薬」についての紹介です!

突然ですが皆さんは、漢方薬にどのようなイメージをお持ちでしょうか? こう聞くと、だいたい共通した返事があります。
安全、じわじわ効く…
苦い、古めかしい…
このブログをご覧になっているのは、「〇〇を使ったことがある」「家族が使ってた」という人も多いかもしれませんね。 (もちろん、知らなくても選考には全く関わりませんよ!)
プラスのイメージも、マイナスのイメージも人それぞれ。 ですが私個人として漢方薬は、とても可能性を秘めている薬だと感じています。

たとえば「葛根湯」はご存知でしょうか。 かぜっぽくて寒気がしたり、節々が痛んだりしたときに飲むと、多くの人に効果てきめんの漢方薬です。 一方で「かぜの特効薬」って未だに無いですよね。 解熱させ、咳を止め…と、様々な効果をミックスした"総合かぜ薬”、 原因となった菌をやっつける"抗生物質”などありますが、 根本の「かぜ」自体は、徐々に完治を目指すしかないようです。
そういうところに漢方の出番!
漢方医学の考え方は、人が本来持っている「治すチカラ」を意識します。 からだ全体の状態を診て適した漢方薬を使用すれば、効き目を示すようになっています。
風邪というだけでも、葛根湯、麻黄湯、柴胡桂枝湯、小青竜湯…と、候補となる漢方薬は多数あり、 適切な薬を選ぶことができれば、それこそ副作用のリスクも、体力を落とす心配もほとんどなく病気を治せてしまう。
これが漢方のすごいところです。
だから一つ課題となるのは「どうやって、その人にとってベストな薬が届けられるか」。 特にOTC医薬品の場合、選ぶのは主に一般消費者の方々。 現状、漢方にはわかりにくさがあるのも重々承知しています。 唯一の答えがないので、現場の医師・薬剤師の経験に依存している面があるのも否めません。

それでも我々メーカーの一番の役割とは「よい漢方薬を提供し続けること」だと感じています。大峰堂では漢方薬が飲みやすくなるように剤形を工夫したり、安定した生産が続くような研究や品質管理をしたり… よい漢方薬を世の中に提供し続けるべく、変化する世のニーズに合わせ、未来志向で日々業務に取り組んでいます。

より多くの人への普及に寄与することで、今後も漢方業界を発展させていきます!


前回の「漢方の仕事の面白さ」をテーマとした記事もチェックしてみてね!


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